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介護支援アプリ参考事例 10選|開発・導入のポイントもご紹介
DX化が進み、少しでも仕事の負担を減らそうと、仕事支援アプリが導入される現代。それは介護業界も例外ではなく、介護の仕事を支援することを目的としたアプリも、年々増えています。
介護支援アプリを導入することは、介護現場での書類作業や情報管理負担を減らし、職場でのコストパフォーマンス増加に大きく繋がるでしょう。
そこで今回は、参考となる介護支援アプリ10例を紹介します。アプリの概要や便利な機能についても合わせて解説します。
介護支援アプリとは
介護支援アプリとは、介護に関する業務を行う上で役に立つアプリのことを指します。主に介護利用者の健康・状況を記録したり連絡事項を共有したりする仕事効率化アプリが中心ですが、それ以外での介護関連アプリも複数あります。
今回の記事では、app storeやgoogle playで見つけることのできるモバイルアプリに限定し、介護の仕事効率化アプリ7つ、介護関連アプリ3つを紹介します。
介護支援アプリのメリット・デメリット
介護支援アプリを紹介する前に、介護支援アプリを利用することのメリット・デメリットについて解説します。介護支援アプリを導入することで、どのようメリット・デメリットがあるのかを把握し、本当に役立つかを考えることが重要です。
介護支援アプリのメリット1.業務上でのミスを減らせる
介護利用者、シフトなど、介護業における多くの情報をアプリによって管理することで、確認不足、見落としといった人的なミスを減らすことができるようになります。デジタルで情報を管理することにより、書類で行う情報管理の煩わしさから解放されるでしょう。
介護支援アプリのメリット2.ペーパーレス化ができる
介護支援アプリには書類での作業を代替して行う機能を持つものがあります。メリット1とも重なることですが、このペーパーレス化によって、書類作成の手間を省き、効率的に業務を進めることができるようになります。
介護支援アプリのメリット3.介護スタッフの負担を減らせる
業務や介護の一部をアプリに任せることにより、実務的、精神的な負担を減らすことができます。これにより介護業従事者のパフォーマンスを改善し、より良い介護環境を作ることができます。
介護支援アプリのデメリット1.慣れるまで時間がかかる
使ったことのない新しいアプリを使うとなると、どんな人でも必ず手間取ってしまいます。特にスマホやアプリを使うことが苦手な方にとっては、実際の業務でアプリを使いこなすまでどうしても慣れが必要です。
介護支援アプリのデメリット2.アプリの使用が負担になってしまう可能性がある
これは介護業界に関わらず、新しくDXを行う際に陥りがちなことですが、アプリの利用を優先するあまり、逆に業務を増やしてしまうことがあります。あくまでアプリは仕事をスムーズにし、現状の負担を取り除くものです。新しく業務を増やしてしまい、介護業務での負担にならないに注意しましょう。
介護の仕事効率化アプリ7選
ここでは、介護業務に直接役に立つ、仕事効率化アプリの事例7つを紹介します。
シフトカイゴ
シフトカイゴは、スケジュール管理アプリの中でも、介護士のスケジュール管理に特化したアプリです。日勤、夜勤、バイトなど、様々なシフト管理に対応しており、メールやラインで共有することもできます。
使いやすさを意識したシンプルなデザインで、複雑な操作は必要ありません。
完全無料で利用できることも、導入の手間がなく嬉しいポイントです。
Care Palette
介護記録ソフト、「Care Palette」では、介護計画書の作成、利用者の健康記録ができます。bluetoothに対応した体温計、血圧計といったバイタル機器と連携することで、記録作業の効率化できるのが特徴です。
また、多言語の音声入力にも対応しており、外国人スタッフも利用することができます。
※介護事業者向けの業務システム「ほのぼのNEXT」が必要で、本アプリ単体では使用できません
ケア記録アプリ
「ケア記録アプリ」では、利用者の健康状態とともに、記録時間、利用者・担当者名も記録することでリアルタイムでの確認が行えます。
記録したデータはオンラインでクラウド管理され、端末への保存が不要です。
ペン入力、手書き入力に対応していて、タッチパネル操作の苦手なスタッフでも紙に書くような感覚でアプリを使用することができます。
ツナガール
介護事業従事者用のコミュニケーションツール、「ツナガール」は職員全体での情報共有を行える、介護士向けのLINEのようなアプリです。
利用者ごとに情報を分けて連絡し合うことができるため、複雑な情報のやり取りも可能です。
ファイルの添付にも対応しているため、計画書、報告書等、資料でのやり取りも可能です。
介護ろぐ
介護利用者の介護記録を管理するアプリです。ヒヤリ・ハット記録、活動・介護記録を利用者ごとに入力できます。
少し古いアプリのため、記録の共有には対応していませんが、親しみやすいデザインと操作しやすい画面で、介護記録を簡単にまとめることができます。
でらケア
簡単介護記録アプリ、「でらケア」は利用者の健康管理の他、スタッフ間の情報共有、業務カテゴリごとの記録を行えます。
わかりやすくデザインされたアイコンから簡単に記録できる他、同社開発の、離床センサー「おだやかタイム」と連携することができます。
これによりリアルタイムでの状態を把握することができ、万が一にスタッフが備えることができます。
訪問介護
