新卒社員へ向けたビジネススクール。今週のテーマは「端的に話す」でした。
聞かれたことにだけ答える。聞かれたことを最初に答える。これは前回学んだ「結論から話す」ことともつながります。

自分が答える時だけでなく、質問する際も端的に答えられる質問、答えやすい質問をすることが必要です。
その一番シンプルな形が、イエスかノーで答えられる、いわゆる”closed question”です。
「あの資料できた？」「明日の会議、日程変更できる？」「あのお客様に連絡した？」
上記の質問はすべてイエスかノーで答えられる質問です。
これらの質問をするとき、質問者が知りたいのはあくまでイエスかノーかであって、それ以外の情報は二の次です。
しかし回答者にとっては、質問の答えが自分にとって都合の悪いものの場合、つい弁明や言い訳をしたくなってしまうことがあります。そんな時でも最初にすべきことは、理由や過程を述べることではなく、質問にストレートに答えることです。そうすることが結果的には相手のためにも自分のためにもなるのです。

結論から話すことと同様、相手の意図を想像して会話をすることが必要です。一つ一つ学んだことを積み重ねて、社会人に求められるベストなコミュニケーションを身につけたいですね。