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「Flutter(フラッター)アプリ開発」とは?|メリットや特徴を事例を交えて解説!

みなさんは「Flutter(フラッター)」をご存知でしょうか?

企業の中には、利益拡大を目的にスマートフォン向けのアプリ開発を手掛けることも珍しくありません。今はアプリ開発に役立つフレームワークも多く、手軽にアプリを作ることが可能です。

ただ、スマートフォンのOSは主に「iOS」と「Android」の2種類が普及しているため、どうやって2つのOSに対応するアプリを作るかで迷ってしまう企業も少なくありません。

そんな時は、検索エンジンでお馴染みのGoogle社が手掛ける「Flutter(フラッター)」を検討してみてはいかがでしょうか。

「Flutter」とは、Googleが提供するモバイルアプリフレームワークで、一度の開発でさまざまなデバイス・環境に対応したアプリを作成できるクロスプラットフォーム技術です。

本記事では、Flutterを導入してみたい、まずFlutterについて知りたいという方々に向けてFlutterの特徴やメリット、企業の導入事例をわかりやすく解説します。

Flutterとは?

「Flutter(フラッター)」は、Googleが提供するオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワークです。

2017年に初めて発表され、その後急速に進化を遂げ、2018年には最初の安定版がリリースされました。

このフレームワークは、単一のコードベースからAndroidとiOSの両方に対応したアプリケーションを開発することができ、特に高いパフォーマンスを「Dart」というプログラミング言語を使用して実現しています。

Flutterは、モバイルアプリ開発を支援するために設計されたモバイルアプリフレームワークであり、クロスプラットフォーム技術としてiOSやAndroidを含む複数のプラットフォーム上で動作する能力に注目されています。

さらに、Flutterは2019年にリリースされた1.0以降、アプリ開発者の間で急速に普及し、多くの企業や開発者によって採用されています。

オープンソースであるため、誰でも気軽に利用することができ、その機能性と将来性からアプリ開発において重要な役割を果たしつつあります。

例えば、iOSとAndroidの両方に対応したアプリを必要とする企業では、Flutterを採用することで開発コストや期間を効率的に管理し、さまざまなプラットフォームにわたるユーザー層に対応することが可能です。

このように、Flutterは革新的なモバイルアプリケーション開発のツールとして、その柔軟性と強力な機能を持ち合わせ、現代のモバイルアプリケーション開発において重要な役割を果たしています。

Flutterの特徴

マルチプラットフォーム対応

Flutterの最大の特徴は、AndroidやiOSだけでなく、Webやデスクトップアプリケーションまでをもカバーするマルチプラットフォーム対応であることです。

これにより、1つのコードで複数のプラットフォーム向けにアプリを開発でき、開発コストと時間を大幅に削減できます

ウィジェットベースの開発フレームワーク

Flutterは、はウィジェットベースの開発フレームワークであり、多様でカスタマイズ可能なUIウィジェットを提供しています。

これにより、アプリケーションの外観や操作感を柔軟に設計することができます。

また、FlutterはMaterial DesignやCupertino(iOSスタイル)を標準サポートしており、iOSアプリでAndroid風のデザインや、AndroidアプリでiOS風アプリのデザインにすることも可能です。

「Dart」という独自のプログラミング言語

Flutterの開発には、Googleが開発したDartという独自のプログラミング言語が使用されます。

DartはJavaScriptと似ており、全く新しい言語を1つ習得するというわけではありません。習得しているユーザーの多いJavascriptを踏襲して開発された言語であるため、学習コストはあまりかかりません。

一般的な普及度はまだ高くないものの、Flutterの急速な普及により、将来性のある言語として注目されています。

サポートするプラットフォームの多様性

FlutterはAndroidやiOSだけでなく、Web、Windows、macOSなど、幅広いプラットフォームをサポートしています。

これにより、企業は一度の開発で複数のプラットフォームにアプリを展開することができ、開発コストを大幅に削減できます。

したがって、Flutterを使用することで、クロスプラットフォームアプリケーションの開発効率が向上し、一貫したUIデザインが実現できます。

その多様な機能により、企業はアプリの市場投入までの時間を短縮し、さまざまなプラットフォームでユーザーにアプローチできます。

Flutterのメリット

一貫したユーザー体験

Flutterを使用することで、iOS、Android、Web、Windows、macOSなど、さまざまなプラットフォームで一貫したユーザー体験を提供できます。

これにより、ユーザーはどのデバイスでも同じ操作感のままアプリを利用することができ、ユーザーの負担が減るほか、ユーザー体験も損なわれません。

コスト削減

Flutterは単一のコードベースで複数のプラットフォームに対応できるため、開発コストを大幅に削減できます。

従来のネイティブアプリ開発では、iOSとAndroidそれぞれに専用の開発チームや環境が必要でしたが、Flutterを使用することで、開発チームの統合が可能です。

