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ノーコードツール「STUDIO」とは?|導入のメリットや企業の活用事例も解説!
「STUDIO」というWebサイト制作ツールをご存知でしょうか?
プログラミングの知識や経験がなくても、アプリやWebサイトを開発できる技術であるノーコード・ローコード。特に「STUDIO」というWebサイト制作サービスは、完全にノーコードでWebサイトを作成できるため、人気が高まっています。
この記事では、STUDIOの概要や特徴、メリット、企業がどのように活用しているかについてを、わかりやすく解説していきます。
Webサイトを手軽に作成したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「STUDIO」とは何か?
「STUDIO」は、完全ノーコードでWebサイトの設計やデザインができる日本製ツールです。
STUDIO株式会社が提供するこのクラウドサービスは、CSSやHTMLといったコーディングやサーバー設定が不要で、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作だけでWebサイトを作成することが可能です。2018年にサービスを開始し、2024年7月時点では利用者数は40万人超。初心者でも安心して使えるだけでなく、プロからも高い評価を受けています。
特にデザインの自由度が高く、スタイリッシュなサイトを簡単に作成できる点がユーザーから高い評価を受けており、STUDIOの強みと言えるでしょう。これまでに規模や業種を問わず10万以上のサイトで導入されています。ノーコード市場規模は世界で35兆円、日本国内では1.8兆円とされており、これからも成長が見込まれる市場です。
この中の日本市場におけるSTUDIOのシェアはわずか0.02%ですが、その優れた操作性とデザイン性の高さから知名度を上げつつあり、これからも目が離せません。
STUDIOの特徴
STUDIOは、コードを書くことなく高度なデザインが可能なノーコードツールです。
直感的なドラッグ&ドロップインターフェースと豊富なテンプレートを提供しており、誰でも簡単に美しいWebサイトやランディングページを作成できます。1クリックでサイトを公開でき、CMS、フォーム、分析ツールなどがすべて揃っているオールインワンパッケージであるため、新たに別のサービスを利用する必要はありません。
Webサイト内の更新や保守もノーコードで直感的に行える上、現代のWebサイトに必須であるSEO最適化やレスポンシブデザインもサポート。迅速かつ安心のサイト運営が可能です。チームでの共同作業も可能で、多様なビジネスシーンで活用されています。
STUDIO活用のメリット
STUDIOには以下のメリットがあります。
・オリジナルデザインの作成が可能
・豊富な写真やアイコン素材
・広告表示がない
・おしゃれなテンプレート
・完全日本語対応と迅速なサポート
・共同作業が可能
・簡単なレスポンシブデザイン化
・コーディング不要
・迅速なサイトリリースとコスト削減
・サーバーやセキュリティの心配が不要
・直感的なデザインプロセス
一つずつ見ていきましょう。
オリジナルデザインの作成が可能
STUDIOでは、完全オリジナルのデザイン制作が可能です。既存のテンプレートをカスタムする方法と、白紙の状態から作り上げる方法が選べます。これにより、完全にオリジナルで満足度の高いWebサイト制作が実現できます。
豊富な写真やアイコン素材
STUDIOには、無料で利用できる高品質な写真やアイコン素材が豊富に揃っています。おしゃれな写真やアイコンを活用することで、完成度の高いWebサイトを簡単に作成できます。
広告表示がない
無料利用ユーザーでも、Webサイトに余計な広告が表示されることはありません。小さな「STUDIOのアイコン」のみが表示されるため、デザインの邪魔をすることなく安心してWebサイトを運営できます。
高品質なテンプレート
STUDIOには、多くの高品質な無料テンプレートも用意されています。これにより、初心者でも簡単に短期間でWebサイトを作成することができます。
完全日本語対応と迅速なサポート
STUDIOは完全日本語対応であり、チャットでの問い合わせにも対応しています。スクリーンショットを送ることで、具体的な解決策を提示してもらえるため、英語が苦手な方でも安心です。
共同作業が可能
複数人での共同作業が可能で、リアルタイムで編集や進捗の確認ができます。大規模なWebサイトの制作もスムーズに行えるため、チームでの作業が効率的に進みます。
簡単にレスポンシブデザイン化
STUDIOでは、レスポンシブデザインに対応したWebサイトを簡単に作成できます。複数の画面サイズに応じたレスポンシブ設定が可能で、スマホやタブレットにも最適なデザインでWebサイトを制作することができます。
コーディング不要
STUDIOはノーコードツールであり、HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識がなくてもWebサイトを構築できます。直感的なドラッグ&ドロップ操作でデザインできるため、初心者でも容易に取り組むことが可能です。
迅速なサイトリリースとコスト削減
コーディングが不要なため、開発時間が短縮され、コストも削減できます。内部チームやフリーランサーに頼ることなく、自社でWebサイトを管理・更新できるため、長期的な運営コストも大幅に削減されます。
サーバーやセキュリティの心配が不要
STUDIOはサーバー込みのサービスであり、セキュリティもSTUDIO側が担保しています。定期的なアップデートや保守費用が不要で、安心して運用に集中することができます。
直感的なデザインプロセス
わかりやすいUIで直感的に操作できるため、初心者でも簡単に美しいWebサイトを作成できます。デザインの自由度が高く、クリエイティブなアイデアを迅速に実現可能です。
WordPressとの違いは?
