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【2025年】Webデザインの最新トレンド13選!参考事例と注目ポイントを解説

2025年も4ヶ月が経過し、Webデザインの世界では「機能性と視覚的な美しさを融合させたユーザー体験重視の進化」が加速しています。
この記事では、2025年に注目すべき最新のWebデザイントレンドを13個ピックアップし、それぞれの特徴と参考サイトをご紹介します。
時代の変化に合わせたデザインの更新は、ユーザーに新鮮な印象を与えるだけでなく、ブランドイメージの向上やコンバージョン率の改善にもつながりますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
トレンド①ウェブアクセシビリティに配慮したデザイン
ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障害のある人を含むすべてのユーザーが、快適にWebサイトを利用できるようにする設計思想です。色のコントラスト、キーボード操作への対応、音声読み上げ対応などが含まれ、ユーザー体験の向上とともに、より多くの利用者へのリーチが期待できます。
岡山市(行政・自治体)
引用元:岡山市
岡山市の公式ホームページです。文字サイズ変更機能や音声読み上げ機能など誰もが利用しやすい工夫が施されており、行政サービスへの平等なアクセスを実現しています。
頭痛オンライン(医療・病院)
引用:頭痛オンライン
沢井製薬が運営する頭痛に悩む方のためのホームページです。明確な文字コントラストと簡潔なナビゲーション構造を採用しており、体調不良の利用者でも負担なく必要な情報にアクセスできる効果があります。
トレンド②レトロデザイン
レトロデザインは、過去の時代の視覚的要素や美学を現代のウェブデザインに取り入れたデザインです。ノスタルジアを刺激し感情的なつながりを生み出すとともに、ブランドに個性と親しみやすさを与え、現代的なデジタル環境の中で差別化を図ることができます。
丸亀製麺(飲食)
引用元:丸亀製麺
丸亀製麺のもちもちきもち研究所のホームページです。手書き風のフォントやクラシックなイラスト、鮮やかなカラーパレットを取り入れて、レトロな雰囲気を演出しています。
niko and…(アパレル・ファッション)
引用元:niko and…
生活雑貨やアパレルを提供するブランドniko and…のホームページです。「下町ルネッサンス」では、レトロなフォントや街並みのイメージを取り入れています。レトロな要素と現代的なレイアウトを組み合わせることで、ブランドのユニークな魅力を引き出しています。
【関連トレンド:レトロフューチャリズム】
レトロフューチャリズムは、過去の未来像を現代的に再解釈したデザインスタイルで、未来的な要素とレトロな雰囲気が融合します。ノスタルジーを感じさせつつも、先進的なビジョンを提供する効果があります。
Pioneer(メーカー)
引用元:Pioneer
Pioneerの新卒採用サイトです。流線型のグラフィック要素と大胆な色彩対比を用いたレトロフューチャリスティックなデザインを採用しており、音響機器メーカーとしての革新の歴史と未来志向を視覚的に表現しています。
トレンド③ピクセルアート
ピクセルアートは、昔ながらのドット絵を基にしたデザインスタイルで、シンプルながらも視覚的に魅力的な効果を持っています。ノスタルジックでありながらも、現代的なアプローチで新しさを感じさせるため、ユーザーに親しみやすさとユニークな印象を与えます。
BEAMS(アパレル・ファッション)
引用元:BEAMS
BEAMSの「別府映えスポット」のホームページです。ピクセルアートで作られた文字やイラストが目を引き、全体的に遊び心のあるデザインが施されています。ブランドの親しみやすさとクリエイティブなイメージが強調され、ユーザーに楽しく印象的な体験を提供しています。
愛眼(アパレル・ファッション)
引用元:愛眼
メガネ専門店愛眼の、お風呂やサウナ用眼鏡を紹介する特設サイトです。曲線のあしらい、イラスト、アイコンなどがピクセルアートで作られています。フラットデザインが主流になる以前のPC画面デザインを取り入れており、ユーザーがついクリックしてみたくなるデザインになっています。
トレンド④ネオ・ブルータリズム
ネオ・ブルータリズムは、建築様式のブルータリズムからインスピレーションを得たデザイントレンドで、未加工で「生」の要素を前面に押し出したアプローチです。大胆な見出し、グリッドからあえて外れたレイアウト、コントラストの強い配色などが特徴です。
ボトルワークス(美容・コスメ)
引用:ボトルワークス
ボトルワークス株式会社のヘアケアブランドCLENDのホームページです。写真の色味と使用カラーを全て同系色のグレーでまとめてあり、タイトルやボタンに使用された蛍光カラーが印象的です。余白や行間を詰めることで勢いや荒っぽさも感じられるデザインになっています。
NII(IT)
引用:NII