また、iOSならSwift、AndroidならKotlinというようにそれぞれの言語でメンテナンスを行う必要も無いため、長期的なコスト面でも優位性があります

パフォーマンスの向上

FlutterはDart言語を使用し、AOT(Ahead of Time)コンパイルによって高速なアプリケーションの起動と動作を実現します。

これにより、ネイティブアプリに近いレベルのパフォーマンスを提供し、ユーザーにとって滑らかで快適な体験をもたらします。

アプリのレスポンス性や処理速度の向上が期待できます。

ハイブリッド開発ができる

Flutterを使用すると、iOSとAndroid向けのアプリ開発を一度のコーディングで行うことができます。

これにより、二重の開発作業や、異なるプログラミング言語による開発の煩雑さを排除し、開発スピードを大幅に向上させることができます。

さらに、コードの再利用性が高まるため、バグの発生確率も低減します。

スマホアプリだけでなくWebサービスにも対応可能

最近ではFlutterのWebサービスへの対応も進んでおり、同一のコードベースでスマートフォンアプリとWebアプリを開発できるようになっています。

これにより、アプリの多様なプラットフォームへの展開が容易になり、1人のプログラマーが開発できるアプリの数を増やすことができます。

ホットリロード機能による高速開発

ホットリロードとは、変更したプログラムがリアルタイムでアプリ反映され確認できる機能です。

これにより、プログラムの修正やデザインの微調整が迅速に行え、開発サイクルを大幅に短縮できます。

開発者はアプリの品質向上に集中し、リリースまでの時間を短縮することが可能です。

Flutterのデメリット

さまざまなメリットがあるFlutterですが、デメリットが全く無いというわけではありません。

日本語の情報が充実していない

注目度の上がりつつあるFlutterですが、Javascriptなどメジャーな言語と比べると日本語での情報があまり多くありません。英語の記事や公式ドキュメントを読む必要があり、初心者が初めて学習するにはハードルが高い部分もあるでしょう。

OSの影響を受けやすい

iOS・Androidアプリを同時に開発できるマルチプラットフォーム対応が大きな特徴であるFlutterですが、すべての機能を同時に開発できるわけではありません。カメラやBluetooth、通知機能などOS独自の機能はFlutterとは別で実装する必要があります。

他にもOSアップデート後、Flutterのアップデートを待ってからアップデート対応する必要があるため、ネイティブ開発とは異なり素早くOSアップデートに対応することが難しいです。

扱えるエンジニアが少ない

新しいフレームワークであるため、歴史の長い言語とは異なってFlutterを扱うことができるエンジニアが少ないというデメリットもあります。また、扱えるエンジニアが少ないため、制作実績の多い企業も少ない傾向にあります。

Flutterのインストール方法

ここでは、Flutterをインストールする方法をご紹介します。なお、今回例に用いたのはM1チップ搭載のmacbook Airです。

1.Flutter公式ホームページにアクセス

Flutter公式ホームページ→「Get Started」を選択すると下のような画面が表示されます。

FlutterImage1

今回はmac OSをクリック。

次にどのようなアプリを作るのかによって分岐する画面が表示されます。

FlutterImage2

今回はiOSを選択しました。とりあえずFlutterをダウンロードしたい場合にはiOSを選択してください。

こちらの選択は、それぞれの環境に必要なツールを追加でダウンロードするための画面です。そのため、iOSを選択したからAndroidアプリを開発できなくなるということはありません。

すると、以下のような画面が表示されます。

FlutterImage3

この画面では、Flutterを動かすために必要なマシンスペックなどが表示されます。

このまま下にスクロールすると下の画面が表示されます。

FlutterImage4

こちらの「Download and install」を選択します。今回はM1チップ搭載のmacbookを利用しているので右側を。M2・M3チップの場合も同様です。M1チップ導入前のmacbookを利用している場合には左側を選択してください。

ダウンロードが完了した後はzipファイルを解凍してください。

2.Finderで設定を行う

①Flutterを利用するユーザーフォルダの中に”development”と名付けたフォルダを作成し、その中にダウンロードした”flutter”フォルダを移動します。

②次にFlutterを使えるようにするために「パスを通す」という作業を行います。簡単にいえば、機械にFlutterファイルがどこにあるか認識してもらうための作業です。macのLaunchpad→その他→ターミナルの順に操作(デフォルトから変更していない場合)し、ターミナルを起動します。

③ターミナルを起動した後、まず使用しているシェルを調べます。ターミナルに

echo $SHELL と入力すると、/bin/zsh または /bin/bash と表示されます。/zshの場合には vim .zshrc と、/bashの場合には vim .bash_profile と入力してください。