自宅訪問による介護の記録に特化したアプリです。利用者の入力訪問日時、終了時間、状況のメモ、写真の添付などを行えます。訪問日時と終了時間の記録は、開始ボタンと終了ボタンを押すだけなので、手軽に記録を取ることができます。
記録した内容をCSVで保存することもでき、記録のやり取りも簡単に行えます。
介護関連アプリ3選
ここでは、仕事効率化とは別に、介護に関するアプリを3つ紹介します。
カイゴトーク
「カイゴトーク」は介護に関する個人的な悩みを匿名で相談できるアプリです。いわゆる、介護士版のYahoo!知恵袋とネット掲示板のようなアプリとなっています。
悩みの相談、雑談ができる他、求人や転職情報も掲載されていて、随時その情報を入手することができます。
ケアマネジメント・オンライン
こちらはケアマネージャーの業務支援アプリで、介護、福祉に関する最新情報を配信するアプリです。厚生労働省が発表する、介護保険制度に関する情報も知ることができ、介護福祉についての最新情報を収集することに使用することができます。
また、アプリ内で交流機能があり、現場の方同士での雑談や情報のやり取りも可能です。
看護師、介護士のための用語集
介護・看護に関する用語が多数収録された、介護・看護士スタッフのための辞書です。五十音順の手引きから目的の用語を簡単に探し出すことができます。表示されるテキストは大きく、細かい文字が苦手な方にも簡単に使える用語集です。
アプリ開発会社を選ぶポイント
介護支援アプリの開発・運用を上手く進めるためには、パートナー選びが重要です。アプリ開発会社の選択を誤ってしまうと、アプリ開発にかけた費用と時間が無駄になってしまう恐れもあります。
大切なパートナー選びを失敗しないために次のポイントを押さえておきましょう。
- 希望するアプリの種類・機能に対応できるか
- 実績は十分か
- サポート体制は十分か
- 費用や納期は問題ないか
大切なのはアプリ開発によって、目的を達成できるかどうかです。
そのため、価格などの一つの要素だけを見て決めるのではなく、総合的に判断して依頼する制作会社を選びましょう。
希望するアプリの種類・機能に対応できるか
ひと口にアプリといっても、金融系やマッチング系、ショッピング系など、その種類は多岐にわたるため、アプリ開発会社によって得意・不得意があります。
そのため、作りたいアプリに技術的に対応できるかどうかも制作会社を選ぶ際には重要です。その可否については、希望する種類や、必要な機能を搭載したアプリの開発実績があるかどうかで判断できるでしょう。
実績は十分か
開発実績が多い会社は、その分ノウハウを持っています。また、開発実績が多いということはニーズが高い開発会社でもあるということ。それだけ多くの企業の目的達成に貢献してきた証でもあります。
反対に、制作実績が乏しい会社や古いものしか掲載していない会社は、技術力に不安が残るので注意が必要です。
サポート体制は十分か
アプリはリリースしたら終わりではなく、リリース後にもトラブルやアップデートなどの対応が必要です。そのため、基本的には制作会社との付き合いは運用が始まってからも続きます。
しかし、運用フェーズに入ってからのサポートがない制作会社に依頼してしまうと、自分たちで対応するか、他社に依頼することになります。運用面ではOSのアップデートへの対応など難しいことも多いため、ほとんどの場合は他社に依頼することになると思いますが、仕様書や搭載機能によっては対応しきれないこともあるでしょう。
そのため、企画から開発、リリース後の運用・保守管理までトータルで依頼できる制作会社を選択するほうが安心です。
費用や納期は問題ないか
アプリ開発にかけられる費用や期間は企業ごとに異なります。その条件に対応できるかどうかもアプリ開発会社を選ぶ上で大切な指標となります。
搭載するアプリの機能やユーザーのニーズによってもかけられる期間は変わってくるので、どの程度の期間でリリースしたいのかをまず明確にしておきましょう。
また、限られた予算の中でどの機能を優先するかをあらかじめ決めておくことも重要です。そのうえで費用や納期の希望を叶えてくれる制作会社を選ぶようにしましょう。
まとめ|介護支援アプリの開発は「ドコドア」におまかせ
今回は介護支援アプリに関する情報を幅広くお届けしました。
今では多くの介護現場で介護支援アプリが導入されていますが、初めてアプリ開発をする場合には「どこに任せたらいいかわからない…」と不安を感じる方も多いはずです。
そんな時には、私たちドコドアにご相談ください。
ドコドアでは、スクラッチ型アプリの制作をはじめとし、最新の技術を用いたスマートフォンアプリ開発、AI開発、SalesforceをはじめとしたCRM構築など、お客様のニーズに合わせた様々なシステム開発に対応しております。
全国1,600社以上のweb開発知見とロジックに基づくUI・UXデザインを強みとし、Flutterを用いたiOS・Androidアプリ開発により、一般的なアプリ開発に比べ最大1/2の工数での制作を実現しています。
B to B、B to C問わず様々な業界・業種での制作実績があり、アプリ開発のみならず要件定義からサービス企画・運用・CSまで、一貫したサポートの提供が可能です。
アプリ開発を検討されている方、アプリ開発会社選びで迷っている方は、お気軽にドコドアへご相談ください。
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ドコドア 編集部
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