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今さら聞けない!大学生のための生成AI講座⑤ 【大学生・学生向け】無料生成AIスライドおすすめ比較

はじめに:プレゼン・スライド作成は「生成AI」に任せる時代へ

大学生活において、授業での発表、ゼミでの研究報告、そして就職活動に至るまで、プレゼンテーションスライドの作成は避けては通れない重要なタスクです。しかし、「構成を考える時間がない」「デザインセンスに自信がない」「伝えたいことはあるのに、うまくスライドにできない」といった悩みを抱える学生は少なくないでしょう。

この課題に対し、革命的な解決策として登場したのが「生成AIによるスライド作成ツール」です。キーワードや簡単な指示を与えるだけで、AIが構成の立案からデザインの適用、さらには内容の文章化までを自動で行ってくれます。もはや、デザインの知識や高度な編集スキルは必須ではありません。

本稿では、数ある生成AIスライド作成ツールの中でも、特に注目を集めるというGensparkとManusという2つの無料ツールに焦点を当てます。これらのツールが持つ機能、メリット・デメリットを徹底的に比較・分析し、大学生である皆さんが自身の目的に合わせて最適なツールを選択できるよう、専門的な観点から解説していきます。この記事を読めば、あなたのプレゼン資料作成は劇的に効率化され、そのクオリティも飛躍的に向上するはずです。

以下のリンクから、それぞれの公式サイトへ直接アクセスできます。

そもそも生成AIスライドで何ができるのか?メリットと注意点

まず、生成AIスライド作成ツールが具体的にどのようなもので、どのような利点と注意点があるのかを正確に理解しておく必要があります。

生成AIスライドで実現できること

スライド生成AIは、単にテンプレートに文字を流し込むだけのツールではありません。以下のような高度な機能を備えています。

  • テーマに基づく自動構成: 「〇〇に関するマーケティング戦略」といったテーマを入力するだけで、AIが最適な構成(背景、課題、提案、結論など)を自動で提案します。
  • デザインの自動生成: 入力された内容に合わせて、配色、フォント、レイアウトをAIが最適化し、プロフェッショナルなデザインのスライドを瞬時に生成します。
  • 文章・要約の自動生成: 長文のレポートやWebサイトのURLを読み込ませることで、その内容を要約し、スライド形式に変換します。
  • 画像・イラストの生成: スライドの文脈に合った画像やイラストをAIが自動で生成し、配置します。

生成AIスライド活用のメリット

  1. 圧倒的な時間短縮: これまで数時間かかっていた資料作成が、数分で完了します。これにより、リサーチや発表練習など、より本質的な作業に時間を割くことができます。
  2. デザイン品質の向上: デザインの専門知識がない人でも、誰でも均質で高品質なスライドを作成できます。視覚的に優れた資料は、聞き手の理解度と説得力を高めます。
  3. アイデアの壁打ち相手に: 構成や表現に悩んだ際、AIにアイデアを求めることができます。自分では思いつかなかった切り口や構成案を得られることも少なくありません。

利用する上での注意点

非常に便利なツールですが、万能ではありません。以下の点には留意が必要です。

  • 情報の正確性の検証(ファクトチェック): AIは時として、事実に基づかない情報(ハルシネーション)を生成することがあります。特に、統計データや固有名詞、専門的な情報に関しては、必ず信頼できる情報源でファ-クトチェックを行う習慣をつけましょう。
  • 最終的な手直しは必須: AIが生成したスライドはあくまで「下書き」です。表現の細かなニュアンスや、最も伝えたいメッセージの強調など、最終的な仕上げは自身の言葉で行う必要があります。
  • 情報漏洩のリスク: 未発表の研究データや個人情報など、機密性の高い情報を入力することは避けるべきです。ツールのプライバシーポリシーを確認し、安全な利用を心がけてください。

【早見比較表】Manus と Genspark徹底比較

ここでは、ManusGensparkの無料プランにおける機能と特徴を一覧表にまとめました。あなたがどちらのタイプのユーザーに近いか、この表を参考に判断してみてください。

機能/項目 Manus Genspark ワンポイント解説
コンセプト 自律型スペシャリスト 大衆向け万能ツール Manusは高品質特化、Gensparkは多機能・日常利用向け。
1日の作成上限 約2〜3件(毎日300クレジット) 約1〜2件(毎日200クレジット) クレジットの価値が異なり、Manusの方が1タスクの消費が激しい。
編集の自由度 文字修正可能 文字修正可能 どちらも文字の修正はできるがカラーやフォントの変更はできない
エクスポート形式 PPTX, PDF, Google Slides PPTX, PDF ManusはGoogle Slidesに直接対応しており、共同編集に強み。
デザイン性 非常に高い(プロ品質) 高い(オシャレだがムラあり) Manusは洗練されたデザインが得意。Gensparkはテンプレートが豊富。
画像生成 可能 可能 両ツールともスライドの内容に合わせた画像生成に対応。

【Manus】解説:ここ一番の発表で輝くプロフェッショナル・ツール

Manusは、単なるスライド作成ツールではなく、「自律型AIエージェント」と呼ぶべき高性能ツールです。その最大の特徴は、ユーザーの介入を最小限に抑え、リサーチから構成、デザインまでをAIが自律的に完遂させる能力にあります。

Manus

こちらが実際の操作画面で、色合いはシンプルです。Manusは自立型独立エージェントなのでスライド作ってやパワポ作ってというだけで自動的にスライドを作ってくれます。

