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GSAPの基礎と特徴を徹底解説|事例から学ぶ活用法

近年、Webサイトにおけるアニメーションは単なる装飾ではなく、ユーザー体験を向上させる重要な要素となっています。
そんなアニメーションを実現するために、多くのWeb制作者から支持を集めているのがアニメーションライブラリ「GSAP(ジーサップ)」です。GSAPは柔軟な制御と高いパフォーマンスを両立できる点から、多くのWeb制作現場で活用されています。
本記事では「GSAPの基礎・特徴・事例」を中心に、初心者から実務者まで理解できるように徹底解説していきます。
GSAPの基礎知識
GSAP(ジーサップ)はWeb上で動きをつけるためのJavaScriptライブラリです。
従来のJavaScriptアニメーションやCSSアニメーションと比べて、柔軟に実装、かつ印象的な表現を可能にし、ユーザー体験を向上させるライブラリとして注目されています。
特に「高速・軽量・柔軟性」が評価されており、パフォーマンスが落ちにくいため、大量の要素を動かしても快適に表示できます。また、スクロールやマウス操作に合わせた動き、文字や画像の順番に現れる演出、背景が奥行きをもって動くパララックスなど、多彩な表現も可能です。
基本的な構文と使い方
GSAPの基本構文はシンプルです。
例えば要素を右に移動させる場合は以下のように書きます。
gsap.to(".box", { x: 200, duration: 1 });
このように、対象要素・アニメーションのプロパティ・時間を指定するだけでスムーズな動きを作れます。
▼GSAPの導入方法や、アニメーションの作り方をもっと知りたい方はこちら
GSAP入門編|アニメーションの作り方を解説
GSAPの特徴
①豊富なプラグイン
GSAPは豊富なプラグインによって多彩な表現を実現できます。
基礎的なアニメーション機能だけでなく、ユーザー操作やスクロールイベントと連動させた動きを簡単に実装できるため、実務でも非常に重宝されます。
プラグイン例
- ScrollTrigger:ユーザーのスクロールに応じて要素を動かしたり、固定したりできるプラグインです。テキストのフェードイン、セクションごとの演出など、多くのWebサイトで採用されています。
- SplitText:テキストを1文字ごと、または単語ごとに分割できるプラグインです。分割した要素に個別でアニメーションを適用できるため、文字がバラバラに登場したり、波のように動いたりといった多彩な演出が可能です。見出しやキャッチコピーの表示を印象的にしたい場合に特に効果的です。
- DrawSVG:SVGのパスを「描いている」ように見せるアニメーションを実現します。ロゴの線画やアイコンアニメーションに使われることが多く、シンプルながら印象的な表現が可能です。
この他にも「MorphSVG」「SplitText」「MotionPath」など、GSAPには数多くのプラグインがあります。どれも無料で利用可能で、公式サイトから導入手順やサンプルコードを確認できです。
こうしたプラグインを活用することで、基礎的なアニメーションを超えた高度な演出を手軽に実現できるのが、GSAPの大きな魅力です。
②スクロール連動アニメーションが得意
GSAPの代表的なプラグインに「ScrollTrigger」があります。
ScrollTriggerを利用すると、ユーザーのスクロールに応じて要素を動かすアニメーションを実装できます。
例えば、「ページを下にスクロールすると、文章がふわっとスライドインしてくる」といった効果を簡単に実装できます。スクロールに合わせて動くので読み手が退屈しにくい、これがScrollTriggerの大きな強みです。
LPやコーポレートサイトなど、幅広いサイトで活用されています。
③高いパフォーマンスと軽量性
GSAPは他のアニメーションライブラリと比べて「軽量かつ高速」という点でも評価されています。
そのため、大量の要素を同時にアニメーションさせてもサイトが重くなりにくく、 比較的安定した動作が可能です。
GSAPとLottieやWebGLの違い
Webサイトで「動き」を加える方法には、GSAPのほかにもLottieやWebGLといった選択肢があります。それぞれ特徴や得意な表現が異なるため、どの技術を使うかは、そのサイトでどのような表現を実現したいかによって決める必要があります。
Lottieとの違い
Lottieは、After Effectsなどで作成したアニメーションをJSONファイルとして書き出し、Webで再生できる仕組みです。
Lottieの作成自体はノーコードでできるため、デザイナーなどのコーダー以外が作った複雑な動きをそのまま実装できる点が魅力で、「企業ロゴアニメーション」や「キャラクターの動き」に活用できます。
