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不動産業界でのSNS活用方法!|SNSごとの特徴や成功のためのポイントを解説!

約8割の人がSNSを利用する現代では、SNSは単なるコミュニケーションツールとしての役割だけでなく、マーケティング手段としても注目を集めています。この傾向は不動産業界も例外ではなく、コロナ禍の対面での営業が困難な時期をきっかけに多くの不動産会社がSNSの活用に乗り出しました。本記事ではそんな不動産業界でのSNS活用法について、SNSごとの特徴や集客のためのポイントを解説します。
SNS活用のメリット・デメリット
先ほど述べたように、SNSを活用することで大幅な宣伝効果が期待できます。しかし、その一方で効率的にSNSを活用するために注意したいポイントも存在します。ここでは、そんな不動産業におけるSNS活用のメリット、デメリットについてご紹介します。
◯不動産業におけるSNS活用のメリット
・無料で利用することができる
多くのSNSは無料で利用することが可能であり、企業としてもユーザーとしても利用のハードルが低いことが特徴です。SNSを適切に活用し、フォロワーや投稿に対する反応を安定して獲得できれば、費用をかけて広告を出稿するよりも大きな効果を期待することもできます。
・ビジュアル面での訴求と相性が良い
InstagramやTikTokなどの高い利用率を誇るSNSでは画像や動画がメインの投稿内容となっており、不動産業にとって重要なビジュアル面でのアピールとの相性が良いです。また、オシャレな投稿は注目を集め拡散されやすいため、特に外観や内装が売りの不動産をアピールしたい際にはもってこいの媒体であると言えるでしょう。
・潜在的なターゲットにアプローチすることができる
通常のWebサイトではユーザーにサイトを訪れてもらうというアクションを起こしてもらわないと情報を提供することができません。一方、SNSは高い拡散力を持っているため、普段は不動産にあまり興味を持っていない層にも情報を提供し、積極的にアプローチすることが可能になります。
・競合との差別化や分析を行うことができる
SNSを活用するメリットは自社のアピールになる点だけではなく、競合他社の分析を行うことができる点にもあります。他社のアカウントから情報を収集することで、業界のトレンドや強み、戦略を分析し、差別化を測ることができます。
◯デメリット
・ネガティブな情報拡散の可能性
SNSを利用する上で避けられないのは炎上のリスクです。SNSの特徴である情報拡散力はポジティブな情報よりもむしろネガティブな情報に対してより強く発揮されることが多いです。特に、個人情報を扱うことも多い不動産業では、適切な情報発信を行い、ユーザーからの信頼を築くことが重要です。
・SNS運用のための時間と労力が必要になる
SNSを用いて高い宣伝効果を期待するためには、フォロワーと反応を安定して獲得することが必要であり、そのためには質の高い投稿を定期的に提供することが重要です。トレンドやユーザーからの反応に素早く反応するためには、時間と労力のリソースがある程度必要になってしまう点にも注意が必要です。
・効果測定の難しさ
SNSでは無料で利用できるというメリットがある一方、無料のアカウントは宣伝手段としての活用が想定されていないため、閲覧数や反応数などを把握することができず、SNS活用の効果を測定することが難しいというデメリットもあります。
SNSごとの特徴
一口にSNSと言っても、メインユーザー層や得意な発信方法などその特徴はさまざまです。各SNSの特徴を理解し、課題や状況に応じて使い分けることが効果的な活用のために必要不可欠です。ここでは、代表的なSNSの特徴を紹介します。
引用元:スタイリー不動産
Instagramは写真・動画に特化しており、視覚的に訴えることが得意なSNSです。1つの投稿につき、通常10枚まで写真を掲載することができるため、部屋の様子を隅々まで分かりやすく伝えることができます。ユーザー層としては10代・20代の女性が多くなっているため、“映え”を意識したオシャレな投稿が人気です。また、ストーリーズやリールといった短い動画を使えば、部屋の雰囲気やインテリアの魅力をより動的に伝えることも可能です。さらに、Instagramではハッシュタグを活用することで、ターゲット層に効率的にリーチできるのも特徴です。たとえば「#インテリア好き」「#模様替え」など、関心を引きそうなキーワードを設定することで、フォロワー獲得に繋がることが期待されます。
