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無料で使えるおすすめAIツール6選!今すぐ試したくなる活用方法をわかりやすく紹介

2023/09/08 運用 , 生成AI
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ChatGPTが2022年11月に登場し大きな話題となって以来、グッと身近になったAIツールの数々。

「ChatGPTは触ってみたけれどもイマイチ良さがわからなかった。」
「AIツールは聞いたことはあるけれど本当に便利なの?」

など、AIツールについてよく知らないけど興味はあるという方も多いのではないでしょうか?

この記事では、実際に筆者が使ってみて「使える」と思ったAIツールについてご紹介します!

※なお、2023年9月現在、記事内で紹介するツールは全て無料でご利用いただけます。

おすすめAIツール6選とその活用方法

wiseone

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引用元:https://wiseone.io

まずご紹介するのはwiseone。ニュースサイトをはじめとした多くのwebコンテンツ上で利用できる情報収集用ツールです。

GoogleChromeの拡張機能として提供されているAIツールで、Chrome上であればどなたでも利用できます。

※GoogleChromeの拡張機能はGoogle Chrome Webストアからダウンロード可能です。

紹介したいこのツールの機能は2種類あります。

  1. ”Summarize”機能から使用できる要約機能
  2. ”Focus”機能で利用できる単語検索機能

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”Summarize”では現在表示中の記事の要約をツールが自動生成してくれます。生成にかかる時間も短く、快適に利用することができます。

wiseone_focus

続いて、”Focus”機能についてご紹介します。wiseoneを導入するとサイト内の単語に水色のアンダーラインが表示されます。こちらにカーソルを合わせると語句解説が自動で生成されます。

以上が使い勝手に優れていると感じた機能ですが、紹介していない機能もまだまだ存在しています。

普段からニュースをwebサイト上で確認している方には、特におすすめなのでぜひ利用してみてください。

perplexity

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引用元:https://www.perplexity.ai

続いてご紹介するAIツールは、perplexityです。

こちらはChatGPTと同様のチャットボットなのですが、筆者が使ってみた結果、こちらの方がChatGPTよりもマイナーな情報にも対応しており、使い勝手も抜群でした。

日本語にも対応しており、ChatGPTとは異なりメールアドレスでのログインなども不要です。

「ChatGPTを使ってみたいけど、メールアドレスは面倒だな…」と思われていた方におすすめしたいツールとなっています。

使い方も単純明快で、Ask anything… の欄へ知りたいことを入力することで回答が自動生成されます。

perplexity_ex1

このように「ドコドア株式会社について教えてください」と入力すると…

perplexity_ex2

こちらの画像のように詳しいアンサーが出力されます。出力された内容にも大きな誤りはなく、精度も良好です。

関連するwebページも一覧で出力してくれるため、調べ物の入り口として便利なツールなのではないでしょうか。

Canva

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引用元:https://www.canva.com/ja_jp/

3つ目に紹介するのはCanvaです。こちらはデザインの作成ツールとして優秀で、すでに使っている方も多いかもしれません。

スマートフォン上でもアプリとして利用することができますね。

そんなCanvaですが、実は画像生成機能が実装されていることはご存知でしたか?

canva_top

会員登録終了後、画面左のアプリから”Text to Image”ツールを使用することで画像を生成することができます。

画像生成のテイストはアニメ調や水彩画調など様々な形式がそろっています。

生成まで少し時間はかかりますが、一度に4種類の画像を生成可能。生成された画像を元に編集を加えることも可能です。

数多の画像生成ツールがリリースされていますが、現在、Canvaが無料かつ使い勝手が一番良いと筆者は感じました。

(本記事のメインビジュアルにもCanvaで生成した画像を使用しています。)

Consensus

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引用元:https://consensus.app

4つ目に紹介するのは、こちらは論文検索に役立つAIツール・consensusです。

日本語対応はしていないため、翻訳機能も併用するとより活用しやすいです。

はい/いいえ で答えることのできる質問を入力すると、数々の論文の情報を元に精度の高い情報を出力してくれます。

また、回答生成の際に参照した論文も一覧形式で閲覧可能となっており、情報ソースへのアクセスも良好です。

回答生成の際に参照する論文についてもカスタマイズが可能で、年単位で論文を指定することも可能です。

consensus_synthesize

”Synthesize”機能を利用することで複数の論文から得られた結果を自動でまとめてくれる機能もあり、精度の高い情報を入手するためにはうってつけのツールだといえるでしょう。

gamma

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引用元:https://gamma.app/?lng=en

最後に紹介するのは、gammaです。こちらはスライドを生成してくれるツールとなっています。

現代ではパワーポイントを使用してスライドを制作する場面が多くなっていますが、このツールを使用することでその手間を大幅に減らすことが可能です。

スライドのテーマを入力することでAIが自動でスライドの構成を提案してくれます。

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生成を開始してしまえばあとは座って待つだけ!

