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ホームページ制作 外注のポイントと注意点|費用やメリットも徹底解説!

自社で専用のホームページを作りたい!と、そう考える企業は、近年増加したように感じます。スマホで検索することが当たり前の時代において、ホームページを有することは、マーケティング領域で大きなアドバンテージとなります。
多くの場合、ホームページ制作は、制作会社に外注することが基本になるでしょう。ITスキルが必要で1つ作るだけでも大変なホームページは、確かなノウハウとスキルを持った制作会社のプロに任せるのがおすすめです。
ただ、具体的にどのように「外注」すれば良いか分からない人は多いでしょう。制作会社はどこが良い?費用と相場は?依頼の際の注意点は?と、ホームページ制作に関する多くの疑問があると思います。
本記事では、このようなホームページを外注する際の疑問を徹底解説します。ぜひ、ホームページ制作を外注するときの参考にしてください!
目次
1 ホームページ制作を外注するメリット
まず初めに、ホームページ制作を外注するメリットについて解説します。
・専門スキルを活用できる
ホームページ制作は、デザイン、コーディング、SEO(検索されやすさ)、UI/UX設計(見やすさ・使いやすさ)など、多くの専門スキルが必要です。外注によって、それぞれの分野に精通した制作会社のプロフェッショナル達が持つ技術を活用することができます。また、その制作会社で独自の強みといったものも存在し、これを活かすことで、競合他社と差別化を図ることも可能です。
・時間と労力の節約
社内で制作を進めるには、準備から実装、サイトの運営やメンテナンスに至るまで、多くの時間と人的リソース、技術的ノウハウが必要となります。外注なら、要件をまとめて依頼するだけで済み、他の業務に集中できます。結果的に、外注した方がコストが掛からなかった、というケースも少なくありません。
・クオリティの高い仕上がり
実績豊富な外注先に依頼すれば、プロならではのデザイン性や使いやすさが反映された、効果的なサイトが完成します。制作会社によってはマーケティング視点を取り入れた提案も期待できます。数多のサイトを制作してきたベテランの視点から提案をもらえることにより、より洗練された、最適なホームページとなります。
2 ホームページ外注先の種類と選び方
ホームページを外注する、と一口に言っても、外注先にはいくつかの種類があります。ここでは、外注先の種類と特徴、選び方を紹介します。
・制作会社
企業向けサービスが充実しており、ホームページをただ制作するだけではなく、要件定義から運用サポートまで一括対応が可能です。基本的にサービスの質や制作のノウハウ・専門性は高水準で、ホームページ制作の品質や信頼性を重視するならこちらがおすすめです。高額なイメージがありますが、プランによってはかなりお手頃なものも多いです、
・フリーランス
フリーランスは、価格面やサービス面での柔軟性が高いことが特徴的な外注先です。ただし個人ということもあり、手放しに信頼するのは禁物で、対応範囲やスキルに大きなばらつきがあるため外注する際はポートフォリオや実績の確認が必要不可欠です。
・クラウドソーシング
複数のフリーランスや小規模事業者から提案を募ることで制作を依頼する外注方法です。比較的低価格で発注可能で、複数の提案や依頼先を見て、どこにするかを決定することが可能です。ただし、選定・管理の手間がかかり、条件やタイミング次第で、望むような外注先が見つからないケースも少なくない点に中止しましょう。
3 外注時の費用相場と見積もりの見方
外注の際の費用相場について解説します。これは外注先によって差があるので、あくまでも目安として参考にしてください。
1.こだわり・ページ数別 費用相場
・簡単なサイト(ページ数1~3Pほど)、もしくはトップページのみ
数ページのシンプルなホームページです。およそ5万〜40万程度。トップページのみの場合、5万円〜15万円程度。会社概要や商品紹介などの簡易サイトに適しています。
・一般的なサイト(ページ数5~10Pほど)、全ページ対応のフルサイト
いわゆる、皆さんが想像するようなホームページです。およそ30万円〜100万円以上。お値段は、ページ数やデザインの凝り具合によって変動します。
・それ以上のサイト(ページ数15P以上)
ページ数が多く、デザイン面や機能面でもかなり作り込まれたホームページです。費用相場はおよそ100万〜150万、もしくはそれ以上になります。
2.サイト別 費用相場
サイトの種類 | 相場費用 |
ランディングページ(LP) | 5万〜100万円 |
企業サイト(5〜10ページ) | 30万〜300万円 |
ECサイト | 50万〜300万円以上 |
採用サイト | 50万〜250万円 |
ポータルサイト | 200万〜1,000万円以上 |
3.外注先別 費用相場
外注先 | 相場費用 |
フリーランス | 10万〜30万円 |
制作会社 | 数十万〜300万円 |
大手制作会社 | 300万〜1000万円 |
4.その他費用
・CMS構築(WordPressなど)
これは、ホームページをプログラミングなどを行わず、簡単に書き換えるようにするシステムの構築です。およそ10万〜50万円が目安となります。自社で更新・運用できるようにすることで、長期的なコスト削減にもつながります。
・スマホ対応(レスポンシブ対応)
こちらは、ホームページをスマホに対応させるかどうかについてです。追加対応費として+10〜20%程度となります。
・ドメイン取得、サーバー初期設定
これは、ネット上にホームページを置くための費用、つまり、住所を取得する作業になります。およそ1万〜5万円程度が目安です。
なお、以下のリンクが弊社ドコドアのホームページ制作の料金表になります。ぜひ、こちらも参考にしてください
4.外注プロセスの流れと各フェーズの注意点
続いて、外注する際にどのような手順があるのかについて紹介します。制作会社によって多少の差はあれど、基本的な流れは同じです。また、各フェーズの注意点も解説します。
1.要件定義と目的の明確化
