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今さら聞けない!大学生のための生成AI講座①ChatGPTって何?怖い?大学生でも安心して使える方法を解説

「ChatGPTって最近よく聞くけど、実際何なの?なんだか怖そう…」
「AIが人間の仕事を奪うとか、データが漏れるって本当?」
「大学生も使った方がいいって言われるけど、本当に安心して使えるの?」

そう感じている大学生や新社会人のあなた、その不安は正しいかもしれません。

ChatGPTは、確かに強力なAIツールですが、実はその便利さの裏側に、「思わぬ落とし穴」や「情報漏洩のリスク」、さらには「AI特有の嘘(ハルシネーション)」が潜んでいることをご存知でしょうか。

知らずに使うと、思わぬ誤解やトラブルにつながる可能性もあります。だからこそ、ChatGPTを正しく理解し、安全に活用する方法を知っておく必要があるのです。

今回は「今さら聞けない」ChatGPTの本当の姿と、大学生が安心して使える方法について徹底解説します。この記事を読むことで、あなたの「不安」や「疑問」をすっきり解消し、安全にAIを活用する第一歩を踏み出しましょう。

ChatGPT公式:https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/

ChatGPTとは?

ChatGPT(チャットGPT)とは、米国のOpenAI社が開発した対話型のAI(人工知能)サービスです。ユーザーが入力した質問や指示に対し、人間のような自然な会話形式で応答するツールとして人気を集めています。たとえば2025年2月20日、米OpenAIは自社の生成AI「ChatGPT」の週間アクティブユーザー数が4億人を超えたと発表、大学生を含む幅広い層に利用されています。公開当初から文章の作成や要約、翻訳、相談などに利用され、ビジネスや学習の現場でも注目されています。

仕組みはLLM(大規模言語モデル)

ChatGPTはLLM(Large Language Model=大規模言語モデル)を基盤としています。LLMとは膨大な量のテキストデータを学習して言語パターンを習得し、そこから自然な文章を生成する技術です。ChatGPTはインターネット上の膨大な文章・画像・音声・動画などを学習し、入力された質問や指示に応じて最適な応答を生成するよう設計されています。具体的には、学習時に文章中の単語の出現パターンや文脈をモデルが学習し、文章生成時には次に来る単語を予測することで回答を組み立てます。さらに、ChatGPTは人間によるフィードバック(RLHF:強化学習を使った学習)も取り入れ、対話品質の向上やユーザーの意図に沿った応答ができるよう改良されています。

仕組みの例(具体例)

例えば、ChatGPTに以下のようなプロンプトを入力したとします。

子供の好きな食べ物は?

回答では

子供の好きな食べ物は(   )

この(   )に当てはまる言葉を予測する際、LLMはこれまでの文脈全体をもとに、膨大な学習データから次に来るトークン(文字列の断片)の確率分布を計算します。

例えば、以下のような候補が挙がったとします。

候補 確率
カレーライス 95%
ほうれん草のおひたし 50%
水道 1%
会社 6%
2025年 4%
掃除 2%

この中から、確率が最も高い語を選ぶこともあれば、確率に基づいてランダムに選ぶこともあります(これにより自然で多様な文章が生成されます)。

よって最も確率が高い「カレーライス」を選ぶことになります。

このような予測をトークンごとに何度も繰り返すことで、自然で文脈に沿った文章が生成されます。

※本記事では、仕組みをできるだけ簡潔に説明するため、実際の処理とは一部異なる点があります。厳密には、単語ではなく「トークン」単位で予測が行われたり、確率に応じたランダム選択(サンプリング)が用いられるなど、より複雑な処理が行われています。

何を生成できるのか?

ChatGPTは主に文章生成に優れています。日常会話だけでなく、レポートやメールの下書き、論文の要約、翻訳、アイデア出しなど、幅広い文章タスクをこなせます。ビジネス向けレポート作成や勉強用の要約、創作活動のアイデア出しにも利用できます。

さらにChatGPT PlusではGPT-4.1というコーディング特化モデルが使え、プログラミングの手助け(コード生成やバグ修正の提案など)にも活用可能です。最近では画像生成機能も統合され、テキストから高品質な画像を作成する「4o Image Generatio」を利用できます。実際、無料プランでも1日5回程度で画像生成が可能になっており、プレゼン資料用のイラストやイメージ作成にも使えます。

できること一覧

  • 文章の作成
  • コードの生成
  • 翻訳
  • 情報検索
  • 画像生成
  • マーケティング支援
  • デザイン案の提案
  • 教材作成
  • データ分析
  • カスタマーサポート など

料金プランと月額費用の比較表

プラン 月額料金(USD)* 支払い形態 主な補足
Free 0 USD 月払いのみ いつでも無料で利用可
Plus 20 USD 月払いのみ GPT-4.5プレビュー・音声/画像生成など拡張機能付き
Pro 200 USD 月払いのみ すべてのモデルを実質無制限で利用、Sora動画生成・Operator/Codex研究プレビューを含む
Team 25 USD/人(年払い)30 USD/人(月払い) 年払いまたは月払い GPT-4o無制限・SAML SSO・MFA付き専用ワークスペース
Enterprise 個別見積(要問い合わせ) 年払い(契約に応じカスタム) SCIM・ドメイン管理・データ地域指定・24/7サポートなど最上位機能