「WordPress(ワードプレス)」はカスタマイズ性と汎用性が非常に高く、世界で最も利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。
WordPressは、サイトを構築する際に、検索エンジンにとって理解しやすい形にするための便利なツールが多数揃っており、SEO対策もサポートしています。さらに、記事の更新が簡単で便利なため、多くのWebサイトで採用されています。
STUDIOとWordPress選定のポイントはニーズや目的によって異なります。
① デザインと制作速度
デザイン性の高いサイトを手軽に制作したい場合、非エンジニアでもこだわりのデザインを実現できるSTUDIOがおすすめです。
STUDIOはノーコードツールなので、短期間でコストを抑えつつ、自社での制作・管理が容易です。新商品やサービスの追加にも迅速に対応できます。一方、拡張性や汎用性を重視する場合はWordPressが適しています。
豊富なテンプレートやプラグインを活用することで、細かいデザインのカスタマイズや複雑な機能の実装が可能です。技術的な知識が必要ですが、その分自由度が高く、SEO対策やセキュリティの管理も細かく設定できます。
② 機能とカスタマイズ性
STUDIOは基本的なWebサイト構築に必要な機能を提供していますが、カスタマイズ性は比較的低いです。一方、WordPressはプラグインの豊富さから、ログイン機能や決済機能の実装が可能であり、さまざまな外部ツールとの連携も容易です。
③ SEO対策と管理・運用の負担
STUDIOはひとまず運用するために十分なSEO対策が可能であり、管理・運用も非常に簡単です。一方で、WordPressは細かいSEO設定ができ、管理やバックアップの作業が多少の手間を要しますが、その分高度な管理が可能です。
④ 選択の基準
凝ったデザインと手軽な管理を求める場合はSTUDIOが適しており、低コストでのサイト運営が可能です。一方で、技術者がおり複雑な機能を実装したい場合や、自由度の高いカスタマイズが必要な場合はWordPressが適しています。
このように、STUDIOとWordPressはそれぞれの強みを活かした選択が重要です。目的や予算、運用スタイルに応じて最適なCMSを選定しましょう。
STUDIOの始め方・使い方
STUDIOを利用してWebサイト制作を始める手順をご紹介します。
- 利用するには、事前にFacebookアカウントまたはGoogleアカウントを用意します。
- STUDIOの公式サイトにアクセスします。
- 「無料で始める→」ボタンをクリックします。
- メールアドレスを入力するか、既存のFacebookまたはGoogleアカウントを利用してアカウントを登録します。
- 登録が完了すると、チュートリアルが始まり、基本操作を学ぶことができます。
以上で登録手続きは完了です。
企業で利用する場合は、登録に使用するアカウントについて社内で事前に確認しておきましょう。
企業の活用事例
企業の規模問わずさまざまな企業に活用されているSTUDIO。こちらでは、STUDIO公式ホームページで紹介されている導入事例からいくつか事例をご紹介します。
SOMPOホールディングス
引用元:SOMPOホールディングス
こちらの事例では、ホームページの公開をコーダーなしのデザイナーチームだけで行った事例です。
従来のホームページ制作にコーダーは必須のリソースでしたが、STUDIOを活用しノーコードでホームページを制作することでスケジュール等のリソースに余裕を持って制作することができています。
また、制作後のプレスリリースにもCMS機能を利用。運用の簡単さも感じられているとのことです。
HERP
引用元:HERP Lab
採用管理システムや人材管理システムなど企業にとって必要不可欠な「人」にまつわるシステムを多く提供している株式会社HERP。
こちらの事例では、WordpressからSTUDIOへ移行したという事例です。そのような背景であってもストレスフリーにSTUDIOを利用できているようで、カスタマイズ性の高いWordpressに引けを取らないSTUDIOのポテンシャルがわかります。
ノーコードであるSTUDIOを活用することで非エンジニアでも簡単にWebサイトを更新できるように。多くの事例でも挙げられているSTUDIOの強みが感じられます。
まとめ|STUDIOを活用したWebサイト制作はドコドアへ
いかがだったでしょうか。
本記事ではノーコードでWebサイトを制作できるツールであるSTUDIOについてご紹介しました。Webサイトにはコーディングが必須という敷居の高さがSTUDIOによって改善されているのではないでしょうか。
弊社ドコドアでもSTUDIOを活用したWebサイト制作を支援しています。
STUDIOを利用しないWebサイト制作や、Webサイトを活用したマーケティングにも豊富なノウハウを持っており、課題解決に向けた提案をいたします。まずは、お気軽にご相談ください。
ドコドア 編集部
EditTeam