NII(日本情報産業株式会社)の採用サイトです。コントラストの強いカラフルな配色、大胆な見出しが特徴的です。マウスホバーすると写真のカラーが反転し、生のフィルムっぽさが感じられます。
トレンド⑤ボーダーラインの可視化
セクションやコンテンツの区切りを明確にするために、あえて境界線を強調するデザイン手法です。ページ全体が整理され、視覚的な明瞭さと洗練された印象を与えることができます。
JXL(制作)
引用:JXL
JXLは、グラフィックビジュアル制作や映像・デジタルコンテンツの撮影プロデュースを手がけるクリエイティブプロダクションです。セクション間の境界を明確に示すボーダーラインを活用し、コンテンツの区切りと情報の整理を視覚的に実現しています。
浜岡鍍金工業所(インフラ・メーカー)
引用:浜岡鍍金工業所
メッキ技術に特化した浜岡鍍金工業所のホームページです。細いボーダーラインとメッキを想起させる模様のボーダーラインで各セクションを明確に区切っており、ページ全体に整理された印象を与えています。また、トレンドの手法である横スクロールも取り入れています。企業の信頼性と技術の精密さがデザインを通じて伝わり、プロフェッショナルな印象を高めています。
トレンド⑥多色ノイズグラデーション
複数の色が混ざり合うグラデーションに、ノイズのテクスチャを加えたスタイルです。ノイズ効果を加えることで、デジタル画面にアナログの質感を付与します。これにより、滑らかなグラデーションに独特の深みと奥行きを持たせることができます。
DYNAREK(IT)
引用元:DYNAREK
企業向けにITソリューションを提供するDYNAREKのホームページです。多色ノイズグラデーションを背景に使用することで、デジタル感と先進性を強調しています。これにより、サイトがより動的で視覚的に魅力的になり、ユーザーに洗練された印象を与えています。
Nstock(Saas)
引用元:Nstock
スタートアップの支援を行うNstock。水色と紫を基調としたグラデーションと荒めのノイズテクスチャが特徴で、現代的で洗練された印象を与えています。企業の先進性や活力を強調し、求職者に印象的でエネルギッシュな体験を提供しています。
トレンド⑦マイクロインタラクション
Webデザインにおいて、ユーザー体験を向上させるために重要な役割を果たす小さな動きや変化を指します。
ユーザーの行動に対して視覚的・聴覚的・触覚的なフィードバックを返すことで、操作が正しく認識されたことを伝えます。
どい せな(アーティスト・作家)
引用元:どいせな
イラストレーターどい せなさんのポートフォリオサイトです。制作事例についてお気に入り登録をすることができます。星のアイコンをクリックするとアイコンの色が黄色に変わり、くるくると回ります。操作に対するフィードバックが分かりやすいというだけでなく、遊び心も感じられるデザインです。
newt(ペットIOT)引用元:newt
スマートペット家電mirutoのホームページで、オンライン購入ができます。カートアイコンをマウスでホバーすると、猫がひょっこりと顔を出す動きがあります。細部までこだわりを感じられ、猫と暮らすユーザーの体験を高めています。
トレンド⑧遊び心のあるカーソル
従来のシンプルな矢印型カーソルから進化した、イラストやアイコンなどを用いたカーソル。直感的なナビゲーションを提供しつつ、Webサイト全体のユーザーエクスペリエンスを向上させるための重要な要素となっています。
生活クラブ生協(料理・食べ物)
引用元:生活クラブ生協
生活クラブ生協が運営する、国内自給まかない亭。日本の食物自給率について楽しみながら学ぶことができるサイトです。マウスカーソルがベルの形になっており、料理名をクリックすると3Dのイラストが表示されます。遊び心を取り入れたデザインにすることで難しいテーマも親しみやすくなり、ユーザー体験が向上します。
雑貨屋HAPPENING(生活用品・雑貨)
引用元:雑貨屋HAPPENING
ユニークで遊び心のあるアイテムを販売するHAPPENINGのオンラインストアです。記事セクションまで辿り着くと、通常の矢印カーソルから「目」のカーソルに変化します。ユーザーが思わず目を留めてクリックしたくなるような、遊び心のある仕掛けになっています。
トレンド⑨サステイナブルデザイン
環境への配慮が世界的な課題となる中、Webデザインの分野でも「サステナビリティ」をビジュアルで表現する試みが増えています。ナチュラルな色味や素材感を活かしたデザイン、再生可能エネルギーやエコロジカルな素材を使用したデザインなど、見るだけでエコを感じられるものが多いです。企業の環境への取り組みが強調され、ユーザーに信頼感や共感を与え、エコ意識を高める効果があります。
Eco-Pork(農業・畜産)
引用:Eco-Pork
環境に配慮した豚肉を提供する企業Eco-Porkのホームページです。ナチュラルでシンプルなカラーパレットが使用され、サステナブルな取り組みが視覚的に表現されています。これにより、環境に優しいイメージが強調され、ブランドの信頼性とエコ意識の高さがユーザーに伝わります。
BOTANIST(美容・コスメ)
引用元:BOTANIST
