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【P-Max広告はECサイト運用ではマスト】最近のアップデート情報を反映したPMAX広告の紹介!

こんな悩みがあるEC運用者はいらっしゃいませんか?
「ECサイトの売上を伸ばしたいけれど、広告運用が難しくてうまくいかない…」「P-Max広告って聞いたことはあるけれど、どう活用すればいいのかわからない…」こうした悩みを抱えるECサイト運営者の方も多いのではないでしょうか。
ECサイト運営における広告戦略は、売上向上の重要な鍵を握っています。特に2025年現在、Google広告のPerformance Max(P-Max)広告は、ECサイト運営者にとって非常に強力なツールとして注目されています。AIの力を活用して、複数のチャネルに自動的に広告を配信し、最適化を図ることができるからです。
本記事では、マーケティング初心者の方でも理解できるよう、P-Max広告の基礎知識から具体的な設定方法、売上最大化のコツまで、ECサイトでの実践的な運用方法を詳しく解説します。
目次
【トピック1】Pmax広告の基礎知識とECサイトでの活用メリット
Performance Max(P-Max)広告とは?
Performance Max(通称:P-Max)広告とは、Google広告が提供する自動化広告の一種で、2021年11月から全ての広告主が利用可能となった比較的新しい広告プロダクトです。
参考
https://support.google.com/google-ads/answer/10724817?hl=ja
P-Max広告の最大の特徴は、1つのキャンペーンから Google の全ての広告枠(YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど)にアクセスできることです。従来の広告運用では、検索広告、ディスプレイ広告、YouTube広告といったように、それぞれ個別にキャンペーンを設定する必要がありましたが、P-Max広告広告では一つのキャンペーンで全てのチャネルをカバーできます。
従来の広告との違い
従来のリスティング広告:
- キーワードを設定して、特定の検索語句に対して広告を表示
- 運用者が手動で入札調整や最適化を実施
- 配信先は主に検索結果ページ
Pmax広告:
- AIが自動的に最適な配信先とタイミングを判断
- 全てのGoogleサービス(検索、YouTube、Gmail等)に配信可能
- 機械学習により継続的に最適化を実行
ECサイトでP-Max広告を活用するメリット
1. 全チャネル横断的な配信
ECサイトの商品を検索広告だけでなく、YouTubeの動画広告、Gmailのプロモーションタブ、Googleマップなど、様々な場所でユーザーに届けることができます。これにより、商品認知度の向上と購入機会の最大化が期待できます。
2. AIによる自動最適化
Google のAIが、数百万のシグナル(ユーザーの行動、時間帯、デバイス、地域等)を分析し、最もコンバージョンしやすいユーザーに最適なタイミングで広告を配信します。これにより、人的リソースを削減しながら高い成果を期待できます。
3. 学習効率の向上
従来の広告では、チャネルごとに個別に機械学習が必要でしたが、P-Max広告では全チャネルのデータを統合して学習するため、より効率的で精度の高い最適化が可能です。
4. 成果の向上
Google公式ブログによると、P-Max広告を導入した広告主は同じ単価を維持したまま平均で18%以上のコンバージョン増を達成したと報告されています。
参考
https://blog.google/products/ads-commerce/performance-max-new-features/
ECサイト運用でのP-Max広告の位置づけ
ECサイトの広告戦略において、P-Max広告は「攻めの広告」として位置づけることができます。既存の検索広告で取りこぼしていた潜在顧客や、まだ商品を知らないユーザーにもアプローチできるため、売上の底上げと新規顧客獲得に効果的です。
ただし、P-Max広告には以下のような注意点もあります:
- 配信コントロールが限定的
- 検索クエリの詳細が見えにくい
- 機械学習に時間がかかる(通常2週間から5週間)
これらの特性を理解して適切に活用することで、ECサイトの売上向上に大きく貢献できます。
【トピック2】ECサイト向けP-Max広告の設定方法と運用のコツ
ECサイトに最適なキャンペーン設定方法
基本設定手順
1. キャンペーンタイプの選択
Google広告の管理画面で、「新しいキャンペーン」から「パフォーマンスの最大化(P-Max)」を選択します。
2. キャンペーン目標の設定
ECサイトの場合は、販売促進を目標に設定するのが適切です。
3. Merchant Center連携
Google Merchant Centerと連携している場合は、対象のアカウントを選択し、商品を販売する国を指定します。この連携により、商品情報を自動的に広告に活用できます。
4. 予算と入札戦略
ECサイトでは「コンバージョン値の最大化」を選択し、目標広告費用対効果(ROAS)を設定することを推奨します。
予算設定のコツ
機械学習期間中(配信開始から2週間から5週間)は、十分なデータを収集するため、通常より10%程度多めの予算設定を推奨します。
