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写真で印象をコントロール!クオリティを上げる加工テクニックと写真選定

写真はデザインにおいて印象を決める重要な要素の1つです。
せっかく有益なコンテンツを作成しても画像の印象が悪かったりユーザーの思い描く印象と違った場合コンテンツ自体しっかり見てもらえない可能性も出てきます。

今回はユーザーに与えたい印象をコントロールする加工方法と正しい写真選定の方法をご紹介します。

画像全体の彩度をはっきりさせることで爽やかな印象に

画像内の木・建物・空など被写体それぞれの彩度・明度をはっきりさせることで爽やかな印象を与えることができます。

特に風景写真の場合、空や海などの青色が全体の印象に大きく影響するため爽やかな青色になるように加工するのがポイントになります。

地域性を訴求する為に風景画像を使用する場合にこのような加工がおすすめです。

黒の印象を強め重厚感のある印象に

彩度と明度を抑え黒の印象を強めることで重厚感のある印象を与えることが可能です。

画像全体の彩度と明度を抑えすぎると暗い印象になってしまうため、手元・顔・製品など見せたい部分のみ彩度を調整すると魅力的な雰囲気を演出することができます。

堅実な印象を与えたい場合、職人の技や会社の技術力を訴求したい場合にこのような加工がおすすめです。

暖色を加えることで温かみのある印象に

コントラストを少し抑えオレンジや黄色といった暖色系の色合いにすることで温かみのある印象にすることができます。

全体的を暖色にしてしまうと違和感がでてしまう為、顔や肌など暖色に近い部分を中心に色を調整していくとことがポイントになります。

福祉、教育、医療など温かい印象を訴求したい場合にこのような加工がおすすめです。

光を取り入れ柔らかな印象に

コントラストを付け過ぎずフワッとした光を取り入れることで柔らかでナチュラルな印象を与えることができます。

画像のトーンを寒色、暖色に変更することで幻想的な雰囲気になったり温かみを加えることができたりと違った魅力を演出することも可能です。

ウエディング、美容、食品など柔らかな印象を訴求したい場合にこのような加工がおすすめです。

青みを加えることでスタイリッシュな印象に

写真のコントラストを高め画像の輪郭をシャープにすることで全体が引き締まりスタイリッシュな印象にすることができます。

更に写真全体を青みがかったトーンにすることでクールで知的な印象も演出することも可能です。
専門的の高さや知的な雰囲気を演出したい場合にこのような加工がおすすめです。

全体的な色相を変更することでドラマチックな印象に

画像の色合いをピンクやエメラルドグリーンなどに変更すると自然界には存在しない雰囲気を作り出すことができ、Instagramで加工された画像のようにドラマチックな印象を与えることができます。

少しノイズを加え明度を落とすとレトロな雰囲気になったり、赤と緑のような補色関係にある色をしっかりとのせることで斬新な印象を与えることも可能です。

化粧品、美容、アパレルなど商品やブランドの世界観を重視したい場合にこのような加工がおすすめです。

写真選定の考え方

デザインを作成する際にpixtaやAdobeStockなど素材写真を使用することもあると思いますが、選定する写真次第で嘘っぽさや古臭さを与えてしまい全体のクオリティを下げる要因になってしまう場合もあります。

ここではそういった失敗をしない為の写真選びのポイントを2つご紹介します。

被写体の目線とポージング

「女性が電話でサービスについて問い合わせをしている」というイメージを訴求するとして下記画像をご覧ください。

正面向きとカメラ目線

NG写真

カメラ目線と正面を向いた構図はインタビューやスタッフ紹介など個人を対してのイメージを訴求する場合には適していると思いますが、サービスなどのシーンを訴求する場合は素材感が強く古い印象になってしまう可能性があります。

OK写真

日常の中で電話しているシーンをそのまま切り取った雰囲気がとても自然です。
また、資料を見ていることで何かについて質問しているという雰囲気も伝わります。

 

次は「家族全員が快適に暮らせる」というイメージを訴求するとして下記画像をご覧ください。

同一方向の統一された目線

NG写真

笑顔で家族みんなの快適に過ごせているように感じられますが、家族全員が同じ方向を向いてきれいに揃って笑っているというのは少々出来すぎた印象があり素材感が強い印象になってしまいます。

OK写真

家族全員が思い思いに過ごしており快適だからこそ心からリラックスしている素の雰囲気が伝わってきます。

小道具を使った演出

「社内ミーティング風景」というイメージを訴求するとして下記画像をご覧ください。

撮影用の抽象的な素材

NG写真

資料を中心とした構図ですが、カラフルでチープな印象の資料が主役級のカットとして捉えられている為素材感が強い印象になっています。

OK写真

同じくミーティング風景ですが、こちら資料はあくまで撮影小道具として背景の一部になっているため社内ミーティングらしさが伝わってきます。

シーンのリアルさ

「商談」というイメージを訴求するとして下記画像をご覧ください。

撮影場所のリアルさ

NG写真

握手のシーンで商談を連想させることはできますが背景の広いエントランスがシンプル過ぎるため被写体だけが浮いて見えてます。
文字を入れる想定で背景が極力シンプルな写真を選ぶこともありますが写真だけでイメージを伝える場合この写真は素材感が強いイメージになってしまうため手元に寄ったトリミングをするなどの工夫が必要です。

OK写真

こちらの写真は背景に働く人や電飾まで写り込んでおり社内または取引先でのビジネスシーンであることが伝わってきます。

 

このように写真選定する際はキーワードとなる言葉だけにフォーカスせず実際のシーンを思い描き、より自然見える写真を選定することが重要になります。

まとめ:印象にあった加工・素材選定がクオリティを上げる鍵!

人は情報の80%視覚から獲ているとも言われているため画像など視覚的情報が全体の印象を決めると言っても過言ではありません。

曖昧なまま画像選定してしまうと誤った印象を与えてしまい、せっかく良い情報を掲載していたとしても「魅力を感じない」「信頼できない」「安っぽい」など読んでもらう前に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

だからこそユーザーにどのようなイメージを与えたいのかをしっかりと考え適切な加工と写真選定を行うことがコンテンツ全体のクオリティを上げる鍵になります。

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