シャンプーブランドBOTANISTのキャンペーンサイトです。エコを感じさせる木や森の写真を多用し、サステナブルを掲げていることが直感的に伝わってきます。ペールカラーの背景と優しいタッチのイラストも用いて、環境への取り組みを印象づけています。
トレンド⑩ニューナチュラリズム
自然の美しさを現代的に解釈し、新たな表現を生み出すWebデザイントレンドです。自然素材の素朴な魅力と洗練された現代的なデザインを組み合わせ、都会的でありながら温かみと落ち着きを感じさせる空間を作ります。
ei-to(体験・交流)
引用元:ei-to
淡路島の廃校を利用して開設された施設ei-toのホームページ。自然な色合いやテクスチャー、手書きのような細い線のあしらいが印象的です。落ち着きのある雰囲気を醸し出し、地元の自然環境や文化を大切にする人々の温かみが感じられます。
西日本電気テック(インフラ・メーカー)
引用元:西日本電気テック
西日本電気テックの採用サイトです。自然を感じさせる色合いやシンプルで繊細なフォントを取り入れています。企業の柔軟な雰囲気が強調され、候補者に安心感と信頼感を与えることができます。
トレンド11.ホワイトスペース
デザインにおいて意図的に空白を多く取り入れる手法です。これにより視覚的に洗練され、コンテンツの注目度が高まり、ユーザーが重要な情報に集中しやすくなります。過剰な要素を排除し、シンプルで落ち着いた印象を与える効果があります。
one it(建築・不動産)
引用元:one it
軽井沢で別荘・注文住宅を手がける建築事務所one itのホームページです。テキストの周りや制作事例の横に余白を多く取り入れています。ユーザーに見てほしいコンテンツへの注目度を高めつつ、企業のプロフェッショナルで洗練されたイメージを強調しています。
IKUS(家具)
引用元:IKUS
シンプルで高品質な家具を提供するブランドIKUS。余白を効果的に活用して、家具の美しさを際立たせています。シンプルなレイアウトと余白によって製品が引き立ち、ユーザーに洗練された印象を与えています。
トレンド12.ミニマリズム
ミニマリズムは、不要な装飾を排除し、シンプルさと機能性を重視したデザインアプローチです。余白を積極的に活用し、必要最小限の要素だけを配置することで、ユーザーの注目を重要なコンテンツに集中させます。洗練されたブランドイメージの構築、ページの読み込み速度の向上、ユーザーの意思決定プロセスの簡略化といった効果が得られます。
KINTO(生活用品・雑貨)
引用:KINTO
KINTOは、日常に穏やかな豊かさをもたらすテーブルウェアやライフスタイル製品を展開するブランドのホームページです。余白を活かしたシンプルなレイアウトと控えめな配色で、ブランドの美意識と落ち着いた世界観を伝えています。
無印良品(生活用品・雑貨)
引用:無印良品
無印良品のウェブサイトです。ミニマルな製品哲学をそのままデザインに反映し、整然としたグリッドレイアウトと簡潔なナビゲーションを採用することで、多様な商品カテゴリーでも迷わず目的の情報にアクセスできる使いやすさを実現しています。
トレンド13.抽象的な図形・イラスト
円形、四角形、三角形などのシンプルな図形を組み合わせて表現することで、デザインに独自性を持たせ、表現豊かな印象を与えます。ユーザーの関心を引き、複雑なアイデアやコンセプトをシンプルで直感的に伝えることができます。
TOYOTA(インフラ・メーカー)
引用:TOYOTA
モビリティについて情報発信をしているTOYOTAの「Woven City」のサイト。カラフルな曲線を組み合わせ、明るい未来を仲間と築き上げるビジョンを視覚的に表現しています。TOYOTAの革新性と未来志向が強調され、ユーザーに対して先進的な印象を与えています。
東海国立大学機構(教育)
引用:東海国立大学機構
東海国立大学機構が運営する交流や価値創造の場「Common Nexus」のホームページです。円形や四角形を組み合わせて構成されたロゴをメインビジュアルに大きく掲げています。さらにアニメーションを取り入れることで、多様性やひらめきを視覚的に表現しています。
まとめ | 最新トレンドを抑えたWebサイト制作はドコドアへ
2025年のWebデザイントレンド、皆さんはどのトレンドが気になりましたか?
これからのWebデザインは、視覚的な美しさだけでなく、アクセシビリティや持続可能性、UXの向上など、より深い価値を求められていると感じました。
Webデザインの世界は常に変化し続けていますが、根底にある「ユーザーにとっての価値を最大化する」という原則は変わりません。トレンドを適切に活用しながら、長期的に愛されるWebサイト作りを目指しましょう。
私たちドコドアは、これまでに1,600社以上のホームページ制作・コンサルティングを手掛けてきたWebマーケティングカンパニーです。これまでに培ってきたWebサイト制作の知識やデジタルマーケティングのノウハウを活用し、ユーザーに正しく伝わるデザインを提案いたします。
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