・X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は文章がメインのリアルタイム性を生かしたSNSです。「いいね」や「リポスト」によってポストが拡散されやすく、素早い反応を期待することができます。ユーザー層としては男女差があまりなく、20代が多い点が特徴です。また、その高い拡散力からフォロワー数が少ないアカウントでも、1度バズる(投稿が短期間で急激に拡散され注目を集めること)と急激にフォロワーが増加することもあります。不動産の紹介だけでなく、不動産を選ぶ際に気をつけたいポイントなどのお役立ち情報の提供やプレゼントキャンペーンなどを行うことで、興味を持ってもらえたり拡散を促すことができます。
・YouTube
YouTubeは動画がメインの長尺で詳細なコンテンツ配信が得意なSNSです。アップロード可能な動画の長さは最大12時間と他のSNSよりも1投稿で多くの情報を伝えることができる点が特徴です。音声や映像がメインとなっているので画像や文章よりもより分かりやすく、具体的なイメージを持ってもらうことができます。ユーザー層としては男女ともに各年代で他のSNSよりも利用率が高く、幅広い層にアプローチできるのも大きな魅力です。また、広告やスポンサーシップによる収益化の仕組みも存在するため、情報発信源としてだけでなく、収入源にすることも可能です。
・TikTok
引用元:Simple NAIKEN(シンプルナイケン)不動産
TikTokは数十秒の短い動画に特化した手軽さが魅力のSNSです。ユーザーの滞在時間が長く人気の投稿は多くのユーザーに表示されるので、高い集客力を持ちます。ユーザー層としては10代女性の利用者が最も多く、反対に30代以上では利用者が少ない点が特徴です。他のSNSとは異なり、アルゴリズムで動画が拡散されるため、普段は不動産に興味を持たない層にもアプローチできる可能性があります。
不動産業でSNSを活用する際のポイント
ここまで紹介してきたように、顧客との関係構築や集客において非常に有効なツールです。しかし、効果的に活用するためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。以下では、不動産業でSNSを活用する際に注目すべき具体的なポイントをご紹介します。
・ターゲットに合わせたSNSの使い分け
SNSごとの特徴紹介の際にも触れましたが、SNSごとにユーザー層やアプローチ方法が大きく異なっています。自社がターゲットとしたい層に合わせたSNS選びや投稿を行うことで、より大きな反響を期待することができます。
・投稿に統一感を持たせる
投稿の配色やデザインに統一感を持たせることで、ユーザーにブランドイメージを持ってもらいやすく、自社の認知度アップが期待できます。さらに、統一感を持たせた投稿を行うことでオシャレさやセンスをアピールすることができるため、特に“映え”が需要なInstagramなどを活用する際には抑えておきたいポイントです。
・地域密着型の情報発信
不動産業でのアピールにおいては物件の所在地も重要な情報になります。ユーザーが必要とする地域以外の情報を提供しても興味を持ってもらうことはできません。そこで、地域ごとのアカウントを作成し、ユーザーが探している情報を見やすくまとめたり、タグ付や位置情報を活用することで、その地域と関わりを持つものの、不動産への関心が低い層にもアプローチを行うことが可能になります。
まとめ|不動産業のSNS活用ならドコドア
今回は、不動産業におけるSNS活用のメリットとデメリットについて解説しました。SNSは現代における強力なマーケティングツールであり、多くの人々にリーチすることができます。SNSを活用し集客効果を最大限に引き出すためには、ご紹介したような各SNSの特徴やメリット・デメリットを正確に認識し、適切な戦略を立てることが重要です。
ドコドアでは豊富な実績に基づいた包括的なサポートで、こうした企業のSNSマーケティングを支援します。SNSを活用した不動産業のマーケティングをお考えの際は、ぜひお気軽にドコドアにご相談ください。
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