作成するスライドの原案となるようなものが生成されます。

しかし、生成されるスライドの中の情報には2023年9月時点では誤りも含まれています。

誤りがないか、自分の目で確認する工程は必要ですね。

しかし、その点を考慮してもかなりの手間削減、時間短縮に役立つツールとなっています。

そのため、日常的にスライドを作成してプレゼンをする機会がある方、授業で発表スライドを作成する必要のある学生など、スライドを作成する機会があるみなさんに一度は触ってみてほしいツールです。

ChatPDF

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引用元:https://www.chatpdf.com/?via=rickt1

こちらはPDFファイルを取り込むことでチャットボット形式で要約などを生成することができるツールです。

基本無料で利用することができますが、120ページ以上であったり、10MB以上だったりするPDFファイルで利用するためには別途料金が必要となります。

また、取り込んだPDFファイルは他の目的に利用されることはなく、安全なクラウドストレージに保管されると記載されており、安全性もバッチリです。

現時点(2023/10/30)ではGPT-3.5が使用されており、GPT-4が使用されているわけではありませんが、将来的にGPT-4へ移行することが検討されているようです。

 

今回は経済産業省から公表されている「アジャイルガバナンスの概要と現状 Governance Innovation vol.3」という報告書を取り込んで使ってみました。

なお、本報告書はこちらから閲覧、ダウンロード可能です。

(こちらの報告書、vol.1とvol.2も公表されており、どちらも経済産業省のホームページから閲覧、ダウンロード可能です。余談ですが、ChatPDF無料版の制限のためにどちらも取り込むことができませんでした。)

ChatPDF_sub1

すると、このような画面が表示され、PDFファイルと同時にチャットボットが展開されます。

チャットに行って欲しいプロンプトを入力するとプロンプトに応じた回答が生成されます。

ChatPDF_sub2

生成AIの多くはやはり英語でプロンプトを入力した方が正確な回答が返ってきますね。

以下、スクリーンショット内のチャットの全訳です。

Q.(右の吹き出し)要約してください。

A.(左の吹き出し)このPDFファイルは、新しいガバナンスモデルを提案する「ガバナンスイノベーションレポート」の第3弾です。アジャイルガバナンスを実現するために必要な環境やインセンティブ設計について、国内外の具体的な事例をもとに解説しています。

Q.この報告書の目的はなんですか?

A.本報告書の目的は、アジャイルガバナンスを実現するために必要な環境やインセンティブ設計について、国内外の具体的な事例をもとに解説することである。

Q.この報告書の目的は何ページに書かれていますか?

A.本報告書の目的は、特定のページに書かれてはいないが、PDFファイルの導入部に記載されている。

DeepL翻訳を使用)

このように多少、正確性に欠ける部分もありますが、十分普段使いできるレベルの回答を生成してくれます。

学生の勉強や、今回のように長い報告書の外観を知りたい場合などさまざまな場面で活用できるChatPDFでした。

お試しで利用してみて、使い勝手が良いと感じたら、有料プランへ移行すると、さまざまな制限が解除され、使い勝手がよくなると感じました。

 

AIツールを使用する際の注意点

ここまで6つのAIツールを紹介してきましたが、AIツールを使用する際には注意点も存在しています。

AIツールで生成されたものには誤りが含まれている可能性が大きいということです。

そのため、実際にAIツールを使用する際には誤りが含まれていないか自分の目でチェックすることが必要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

AIツールは日々新しいものがリリースされ続け、その数は日を追うごとにどんどん増えています。

今回は筆者が実際に使ってみて「使える」と感じたツールを6つ紹介しました。

これらの他にも便利なツールは多く存在しているので、最後まで読んでいただいた方々も自分で探してみると思いがけない出会いがあるかもしれませんね。

 

文:安澤空詩(ドコドアインターン)

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