歯科医院・歯科クリニックのホームページ制作|参考デザイン事例10選!

歯科医院・歯科クリニックのホームページ制作・リニューアルを検討している方は、制作会社に依頼する前に「どんなホームページにしたいか」をイメージしておくことが大切です。
こちらの記事では、これまでに歯科医院・歯科クリニックを含め1,600社以上のホームページ制作・コンサルティングを手掛けてきた「ドコドア」のノウハウをもとに、ユーザー視点で魅力を感じる歯科医院・歯科クリニックのホームページを厳選。デザインやコンテンツ構成のポイントについても解説します。
目次
歯科医院・歯科クリニックのホームページで成果を上げるために必要なコンテンツ
はじめに、歯科医院・歯科クリニックのホームページに必要なコンテンツを解説します。ホームページはただあればいいというわけではなく、患者さんのニーズに応える構成になっていなくてはいけません。歯科医院・歯科クリニックの強みを伝え、効果的なホームページにするために次のようなコンテンツを取り入れましょう。
情報が整理されたトップページ
歯科医院・歯科クリニックの第一印象になるトップページは、非常に重要な役割を担っています。まずは、歯科医院・歯科クリニックの雰囲気が伝わるメインビジュアルを選定し、掲載している情報をわかりやすく整理することを意識しましょう。
歯科医院・歯科クリニックのホームページを見ているユーザーの中には緊急性が高い(=突然のトラブルで今から診療してもらえる歯科医を探している)場合もあります。そうした場合には、メインビジュアルに受付時間や電話番号といった問い合わせに必要な情報、また、貴院へのアクセス、貴院の住所など地理的情報をわかりやすく記載すること、でユーザーのニーズを満たすことができます。
歯科医院・歯科クリニックの概要
貴院の専門分野が小児歯科なのか、一般歯科なのか、はたまた、矯正歯科なのかなどの情報をわかりやすく掲載することで、患者さんとのミスマッチを防ぐことができます。患者さんとのミスマッチを防ぐことによって、適切な診療の提供や患者さんの高い満足度に繋げることができます。
また、在籍している歯科医によって受付時間や診療時間が異なる場合は、それぞれ整理をして記載するようにしましょう。閲覧者にとって親切で、貴院に対する好印象につながります。
医師・スタッフ紹介
患者さんは自分の悩みを親身に聞いてくれる歯科医を探しています。歯科医院・歯科クリニックは気軽に足を運ぶ場所ではなく、口コミなどによる比較がしにくいため「どんな先生なんだろう…」「自分と先生の相性が悪かったらどうしよう…」と不安を感じる方も少なくないでしょう。また、悩みの中にはデリケートな内容も含まれるため、信頼感を訴求することも必要です。
ホームページの中で在籍歯科医やスタッフの顔や経歴、大切にしている想いを知ることができれば、患者さんは不安を軽減することができるでしょう。
施設・設備紹介
治療に使用する設備や、託児所の有無などについても掲載することで、他の歯科医院や歯科クリニックとの違いをアピールし、新規患者の獲得につなげることができます。
患者満足度の向上は、収益面でのメリットだけでなく、院長の想いを患者さんに広げることにもつながり、良いことづくしです。
予約フォーム
24時間365日受け付け可能な予約フォームを設置することで、電話が通じない時間帯に予約したい場合にも対応できます。歯科受診の検討が開院時間外に行われても、予約をすることができれば、予約漏れを防ぐことができます。わかりやすい導線を設置することで、よりユーザーの利便性がアップするでしょう。
また、患者さんだけではなく、予約に伴う電話対応の負担も減ることから、歯科医院・歯科クリニック内のスタッフの負担軽減にもつながります。
歯科医院・歯科クリニックのホームページ参考事例10選
さっそく歯科医院・歯科クリニックのホームページの中からおすすめの10サイトをご紹介します。
三川矯正歯科
引用元:三川矯正歯科
歯科医師の資格を取得後、保育士の資格を取得したという珍しい経歴を持つ先生が開院した三川矯正歯科。
同院のホームページはなんといっても、コンテンツが充実しています。まずは「喜びの笑顔ギャラリー」です。実際に治療を受けた元患者さんたちの笑顔の写真を掲載しています。治療後の自分の姿と重ねて、良いイメージがどんどん湧いてくるようなコンテンツです。
また、「しょう先生のブログ」のコンテンツも充実しており、多くの記事からは、院長の人柄が伝わり、来院者に身構えさせることなく、診察を受けてもらうことを可能にしています。
天神南矯正診療歯科
引用元:天神南矯正診療歯科
天神南矯正診療歯科は患者の希望や様子をしっかりとヒアリングすることを大切に、大きな耳のウサギをモチーフキャラクターにしています。
