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金融系アプリ開発参考事例10選|開発・導入のポイントもご紹介
金融業界では、DX化が急速に進む中、ユーザーのニーズに応えるアプリの開発がこれまで以上に重要となっています。競争が激化する中で、ユーザーに選ばれるアプリを開発するには、ただ機能を実装するだけではなく、使いやすさや革新的な技術の導入が求められます。
本記事では開発の参考にしたいアプリをご紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください。
金融系アプリ開発|参考事例10選
さっそく、参考にしたい金融系アプリをご紹介します。
PayPay-ペイペイ
引用元:PayPay-ペイペイ
まずご紹介するのはPayPay。すでに利用している方も多いのではないでしょうか。
PayPayではキャッシュレス時代に合わせて、支払いをアプリ上で完結できる機能が魅力です。現金と違い、お釣りも発生しないため、会計をスムーズに行うことができます。
他にも、PayPayIDや電話番号、連絡先を交換することで残高を送る・受け取ることが可能。家族や友人同士でのお金のやりとりにも便利なアプリです。
ゆうちょ通帳アプリ-銀行 アプリ
引用元:ゆうちょ通帳アプリ–銀行 アプリ
ゆうちょ通帳アプリは、ユーザーのゆうちょ口座と紐づけることで利用できるアプリです。
口座と紐づけることでアプリ上で現在の口座残高をいつでも確認可能。さらにインターネットバンキングの機能も搭載されているため、アプリ上で送金が可能です。
取引履歴や口座残高の推移など家計簿をつけるときに嬉しい機能も多数実装されています。
ソニー銀行
引用元:ソニー銀行
ソニー銀行アプリは、1つ前でご紹介したゆうちょ通帳アプリと同じく、口座残高の確認・インターネットバンキング機能などが搭載されています。
これだけでも便利なアプリですが、最大の差別化ポイントは外貨取引が行いやすい点です。為替レートの表示やレートが変動した際に通知してくれる機能、外貨取引申込みもアプリ上で行うことができます。
普通の通帳アプリとして利用できる上、外貨取引に強みを持ったアプリと言えます。
セゾンPortal/クレジット管理
セゾン公式カードアプリであるセゾンPortal。最大の特徴は複数枚のクレジットカードを1つのアプリで管理できる点でしょう。情報を見たいカードに簡単に切り替えることができるため、複数枚セゾン・UCクレジットカードを持っている方には嬉しい機能です。
クレジットカードの管理だけでなく、カードを持っているユーザー限定のお得な情報を発信できる機能も備えており、ユーザビリティの向上につながっています。
シンプル家計簿 – 人気かけいぼ
引用元:シンプル家計簿 – 人気かけいぼ
家計簿をスマートフォン上でつける・つけたい方におすすめのシンプル家計簿。家計簿として必要な機能だけにフォーカスし余分な機能は搭載されていない、文字通りシンプルな家計簿アプリです。
このアプリの特徴の1つは容量の小ささでしょう。写真やアプリの容量が膨らみがちでスマートフォンの容量ギリギリになっているユーザーは少なくないはず。そんなユーザーも安心して利用できるようアプリに必要な容量が小さくなっています。
家計簿Zaim – 貯金ができる人気家計簿(かけいぼ)
引用元:家計簿Zaim – 貯金ができる人気家計簿(かけいぼ)
家計簿Zaimは家計簿の続けやすさに特化した家計簿アプリと言えるでしょう。簡単な手入力、レシート撮影で自動入力、口座・クレジットカードと連携し自動で家計簿に反映してくれるなど、運用する際の負担を軽くするための機能が充実しています。
家計簿をつけるだけでなく、給付金・特売情報など家計に嬉しい情報を発信する機能も搭載。固定費チェッカーの機能も搭載されており、家計のアシスタントとして働いてくれるアプリです。
Yahoo!ファイナンス
引用元:Yahoo!ファイナンス
金融情報発信サイトのYahoo!ファイナンス公式アプリです。サイト上で可能だった情報の閲覧機能はもちろん、アプリならではの機能が多数追加されています。
保有資産情報と紐づけできる機能やお気に入りの銘柄を登録して推移を記録できるポートフォリオ機能、設定した株価になった際に通知を受け取れる株価アラート機能など、トレードに役立つ機能が多数搭載。投資家必携のアプリと言えるでしょう。
JALマイレージバンク
引用元:JALマイレージバンク
JALマイレージバンクは日本航空のマイレージを管理できるアプリです。アプリが会員証の働きを持っており、会員証の代わりにアプリをダウンロードすることで手軽に会員証を管理することができます。
アプリ上でJAL Payを利用することも可能。マイルを貯められるメリットのほか、海外でも安心して決済を行う事が可能です。
ヨドバシゴールドポイントカード
引用元:ヨドバシゴールドポイントカード
ヨドバシカメラのポイントカードアプリです。こちらのアプリの機能は、ポイントカードの提示・ポイントの詳細確認のわずか2つだけになっています。
機能を少なくすることでユーザーにとってわかりやすく、アプリの中で迷子になってしまうこともありません。
ポイントカードのアプリ化は真似しやすく、ユーザーとの接点創出につなげることもできるためおすすめのアプリ活用方法のひとつです。
楽天カード:明細確認・家計簿アプリ
楽天カードアプリでは、カードを利用した履歴を簡単に確認可能です。履歴だけでなく、詳細情報や家計簿に保存することができ、拡張性に優れています。
また、アプリ上でリボ払い・分割払いへの変更も可能で簡単に支払いを調節することができます。カード番号の確認などオンラインショッピングで便利な機能をアプリ上で利用することができ、財布からカードを取り出す手間を減らすことが可能です。
金融系アプリ開発のメリット・デメリット
こちらでは金融系アプリを開発する際のメリット・デメリットについて解説します。
メリット1:ユーザビリティの向上