スライドのメニューが中央に出ているのでこちらを使っていきます。

プロンプトを入れると下記のようにスライドを作ってくれます。右上のダウンロードボタンから形式を選択してダウンロードが可能です。

実際に生成されたスライドURL
https://manus.im/share/file/56995236-75c3-49d5-ad8d-62a1ee923757

Manusの強み

  • 圧倒的なデザイン品質: Manusが生成するスライドは、まるでプロのデザイナーが手掛けたかのような、洗練されたデザインが特徴です。配色、タイポグラフィ、レイアウトのすべてにおいて、高いレベルのアウトプットが期待できます。
  • 柔軟なエクスポート機能: PowerPoint(PPTX)やPDFはもちろん、Google Slides形式でのエクスポートに対応している点は大きな利点です。チームでの共同編集や、Googleエコシステム内で作業を完結させたい場合に非常に便利です。

Manusの実践レビュー・感想

実際にManusを使用してみると、特筆すべきは、生成されたテキストと文字の配色もサイズです専門用語も正確に使用されていますが、正直、画像サイズや画像のクオリティーは生成AIクオリティーです。これをそのまま編集なしで使用するのはやめておいたほうがいいでしょう。

必ず、人間の手で修正とファクトチェックを行いましょう

1回のスライド生成におけるクレジット消費量が大きい傾向にあります。無料プラン(毎日300クレジット)では、複雑なタスクを何度も試すことは難しいでしょう。

【Genspark】解説:日常のあらゆる場面を支える万能アシスタント

Gensparkは、スライド作成だけでなく、AIによるリサーチやデータ分析(AI Sheets)など、多様な機能を統合した「AIエージェントエンジン」です。その思想は、専門知識がない人でも手軽にAIの恩恵を受けられるようにする「アクセシビリティ」にあります。

Genspark

Genspark の操作画面は Manus と同様、シンプルな配色です。

左側のメニューバー、または中央にある「AI スライド」ボタンをクリックしてください。

Manus と同じ資料およびプロンプトを用いれば、同様のスライドを生成できます。

生成されたスライドは右上のボタンから共有でき、表示画面から PDF または PPTX 形式でエクスポートすることも可能です。

実際に制作したスライドのPDF
docodoor_company_introduction_20250702060150

Gensparkの強み

  •  豊富なテンプレートと即時利用の手軽さ
    Gensparkは日本語テンプレートが充実しており、アカウント登録をしなくてもすぐに使いはじめられます。日常的なレポートや短い発表資料であれば、数分で体裁の整ったスライドを作成できます。
  • 高いコストパフォーマンス
    1タスクあたりのクレジット消費量が少なく、無料プランでも「1日1回」のスライド生成が可能です。まずは無料枠で使い勝手を確認し、その後、必要に応じて上位プランに移行する運用が最もコスト効率に優れています。

Gensparkの実践レビュー・感想

1. 「万能性」と「生成速度」を実感

弊社紹介資料を作成したところ、強調したい情報を的確に抽出し、視覚的に目立つよう配置してくれました。この情報把握力の高さは、他ツールと比較しても大きなアドバンテージだと感じます。

2. 洗練されたデザインと微調整の必要性

生成されるデザインは洗練されており、テンプレートのバリエーションも豊富です。ただし、まれにイラストや図形の位置や長さがずれることがあります。その際は ①追加クレジットでAIに再修正を依頼する ②PPTX形式でエクスポートして手動調整する――のいずれかが必要です。この一手間を許容できるかどうかが評価の分岐点となるでしょう。

3. チャット形式による直感的な編集体験

編集はチャット形式でAIに指示を送る方式が基本です。操作自体はシンプルで、プロンプトの書き方に慣れてくると、ほぼノークリックでレイアウト調整や文言修正が完結します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 本当に完全無料で使えますか?

A1. はい、ManusGensparkのどちらにも無料プランが存在し、毎日付与されるクレジットの範囲内であれば、無料で利用し続けることが可能です。ただし、より多くの機能やクレジットを求める場合は、有料プランへのアップグレードが必要になります。

Q2. 生成したスライドや画像は、授業の発表やレポートで使っても問題ありませんか?

A2. 一般的に、教育目的での利用は問題ないとされています。ただし、各ツールの利用規約で詳細を確認することをお勧めします。商用利用(例:ビジネスコンテストでの利用、インターン先での業務利用など)を検討する場合は、商用利用が許可されているか、規約をより一層注意深く確認する必要があります。

Q3. どちらのツールから始めるべきですか?

A3. まずは両方を試してみることを強く推奨します。その上で、もしあなたが「とにかく時間をかけずに、日々の課題を効率的にこなしたい」のであればGensparkを、「学期末の重要な発表で、最高品質のプレゼンをしたい」のであればManusを主軸に考えると良いでしょう。

まとめ|生成AIアプリ開発・生成AI導入はドコドアまで

無料の生成AIスライド作成ツールであるManusGensparkについて、その機能と特性を徹底的に比較・解説しました。

結論として、「どちらか一方が絶対的に優れている」というわけではありません。これらは異なる目的のために設計されたツールであり、自身の目的と状況に応じて戦略的に使い分けることが、最も賢い活用法です。

ここまでいかがだったでしょうか?

私たちドコドアでは、Webサイト制作だけでなく、生成AIを活用したコンテンツ制作・生成AIの導入支援にも取り組んでいます。
これまで全国1,600社以上の企業様のデジタル施策を支援してきた実績と、最新技術へのキャッチアップ力を活かし、御社のビジネス課題に合わせたAI・Web戦略をご提案いたします。

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