一方で、GSAPは「コードで自由に動きをつける」アニメーションライブラリです。
Lottieはデザイン寄り、GSAPは実装寄りと言えます。
つまり、
-
「デザイナーが作った動きをそのまま実装したい」 → Lottie
-
「スクロールやユーザー操作によって動かしたい」 → GSAP
といった使い分けができます。
WebGLとの違い
WebGLは、ブラウザ上で3Dグラフィックスを描画できる技術です。3D表現に特化しており、立体的でリアルな表現が可能です。
ただし、WebGLは専門知識が必要で学習コストが高く、開発も複雑になりがちです。
一方、GSAPはHTML・CSS・SVGなど「普段のWeb制作の要素」を動かすのに特化しています。
つまり、
-
「3Dを使った表現をしたい」 → WebGL
-
「2Dベースでリッチな動きを手軽に加えたい」 → GSAP
といった使い分けができます。
まとめ:それぞれ向いている場面
-
Lottie:デザイナーが作成したアニメーションをそのまま実装できる
-
WebGL:3Dやゲーム的なリッチ表現が可能
-
GSAP:2Dベースで自由度の高いアニメーションをコードで制御できる
このように、GSAPは「Webサイトに自然に組み込みやすい」「ユーザー操作やスクロールに合わせやすい」という点で、日常的なWeb制作に向いています。
ちなみに、Lottie×GSAP、WebGL×GSAPなど、組み合わせることも可能です。
GSAPのアニメーション活用事例
では、実際にどのようなサイトでGSAPが活用されているのか、アニメーションの種類別にご紹介します!
①パララックスアニメーション
パララックスアニメーションは、スクロールに応じて背景や要素が遅れて動く演出です。動きに奥行きを感じさせ、視覚的なインパクトを与えることができます。
緑水工業株式会社
引用:https://www.ryokusui-k.co.jp/recruit/
下層ページのメイン画像に、スクロールに応じて背景が遅れて動くパララックスが実装されています。目立つ画像にパララックスを入れることで、ページへの期待感を高められます。
エスワイズホールディングス株式会社
TOPページのRecruitセクションに、2枚の画像が逆方向に動くパララックスが実装されています。
②順番に要素を出現させる
順番に要素が出現するアニメーションは、単に出現を楽しんでもらえたり、視線を誘導する効果があります。特にキャラクターや装飾が多いサイトで効果的です。
JUNOPARK(ジュノパーク)
引用:https://www.sekisuihouse.co.jp/junopark/
可愛いキャラクター達や写真を順番に出現させる演出が実装されています。スクロールに応じて要素が現れることで、サイト全体に動きが生まれ、ページへの没入感が高まっています。
③セクションのピン留めアニメーション
セクションのピン留めは、スクロールに応じて特定の要素を画面上に固定しながらアニメーションさせる手法です。
完全遮光日傘 UVO[ウーボ]
TOPページのPRODUCTセクションに、スクロールで要素が特定の位置まで来たらピン留めするアニメーションが実装されています。
④スクロール量によってアニメーションの進める演出
スクロール操作がアニメーションの進行と直結しているため、ユーザーは自分の操作でページを「動かしている」感覚を楽しめます。キャンペーンサイトやクリエイティブなサイト(ポートフォリオサイトなど)にオススメです。
ココ育PROJECT
引用:https://www.morinaga.co.jp/cocoa/milk/cocoiku/
スクロールによって、キャラクターや背景テキストが動くアニメーションが実装されています。
まとめ|GSAPを活用して魅力的なアニメーションを作成しましょう
本記事では「GSAPの基礎」「GSAPの特徴」「GSAPの事例」を中心に解説しました。GSAPは単なるアニメーションライブラリではなく、ユーザー体験を高めるための強力なツールです。
Web制作の現場でGSAPを活用すれば、他のサイトと差別化できる魅力的な表現が可能になります。これからWebアニメーションを学びたい方も、すでに実務で活用している方も、ぜひGSAPを深く理解し、Weh制作に取り入れてみてください。
もし 「Webサイトにアニメーション演出を取り入れたい」「ユーザー体験を高めるサイトを作りたい」 といったご要望がありましたら、ぜひお気軽にドコドアまでお問い合わせください。
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ドコドア エンジニア部
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