商品フィードの最適化と管理方法
商品フィードの重要性
P-Max広告では、Google Merchant Centerの商品情報がそのまま広告素材として活用されるため、商品フィードの品質が広告成果に直結します。
最適化のポイント
1. 商品タイトルの改善
- 検索されやすいキーワードを含める
- ブランド名、商品名、主要な特徴を含む
- 文字数制限(半角150文字)内で情報を詰め込む
2. 商品説明の充実
- 商品の特徴、メリット、用途を具体的に記載
- 検索キーワードを自然に含める
- 競合との差別化ポイントを明記
3. 高品質な商品画像
- 白背景での商品写真を推奨
- 複数角度からの写真を用意
- 画像サイズとフォーマットの最適化
除外キーワードの効果的な活用方法
除外キーワード設定の重要性
P-Max広告では配信キーワードを指定できないため、想定外のキーワードでも広告が表示される可能性があります。特にECサイトでは、競合ブランド名や関連性の低い検索語句を除外することで、広告費の無駄遣いを防げます。
設定方法と注意点
P-Max広告の除外キーワードは、検索広告枠とショッピング広告枠にのみ適用されます。
参考
https://support.google.com/google-ads/answer/15726455?hl=ja
推奨除外キーワード:
- 競合ブランド名
- 商圏外の地名
- 「無料」「格安」など価格にそぐわない語句
効果的なシグナル設定とオーディエンス戦略
シグナルとは
シグナルとは、Google AIが機械学習を進める際の「ヒント」となる情報です。適切なシグナルを設定することで、より精度の高い配信対象の特定が可能になります。
参考
https://integrity-marketing.co.jp/google-pmax-signal-20240430/
ECサイト向けシグナル設定
1. オーディエンスシグナル
- 過去の購入者リスト
- カート放棄者リスト
- サイト訪問者(商品ページ閲覧者)
- 類似オーディエンス
2. デモグラフィック設定
ECサイトの主要顧客層に合わせて、年齢、性別、世帯収入などを設定します。
3. 関心・関連性の設定
商品カテゴリーに関連する関心カテゴリーを設定します。
学習期間の確保と予算設定のコツ
機械学習期間の理解
P-Max広告では、配信開始から少なくとも2週間から5週間は「学習期間」として位置づけ、この期間中は頻繁な設定変更を避けることが重要です。
学習期間中の運用方針
- 大幅な予算変更(±10%以上)は避ける
- 目標ROAS の頻繁な変更は控える
- アセットの追加・改善に注力する
- データの蓄積を優先し、性急な判断は避ける
AIは広告主が設定したシグナルを参考にしながら機械学習を進めるため、適切なシグナル設定により機械学習期間を大幅に短縮できます。
【トピック3】P-Max広告でECサイトの売上を最大化する実践テクニック
ROASを向上させる運用方法と改善ポイント
ROAS目標の段階的設定
ECサイトでP-Max広告を運用する際は、いきなり高いROAS目標を設定するのではなく、段階的なアプローチが効果的です。
推奨設定手順:
- 初期段階(配信開始〜4週間): 既存広告ROAS実績の70-80%
- 学習段階(4〜8週間): 既存広告ROAS実績の80-90%
- 最適化段階(8週間以降): 目標ROAS を段階的に引き上げ
パフォーマンス改善の具体的手法
1. アセットの継続的改善
- 見出しテキストを定期的に更新(月1回程度)
- 成果の良いアセットを特定し、類似パターンで展開
- 季節やトレンドに合わせたクリエイティブの追加
2. データ分析に基づく最適化
2025年のアップデートにより、アセットグループレポートでセグメント別の詳細分析が可能になりました。また、新たに導入されたチャネルパフォーマンスレポートでは、P-Max広告が Google の全てのチャネルでどのような成果を上げているかを把握できます
参考
https://support.google.com/google-ads/answer/16260130?hl=ja
- シグナル別パフォーマンスの確認
- 年齢別の成果比較
- チャネル別の配信効果分析(検索、YouTube、ディスプレイ、ディスカバー等)
- フォーマット別の内訳分析(ビデオ広告、商品フィード等)

季節性やトレンドを活用した売上最大化戦略
季節要因の活用方法
1. 予算配分の調整
- 繁忙期(年末年始、母の日等): 予算を30-50%増額
- 閑散期: 予算を抑制し、アセット改善に注力
2. 商品プロモーション戦略
- 季節商品の前倒し配信(2-3週間前から開始)
- セール期間中の積極的な予算投下
- 季節限定クリエイティブの活用
成果測定と継続的な最適化の進め方
KPI設定と測定方法
主要KPI:
- ROAS(広告費用対効果)
- コンバージョン数・コンバージョン率
- 平均注文単価(AOV)
- 新規顧客獲得数
測定頻度:
- 日次: 予算消化、コンバージョン数
- 週次: ROAS、AOV、デバイス別パフォーマンス
- 月次: 総合的な成果評価、戦略見直し
継続的改善のサイクル
月次改善サイクル:
- データ収集・分析(月初1週目)
- 課題特定・改善施策立案(月初2週目)
- 施策実装・テスト開始(月初3週目)
- 効果測定・次月計画策定(月末1週間)