ユーザビリティの向上がアプリ開発最大のメリットと言えるでしょう。
例えばインターネットバンキング機能を備えた通帳アプリであれば、リアルタイムに残高を確認することができ、振り込みをアプリで行うことができます。従来であればこれらはATMまで足を運ぶ必要がありました。
カード管理アプリの例も考えてみましょう。これまで、利用額を知るためには自分で管理するか、月に一度の利用明細を待つしかありませんでした。カード管理アプリを利用すれば、アプリ上で利用額をリアルタイムで確認することができます。
これらのようにアプリ化することによってユーザビリティが向上し、ユーザーにポジティブな印象を与えることができます。ユーザーに良く思ってもらうことができれば継続して利用してもらうことができるでしょう。
メリット2:企業とユーザーの接点創出
ユーザーにアプリをダウンロードしてもらうことで企業からユーザーへお知らせの配信などを通して購買を促進することができます。
例えば会員証やポイントカードであれば、これまでの紙やプラスチックのカードでは企業からユーザーに働きかけをすることは不可能でした。それどころかカードの紛失にも繋がり、ユーザーに不便をかけてしまうことがありました。アプリ化することによって企業からユーザーに働きかけるだけでなく、紛失の心配もありません。
アプリを導入することで企業とユーザーの接点を創出できる他、メリット1で上げたようにユーザビリティを向上させることも可能です。
デメリット:費用がかかる
アプリ開発に共通して言えることですが、SNSアカウントを開設して運用する場合や、ホームページ制作を依頼して運用する場合と比べて必要になる費用が高額になりやすいです。
近年ではflutterをはじめとしてノーコード・ローコードでアプリを制作できるツールが多数登場しており、アプリ開発にかかる費用は減少傾向にあります。ですが、アプリに搭載したい機能によってかかる費用も左右されてしまうため、制作を検討している場合には一度開発会社にお問い合わせすることをお勧めします。
アプリ開発会社を選ぶ際のポイント
アプリの開発・運用を上手く進めるためには、パートナー選びが肝心です。アプリ開発会社の選択を誤ってしまうと、アプリ開発にかけた費用と時間が無駄になってしまう恐れもあります。
大切なパートナー選びを失敗しないために次のポイントを押さえておきましょう。
- 希望するアプリの種類・機能に対応できるか
- 実績は十分か
- サポート体制は十分か
- 費用や納期は問題ないか
大切なのはアプリ開発によって、目的を達成できるかどうかです。
そのため、価格などの一つの要素だけを見て決めるのではなく、総合的に判断して依頼する制作会社を選びましょう。
希望するアプリの種類・機能に対応できるか
ひと口にアプリといっても、金融系やマッチング系、ショッピング系など、その種類は多岐にわたるため、アプリ開発会社によって得意・不得意があります。
そのため、作りたいアプリに技術的に対応できるかどうかも制作会社を選ぶ際には重要です。その可否については、希望する種類や、必要な機能を搭載したアプリの開発実績があるかどうかで判断できるでしょう。
実績は十分か
開発実績が多い会社は、その分ノウハウを持っています。また、開発実績が多いということはニーズが高い開発会社でもあるということ。それだけ多くの企業の目的達成に貢献してきた証でもあります。
反対に、制作実績が乏しい会社や古いものしか掲載していない会社は、技術力に不安が残るので注意が必要です。
サポート体制は十分か
アプリはリリースしたら終わりではなく、リリース後にもトラブルやアップデートなどの対応が必要です。そのため、基本的には制作会社との付き合いは運用が始まってからも続きます。
しかし、運用フェーズに入ってからのサポートがない制作会社に依頼してしまうと、自分たちで対応するか、他社に依頼することになります。運用面ではOSのアップデートへの対応など難しいことも多いため、ほとんどの場合は他社に依頼することになると思いますが、仕様書や搭載機能によっては対応しきれないこともあるでしょう。
そのため、企画から開発、リリース後の運用・保守管理までトータルで依頼できる制作会社を選択するほうが安心です。
費用や納期は問題ないか
アプリ開発にかけられる費用や期間は企業ごとに異なります。その条件に対応できるかどうかもアプリ開発会社を選ぶ上で大切な指標となります。
搭載するアプリの機能やユーザーのニーズによってもかけられる期間は変わってくるので、どの程度の期間でリリースしたいのかをまず明確にしておきましょう。
また、限られた予算の中でどの機能を優先するかをあらかじめ決めておくことも重要です。そのうえで費用や納期の希望を叶えてくれる制作会社を選ぶようにしましょう。
まとめ|金融系アプリの開発はドコドアへおまかせ
いかがだったでしょうか。本記事では金融系アプリに関する情報を幅広くお届けしました。
弊社ドコドアでもアプリ開発を行なっています。
ドコドアでは、スクラッチ型アプリの制作をはじめとし、最新の技術を用いたスマートフォンアプリ開発、AI開発、SalesforceをはじめとしたCRM構築など、お客様のニーズに合わせた様々なシステム開発に対応しております。
全国1,600社以上のweb開発知見とロジックに基づくUI・UXデザインを強みとし、Flutterを用いたiOS・Androidアプリ開発により、一般的なアプリ開発に比べ最大1/2の工数での制作を実現しています。
BtoB、BtoC問わず様々な業界・業種での制作実績があり、アプリ開発のみならず要件定義からサービス企画・運用・CSまで、一貫したサポートの提供が可能です。
アプリ開発を検討されている方、アプリ開発会社選びで迷っている方は、お気軽にドコドアへご相談ください。
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ドコドア 編集部
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