一番初めに行うのが要件定義です。簡単にいうと、「どんなホームページを作りたいか」を制作会社と共有し、確定する非常に重要なフェーズです。ここをあまり考えず制作会社に丸投げしてしまうと、想像と違う方向性のサイトになってしまうかもしれません。このフェーズでポイントとなるのが、「どんなサイトを作りたいか」に付随し、「なぜ作る必要があるのか」「誰がターゲットなのか」を明確にすることです。これが十分だと、依頼主・外注先双方にとって、スムーズでブレのないプロジェクトが進行できます。
2.デザイン提案と修正対応
要件定義をもとに、外注先からデザイン提案がなされ、プロトタイプが制作されます。いわば、「ホームページの見た目」を決定するフェーズです。なお、デザイン提案のチェックは、作り手の立場ではなく、ホームページを利用するユーザー視点でチェックすることがおすすめです。初期デザイン提案の段階でしっかり意見を伝えましょう。また、デザインは、修正回数に制限がある場合もあるため、事前確認しましょう。
3.開発・納品
実際に、ホームページの開発・構築が開始され、納品されるフェーズです。システム的な実装と製品の受け取りの部分ですので、ここで依頼者が関与することはあまり多くありません。外注先を信頼し、ホームページを受け取りましょう。ただしサイトの間違いや漏れのチェック、修正期限や保守期間の確認は忘れないようにしましょう。
4.運用。保守体制の構築
ホームページを納品するまでの契約であれば、このフェーズはありません。ただし、ホームページは完成しただけで効果が現れるものではなく、公開してからが本番になります。完成後の保守・運用までを含めた体制構築が理想です。特にCMSの構築や操作マニュアル提供なども依頼できるかは非常に重要です。あらかじめ外注先に、どのような運用・保守サポートがあるかを確認しておきましょう。
5 ホームページ制作を成功するための外注チェックリスト
ホームページ制作の外注を成功させるための、簡単なチェックリストを作成しました。1.事前準備、2外注先の選定、3.ホームページ制作の3段階に分けています。
1.事前準備
・ホームページの目的が明確になっている
・ターゲットとなる層を定義できている
・自社の強み・魅力をまとめている
・必要なページ数、機能を想定している
・どのようなデザインのサイトにしたいかを決めている(既にあるサイトを参考にしてもOK!)
2.外注先の選定
・外注先の制作実績とポートフォリオの確認
・複数社から見積もりを取得し、比較している
・ページ数、修正回数といった見積もりの内訳を把握している
・制作だけではなく、運用と保守のサポート体制を確認する
・SEO対策に強いか
3.ホームページ制作
・使いたいロゴやデザイン、写真があれば共有する
・実際のデザイン案が、目的に合っているかチェックしている
・スケジュール・納期をきちんと確認している
・契約内容の合意と、その内容の文書化をしている
なお、これら全てを完了する必要はありません、制作会社ではそれぞれの段階で、チェックリストの内容をサポートしてくれることが多いので、何となく把握しておく程度でも大丈夫です。ただ、上記のチェックリストを押さえていると、外注がスムーズに進みますので、覚えておいて損はないでしょう。
6. 外注のよくある失敗例と回避策
最後に、ホームページ外注の失敗例3つとその回避策について紹介します。この3つの失敗例は、この3つの失敗例はホームページ制作において特に頻発するものです。これまでの記事の内容と繋がることでもありますので、ここだけでも必ず注意してください。
・「イメージしてたサイトと違う…」完成イメージの共有不足
イメージの共有不足や、目的やターゲットが不明瞭な場合に発生する失敗です。せっかく安くない費用で外注したのに、何だか煮え切らないデザインにはしたくないですよね。回避策としては、まず、要件定義をしっかりすること、デザイン案の段階で、きちんと要望を伝えることです。また、要望を口頭のみで伝えるのではなく、参考サイトや構成案を提示することでズレを防げます。
・「それって追加でお金かかるの?」追加費用の発生
これは、依頼した作業がオプションだと知らず後から追加費用が発生するケースです。想定してたより費用がかかるのは誰しも避けたいところ。あらかじめ何に追加費用がかかるのか、しっかりと制作会社に確認しておきましょう。また、制作が開始された後から追加したいものが出てくることは珍しくありません。修正や機能追加が都度費用発生することもあるため、予算にはある程度の余裕を持たせましょう。
・「サイトができたけど誰にも見られない…」SEO・スマホ対応が不十分
ホームページは制作後の運用・保守からが本番です。ホームページが誰からもアクセスされないという事態を回避するには、最低限のSEO施策(meta設定、構造化データ、表示速度など)やレスポンシブ対応が必要です。特にSEO対策に関しては、非常に重要なことでありますが制作会社によってノウハウにばらつきがあります。SEOに強みのある制作会社に外注することで、この失敗を回避しやすくなるでしょう。
まとめ|外注で理想のホームページを実現するために
「ホームページ制作 外注」は、スキル・時間・品質の面で大きな利点がありますが、外注先選びと進め方が成功の鍵を握ります。目的の明確化、見積もり内容の精査、コミュニケーションの密度を意識して、理想のホームページ制作を実現させましょう。
さて、これからホームページの外注先を探そうとしている方にご提案があります。
当社ドコドアは会社設立以来、1,600社以上のホームページを制作してきました。見た目が美しいホームページを作るだけではなく、豊富な制作実績から得たWebマーケティングの知識やSEO対策のノウハウが大きな強みです。
制作した後に公開しない、魅力的で効果的なホームページを提供いたします。ホームページ制作の外注を検討されている方は、ぜひドコドアまで、一度ご相談ください。
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ドコドア 編集部
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