アセットグループの効果的な活用方法
アセットグループの戦略的設計
ECサイトでは、商品カテゴリーや顧客セグメント別にアセットグループを分けることで、より精緻なターゲティングが可能になります。
推奨アセットグループ構成:
- 商品カテゴリー別(アパレル、家電、化粧品等)
- 顧客タイプ別(新規顧客向け、リピーター向け)
- 価格帯別(高額商品、低額商品)
失敗を避けるポイント
よくある失敗パターンと回避方法
失敗例1: 学習期間中の頻繁な変更
問題: 配信開始1週間で成果が出ないため、予算や目標ROASを頻繁に変更
対策: 最低2週間から5週間は設定を維持し、機械学習を優先する
失敗例2: 除外キーワード設定の不備
問題: 競合ブランド名で配信され、無駄なクリックが発生
対策: 配信開始前に競合ブランド名、関連性の低いキーワードを除外設定
失敗例3: 商品フィードの品質不足
問題: 商品タイトルや説明が不十分で、クリック率が低い
対策: 配信前に商品フィードを最適化し、定期的にメンテナンスを実施
初心者が陥りやすいミスと対策
- 設定時のミス: Merchant Center連携の不備 → 事前に連携テストを実施
- 運用中のミス: 成果を急ぎすぎる → 長期的視点での運用を心がける
- 分析時のミス: 表面的な数字だけで判断 → 質的な指標も併せて評価
段階的な取り組み方法
まずは既存の広告運用データを基に適切な目標設定を行い、十分な予算を確保した上でテスト配信を開始することをお勧めします。焦らず機械学習の完了(2週間から5週間)を待ち、データに基づいた継続的な改善を行うことで、ECサイトの売上向上を実現できます。
P-Max広告は非常に強力なツールですが、その効果を最大限に引き出すには、適切な設定と継続的な最適化が欠かせません。特に、商品フィードの最適化、シグナル設定の精緻化、競合状況に応じた戦略立案などは、専門知識と経験が重要となります。
「設定方法に不安がある」「思ったような成果が出ない」「より効果的な運用方法を知りたい」といった場合は、専門家のサポートを受けることで、より確実な成果向上が期待できます。
私たちは、ECサイトでのP-Max広告運用において豊富な経験を持ち、業界特性に合わせた最適な戦略提案が可能です。お気軽にご相談ください。成果向上に向けて、具体的で実践的なソリューションをご提案いたします。
▼ホームページ
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用語集・定義
Google広告の自動化広告タイプの一つ。一つのキャンペーンでGoogle全サービス(検索、YouTube、Gmail、マップ等)に広告配信できる。AIが自動的に最適化を行う。
広告を表示させたくない検索語句を指定する機能。競合ブランド名や関連性の低いキーワードを除外して、広告費の無駄遣いを防ぐ。
AIが機械学習を進める際の「ヒント」となる情報。オーディエンス、デモグラフィック、関心カテゴリーなどを設定して、配信精度を向上させる。
Return On Advertising Spend の略。広告費1円あたりの売上を示す指標。例:ROAS 300%は広告費1円で3円の売上を意味する。
Return On Investment の略。投資額に対する利益の割合。広告費に対してどれだけの利益が得られたかを示す。
広告配信の対象となるユーザーグループ。過去の購入者、サイト訪問者、特定の関心を持つユーザーなどに分類される。
Google Merchant Centerに登録する商品情報データ。商品名、価格、画像、説明などが含まれ、Pmax広告の素材として活用される。
よくある質問(FAQ)
Q1. APmax広告とリスティング広告の違いは?
A. リスティング広告は検索結果にのみ表示され、キーワードを設定して運用しますが、Pmax広告はAIが自動的にGoogleの全サービス(YouTube、Gmail、マップ等)に配信し、機械学習で最適化を行います。より幅広いユーザーにアプローチできる点が最大の違いです。
Q2. ECサイト運用でPmax広告を使うメリットは?
A. 主なメリットは、(1)全チャネル横断配信による認知拡大、(2)AIによる自動最適化で工数削減、(3)新規顧客獲得機会の拡大、(4)平均18%以上のコンバージョン向上(Google公式データ)です。
Q3. 除外キーワードはどう設定すれば良い?
A. ECサイトでは、(1)競合ブランド名(可能であれば)、(2)商圏外の地名、(3)「無料」「格安」など価格にそぐわない語句を除外することを推奨します。
Q4. シグナル設定で気をつけるポイントは?
A. 過去の購入者リスト、カート放棄者リスト、サイト訪問者などのオーディエンスシグナルを中心に設定し、商品カテゴリーに関連する関心カテゴリーも追加します。設定しすぎると配信が制限される場合があるため、主要な3-5個程度に絞ることが重要です。
Q5. 予算はどれくらい必要?
A. 機械学習に必要な最低限のデータ収集のため、月額20-30万円以上の予算を推奨します。ただし、Googleの推奨条件(過去1ヶ月で30件以上のコンバージョン)を満たすことが効果的な運用の前提となります。学習期間中は通常より10%程度多めの予算設定が効果的です。
ドコドア マーケティング部
有資格:Google広告認定資格、Googleアナリティクス個人認定資格など