④ターミナルを起動したまま、

export PATH=”$PATH:/Users/ユーザー名/development/flutter/bin”

と入力します。ユーザー名をYamadaTaroとしている場合には、

export PATH=”$PATH:/Users/YamadaTaro/development/flutter/bin”

となりますね。

⑤入力を保存し、ターミナルに which flutter と入力し、パスが表示されれば完了です。パスが表示されていない場合には、パスの入力がうまくいっていない可能性があるため、④をもう一度入力し直してみてください。

企業の導入事例

 じゃらん宿・ホテル検索/予約アプリ

「じゃらん」は、株式会社リクルートが提供するアプリであり、簡単に旅行先の宿泊施設を検索し予約できる便利なツールです。

じゃらんアプリはiOS/Andoridから共にリリースされていましたが、プロジェクトの大規模化によるビルド時間の増加などからFlutterにリプレースされました。

Kubota Diagnostics―故障診断アプリ

株式会社クボタは、建機・農機メーカー向けに開発した故障診断アプリ「Kubota Diagnostics(クボタ ダイアグノスティックス)」を、販売代理店のサービスエンジニア向けに提供しています。

このアプリは、3DモデルとAR(拡張現実)を活用し、従来のマニュアルによる故障修理からの脱却を図っています。

開発では、拡張性を鑑みてFlutterを採用。マルチデバイスへの対応を可能にしました。

Google Ads―広告管理アプリ

「Google Ads」は、広告キャンペーンを簡単に管理できる便利なツールです。

移動中でも簡単に広告のパフォーマンスをチェックしたり、予算やキーワード、広告の調整が可能です。

また、Googleが提供する最適化スコアを参考にして、広告の効果を見直したり改善することもできます。

重要な通知はリアルタイムで受け取れるため、すばやく問題に対処することができます。

必要に応じて専門家と相談したりサポートを受けたりすることも可能です。

広告管理を手軽に行い、ビジネスの成功に貢献する便利なツールとなっています。

Flutterの将来性は?

Flutterの将来性は非常に高いと考えられています。Googleが定期的なアップデートを行い、新機能や改善を提供しているためです。

これにより、開発者は常に最新のツールや機能を活用しながら、より高度で複雑なアプリケーションを構築できる環境が整っています。

さらに、Flutterは洗練されたデザイン高いパフォーマンスを兼ね備えており、これらの特性がアプリケーション開発の選択肢として広く受け入れられつつあります。

特に、AndroidとiOSの両方に対応するクロスプラットフォームの能力は、開発の効率性を飛躍的に向上させます。1つのコードベースで両OSに対応できるため、開発コストやリソースを大幅に節約することが可能です。

さらに、Google自身が開発したことで、FlutterはGoogleの他のサービスやツールとの相性が良く、特にFirebaseとの統合により、開発者はログインやデータ管理などの機能を簡単に実装できます

このような利便性と統合性から、Flutterは今後さらに多くの企業や開発者に採用されることが期待されています。

Flutterの成長は急速であり、開発コミュニティも着実に拡大しています。新しいアプリケーションの開発や既存アプリの更新において、Flutterが選ばれるケースが増えています。

このような状況からも、Flutterは将来的にさらなる発展を遂げ、重要な位置を占めるフレームワークとして確固たる地位を築いていくことが予想されます。

まとめ|スマートフォンアプリ開発ならドコドアへ

今回は、現代のモバイルアプリ開発において非常に強力なツール「Flutter(フラッター)」についてご紹介しました。

Flutterは、そのマルチプラットフォーム対応や高いパフォーマンス、豊富なウィジェットなどの特徴により、多くの企業や開発者に広く利用されると見込まれます。

アプリ開発を検討している方は、今後も進化を続けるFlutterに注目し、その活用方法を模索することが重要です。

「Flutterを使ってiOSやAndroid向けのアプリを作成したい」とお考えであれば、外部委託でのアプリ開発を検討することをお勧めします。

Flutterフレームワークに特化したシステム開発企業に依頼することで、ご要望に沿ったアプリ開発が可能です。

ドコドアでは、スクラッチ型アプリの制作をはじめとし、最新の技術を用いたスマートフォンアプリ開発、AI開発、SalesforceをはじめとしたCRM構築など、お客様のニーズに合わせた様々なシステム開発に対応しております。

全国1,600社以上のweb開発知見とロジックに基づくUI・UXデザインを強みとし、Flutterを用いたiOS・Androidアプリ開発により、一般的なアプリ開発に比べ最大1/2の工数での制作を実現しています。

BtoB・BtoC問わず様々な業界・業種での制作実績があり、アプリ開発のみならず要件定義からサービス企画・運用・CSまで、一貫したサポートの提供が可能です。

アプリ開発を検討されている方、アプリ開発会社選びで迷っている方は、お気軽にドコドアへご相談ください。

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