* 日本円換算の目安:1 USD ≈ 155 円 → Plus 約3,100 円、Pro 約31,000 円、Team 約3,900 円(年払い)/約4,650 円(月払い)。為替変動で変わるため、購入時に最新レートをご確認ください。

個人利用では通常、無料版かPlusが選択肢となります。なお企業向けにはチーム版・エンタープライズ版(例:1ユーザー月額30ドル~)などがありますが、大学生・個人の利用ではまず無料/Plusプランから始めることが多いでしょう。

プラン別使用できるモデル一覧

モデル Free Plus Pro Team Enterprise
GPT-4o 一部利用可 ※低頻度でのみ呼び出し可 Freeの5倍まで利用可 実質無制限* 実質無制限* 実質無制限*
GPT-4.1 mini 無制限 無制限 無制限* 無制限* 無制限*
GPT-4.1 利用不可 Freeの5倍まで利用可 実質無制限* 標準上限 契約に応じて柔軟設定**
GPT-4.5(リサーチプレビュー) 利用不可 利用可 利用可 利用可 利用可
OpenAI o3 利用不可 標準上限 実質無制限* 標準上限 契約に応じて柔軟設定**
OpenAI o4-mini 一部利用可 標準上限 実質無制限* 標準上限 契約に応じて柔軟設定**
OpenAI o4-mini-high 利用不可 標準上限 実質無制限* 標準上限 契約に応じて柔軟設定**
OpenAI o1 pro mode 利用不可 利用不可 利用可 利用不可 契約に応じて柔軟設定**

* 無制限 は「乱用防止ガードレール」下で無制限利用が可能であることを示します。
** 契約に応じて柔軟設定はエンタープライズ契約内容に応じて柔軟な上限が設定されることを示します。

ChatGPTが嘘をつく?ハルシネーションとは

ChatGPTは非常に自然な文章を生成しますが、必ずしも出力が事実とは限りません。ハルシネーション(幻覚)と呼ばれる現象で、根拠のない誤った情報をあたかも正しいかのように返答してしまうことがあります。実際OpenAIも公式FAQで「出力が不正確または虚偽である場合がある」と明言しており、特に専門的な事柄や最新のデータを問う場合には注意が必要です。そのため、ChatGPTから得た情報はあくまで参考程度とし、重要な事実確認は信頼できる資料や専門家に当たるなど自力で裏付けを取るよう心がけましょう。

情報漏洩のリスクと対策

ChatGPTはクラウドサービスであるため、入力した情報はOpenAI側で処理・保存されます。OpenAIはユーザーの会話をシステム改善のために使用する場合があり、利用規約上では「チャット内容をモデル学習に使用する可能性」が示されています。また、会話内容はポリシー遵守のために審査される場合があります。したがって、個人情報やパスワード、機密情報などは入力しないよう強く推奨されます。安全な利用法としては、例示的に質問を作る、重要データはあらかじめ伏せてから尋ねる、機密情報は含めないなどの対策を行いましょう。なお、企業向けの有料プランでは「学習に使用しない設定」がデフォルトとなり、データ保護が強化されています。

FAQ(よくある質問)

  • Q: ChatGPTは本当に無料で使えますか?
    A: はい、基本機能は無料で利用できます。ただし、より高性能なモデルや機能を使いたい場合は、有料プラン(ChatGPT Plus)への加入が必要です。

  • Q: ChatGPTは日本語でも使えますか?
    A: はい、日本語での入出力に対応しています。

  • Q: ChatGPTに個人情報を入力しても大丈夫?
    A: 重要な個人情報や企業秘密は入力しないほうが安全です。

  • Q: ChatGPTが「嘘」をつくって聞いたけど、本当?
    A: はい、ChatGPTはハルシネーションにより誤った情報を返すことがあります。

まとめ|生成AIプロダクト・生成AI導入はドコドアまで

今回は「ChatGPTとは何か?」という基本的な疑問から、AI特有の嘘(ハルシネーション)や情報漏洩のリスク、そして安全に利用するための方法まで詳しく解説しました。

AIは決して「怖い存在」ではありませんが、正しい知識と注意を持って使うことが重要です。使い方を理解しておけば、大学の課題作成、勉強の効率化、就活準備など、あなたの大学生活や新社会人生活を大きく支えてくれる心強い味方となります。

しかし、知識だけではAIの真価を実感できません。まずは実際にChatGPTに触れて、自分の手でその便利さや可能性を体感してみましょう。使ってみれば、きっと新しい発見や驚きが待っています。

ChatGPT公式:https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/

ここまでいかがだったでしょうか?

私たちドコドアでは、Webサイト制作だけでなく、生成AIを活用したコンテンツ制作・生成AIの導入支援にも取り組んでいます。
これまで全国1,600社以上の企業様のデジタル施策を支援してきた実績と、最新技術へのキャッチアップ力を活かし、御社のビジネス課題に合わせたAI・Web戦略をご提案いたします。

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