医院スタッフが全員女性であることを印象付けるように、ホームページでは赤色をメインに採用。院長の女性を応援したい気持ちがカラーリングに反映されています。
「スタッフ紹介」のコンテンツでは、院長や託児スタッフが紹介され、歯を任せる相手、こどもを任せる相手を事前に知ることができ、安心して通院することができます。
はまだ歯科・小児歯科クリニック
引用元:はまだ歯科・小児歯科クリニック
「悪くなってからではなく、悪くならないように行く」を掲げ、口腔内の健康、予防歯科を大切に診療を提供する、はまだ歯科・小児歯科クリニックです。
木造の内装に加え、木々や木漏れ日が印象的な「当院について」のページ。ホームページデザインだけでなく、利用している写真とデザインの両輪から、演出したい雰囲気をつくりだしています。
木々をイメージした、茶色や緑色などのカラーリングは、多くの人がもつ歯医者への嫌悪感や恐怖心を和らげる働きを持ち、通院の心理的ハードルを下げることができています。
こどもさんかく歯科
引用元:こどもさんかく歯科
こどもさんかく歯科は、「こどものために作られた歯科医院」を掲げています。大人の歯科医療は患者と医師の1対1の関係性であることが大半ですが、こどもの歯科医療は患者と保護者、医師の三者の関わりで成り立っていることが、名前の由来になっているようです。
ホームページでは、三角形をモチーフにしたポップで可愛らしいキャラクターを全面に出した、親しみやすさを意識したデザインが採用されています。
こどもに特化した歯科医院であることから、こどもと一緒にホームページを閲覧しても、こどもと楽しくなれるようなデザインが意識されています。親しみやすさに傾倒しすぎることなく、必要な情報へのアクセスも確保。実用性にも軸足を置き、バランスの良いホームページになっています。
おかもと歯科医院
引用元:おかもと歯科医院
歯科治療を一つのリハビリテーションとして捉え、従前の充実した食生活や笑顔の毎日を取り戻してもらうことを目標としています。地域密着型医療で、地域のシンボルとしての役割を果たし続けています。
ホームページ内で特にインパクトがある、口腔をイメージしたメインビジュアル。「うふふっ」「はははっ」「わははっ」という特徴的なキャッチコピーも相まって閲覧者の印象に残りやすいメインビジュアルになっています。
暖かで、やさしい印象を与えるピンクをアクセントとして配色。歯茎のイメージにもつながるピンク色は、暖かさを伝えようとする歯科医院のホームページで、特に親和性の高いカラーなのではないでしょうか。
しんみ歯科高田馬場
引用元:しんみ歯科高田馬場
歯のことから、口腔内のすべてのトラブルへの診療を目指しているしんみ歯科高田馬場。マイナスイメージの強い歯科医療に対するイメージ改善をミッションとして掲げています。
背景デザインだけでなく、トップバーにも動きを持たせることで見ていて飽きない、遊び心あるホームページになっています。
ホームページは背景を黒色にしている点やアクセントに金色を配色し、高級感あるカラーリングが意識されています。歯科医院などでは信頼感や清潔感をアピールするために白色をベースカラーとしているホームページが多く見られますが、こちらは黒色をベースカラーとしており印象的なホームページです。
DELTA CLINIC
引用元:DELTA CLINIC
DELTA CLINICは本質的な歯科医療を通してココロとカラダに笑顔をつくることを目的に掲げています。歯科医療を「感動体験」にするために、診察室をはじめとした院内環境にもこだわっている歯科医院です。
ランディングページをスクロールしていくと近未来的な診察室や自然を意識した診察室などの特徴的な写真が目を引きます。他院には見られない特徴的なデザインで、閲覧者にインパクトを与えること間違いなしです。
診療内容紹介のページでは、文字だけでの説明ではなく、治療内容を端的に示したデザインと共に掲載。これにより閲覧者にとって直感的にわかりやすい紹介となっています。
六本松MI歯科
引用元:六本松MI歯科
今ある歯にできるだけ干渉しない治療法であるMI(ミニマルインターベーション)をコンセプトにしている六本松MI歯科。医院での治療のみならず、普段の食生活からの治療を提供する歯科医院です。
ホームページは白色を背景に、濃い青色を文字に使用。文字体も細身の明朝体を使用することで、洗練された印象を与えます。ホームページデザインからも治療に対する真摯さや質の高さを感じることができます。
トップページでは、文章と写真を互い違いにレイアウトすることで、どちらにも目線がいき、コンテンツの見逃しを予防するデザインになっています。各種コンテンツでは、画面左を文章、画面右を写真に統一することでトップページとの違いをつくり、メリハリあるデザインです。
武蔵新城駅前歯科
引用元:武蔵新城駅前歯科
矯正器具に頼らない、自然な本来の形での矯正であるマイオブレイス矯正を特徴としている武蔵新城駅前歯科。子供時代の矯正は顔立ちにも良い影響を与えるとし、積極的な矯正を訴えます。
ホームページ内では、どのコンテンツを閲覧していても、常に画面右端に「アクセス情報」や「診察時間」を表示。歯科医院のホームページとして、必要な情報へ良好なアクセスを確保している点は真似したい点です。
また、同院がこどもたちへの歯科医療を大切にしていることから、こどもたちの写真が多く掲載されています。両親がこどもと通院する際のイメージを抱きやすいデザインです。
四季こども歯科
引用元:四季こども歯科
愛媛県で小児に特化した診療を提供している四季こども歯科。歯のメインテナンスを通して予防型医療を提供、予防型医療の重要性を発信しています。
歯科医院として清潔感を演出する白色をベースとするカラーリングに加え、明るく爽やかな印象を与える水色を多く使用することで、歯医者にマイナスイメージを持たせないような工夫もされています。
ホームページが自院の最大のアピールの場になりつつあることを意識した、充実したコンテンツの数々からは、院長やスタッフの歯科に対する想いや真摯な姿勢を知ることができ、信頼感につながる要素となっています。
歯科医院・歯科クリニックのホームページ制作で押さえるべき3つのポイント
ここまで、参考にしたい歯科医院・歯科クリニックのホームページ事例をポイントと共にお届けしてきました。ここからは、実際にホームページを作る上で、大切にしたいポイントを説明します。
押さえるべきポイントは下記3つです。
- ターゲット設定・分析をしっかり行う
- ユーザーの利便性・体験を大切に
- コツコツ運用してファンを作る
ターゲット設定・分析をしっかり行う
ひと口に「歯科医院・歯科クリニックのホームページ」といっても、ターゲットが大人の患者さんなのか、こどもの患者さんなのかに加え、一度も来院したことのない人に向けるページなのか、すでに通院されている患者さんに向けたページなのかによって、適した表現方法やコンテンツ内容は変わってきます。
貴院を訪れる患者さんを、年齢・性別・患者さんが必要としている施術といった要素から分析し、ターゲットに寄り添ったホームページ制作を行いましょう。
ユーザーの利便性・体験を大切に
歯科医院・歯科クリニックのホームページを訪れる人は、歯のトラブルや口腔内のトラブルで悩んでいたり、信頼できる歯科医を探していることが考えられます。実際に来院してもらうためには、貴院の強みや他のクリニックとの違いなど、検討材料となる情報を掲載し、信頼してもらうことが大切です。
また、必要な情報へのアクセス確保、スムーズな動きといったページとしての動きやすさなど、ユーザー体験(=UX /ユーザーエクスペリエンス)への配慮をはじめ、診療実績や、院長のブログなどのコンテンツを充実させ、ユーザーの「知りたい」に応えられるコンテンツ作りを大切にしましょう。
コツコツ運用してファンを作る
ホームページは制作してからの運用・改善が不可欠です。閲覧者の行動を分析して、よく利用されているページへの導線をトップに設置したり、診療に関するお役立ち情報をコラム形式で定期的に投稿することや、お知らせをこまめに更新したりすることで、「ホームページを見るたびに更新されている」ようなホームページを目指し、ユーザーとの関係性を深めていきましょう。
まとめ|歯科医院・歯科クリニックのホームページ制作会社に迷ったら
歯科医院・歯科クリニックにとってホームページは、認知度向上やブランド力向上、予約窓口としての働きなど、効果的な働きを担うようになっています。
来院する方のニーズや悩みにあったホームページを作ることで、貴院の魅力が閲覧者に伝わりやすくなります。
しかし、ホームページ開設の目的を達成し、成果をあげるためにはユーザーを理解した設計と正しい分析・運用が不可欠です。そのため、ホームページの制作を依頼する場合は、Webマーケティングに精通している会社をパートナーに選びましょう。
ドコドアは、これまでに歯科医院・歯科クリニックを含む1,600社以上のホームページ制作及びマーケティング支援してきました。その経験から得たWebマーケティングの知識やSEO対策のノウハウを活用して、各医院・クリニックに合わせた提案をいたします。
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ドコドア 編集部
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