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動画マーケティングとは|メリットデメリットから始め方までわかりやすく解説
5Gの提供が開始されたことやスマートフォン、SNSが普及していることから注目が集まる動画マーケティング。若い方には、テレビは見ないけれど、Youtubeなどの動画配信サイトはよく利用するというような方も多いのではないでしょうか。
動画は、1分間の動画に180万語分の情報が含まれているという海外の研究結果からも分かるように、不足なく伝えたいことを伝えられるメディアです。
本記事では、そんな動画を利用した動画マーケティングについて詳しく解説しています。
動画マーケティングについて理解を深めるとともに、お役に立てれば幸いです。
そもそも動画マーケティングとは?
数多あるマーケティング手法の中の1つである動画マーケティング。動画マーケティングとはどのようなものを指すのでしょうか?
動画マーケティングとは、動画などの映像コンテンツを利用し情報を発信、その上でブランドや商品をプロモーションするマーケティング手法です。
身近な例としては、テレビCMや動画配信サイトでの広告などが動画マーケティングとしてわかりやすいでしょう。
動画マーケティングの定義はあまり厳密に決まっていないため、動画を利用しているプロモーション=動画マーケティングと考えることもできます。
動画マーケティングを行うメリット
次に、動画マーケティングを行うメリットについてご紹介します。
認知を獲得しやすい
動画によるプロモーションはユーザーの認知を獲得しやすいという性質があります。「認知」とは、マーケティングにおいて、消費者などから知ってもらう段階を指します。
動画広告はテキストや画像ベースの広告とは異なり、音楽などによる聴覚を刺激する要素が含まれることが大半です。そのため、「商品についてはよくわからないけど広告の音楽は覚えている」というような状態を作ることができます。
わかりやすいのはアイフルのテレビCMでしょうか。「そこに愛はあるんか」という特徴的なキャッチコピーと共に流れる音楽は耳に残っている方も多いと思います。
このようにアイフルについて詳しく知らない人だったとしても、音楽は耳に残っており、「アイフル」という言葉は知っているという状態を作り出すことができるのです。
このような状態を作ることができるのは、聴覚を刺激できる動画広告の強みであると言えるでしょう。
伝達可能な情報量が多く、ユーザーの記憶に残りやすい
1分間の動画には180万語分の情報が含まれているとした海外の研究結果が示すように、動画の情報伝達力は他の媒体とは比べ物になりません。
また、映像とBGMの組み合わせによってストーリー性のあるプロモーションを行うこともできます。テキスト、画像ベースの広告では難しい雰囲気も伝えることが可能です。
加えて、テキストや画像による広告は視覚だけにしか訴えることができませんが、動画広告では視覚に加えて、聴覚にもアプローチすることができ、ユーザーの記憶に残りやすい点もメリットということができるでしょう。
広告効果の検証がしやすい
動画マーケティングは、電子媒体上に配信される都合上、広告効果の検証がしやすいという特徴があります。総再生回数や平均視聴時間、コンバージョン率などさまざまな指標が効果検証に利用可能です。
ブランドマーケティングなど施策の効果がデータ化されにくいマーケティング手法とは異なり、施策の反響がデータ化される点は大きな強みです。
(ブランドマーケティングについてはこちらの記事でご紹介しています。お役立てください。)
実際に数字としてデータが蓄積されるため、分析ツールとの相性も非常によく、適切な分析を元にした最適な施策を実行することも可能です。
拡散されやすい
動画の多くは、Youtubeをはじめとする動画配信サイトやInstagram、Twitter、TikTokなどのSNSで配信されています。いずれのプラットフォームでも「共有」が容易で拡散性が高くなっています。
そのため、自社の映像コンテンツを「バズらせる」事ができた場合には、拡散が拡散を呼び、少額の費用で大きな広告効果を生むことができます。
動画マーケティングのデメリット
続いて、動画マーケティングのデメリットについてもご紹介します。
外注する場合には費用がかかる
どのような動画マーケティングを行うかにも左右されますが、多くの場合、動画広告を制作する場合には外部業者に発注する形が一般的です。そのため発注に伴う費用が発生します。
以前と比べて、かかる費用は少額にはなったものの、やはり費用は発生してしまいます。自社内で内製することが費用面からはベストでしょう。
内製する場合でも動画制作スキルを持つ人材が必要に
外注費用を抑えて動画広告を内製する場合でも、動画制作のスキルがを持った人材が必要になります。動画マーケティングも普及し始めており、動画広告戦略を取っている企業は増加傾向にあります。
そのような環境の中でユーザーの目も肥え、クオリティの低い動画広告では、見込んでいた広告効果を得ることは難しくなってきています。そのため、クオリティの高い動画を制作することが必要ですが、ノウハウやスキルの無い場合には難しいでしょう。
映像コンテンツの離脱率の高さ
映像コンテンツは離脱率の高さが特徴ともいえます。動画の冒頭部分でユーザーの興味を引くことができなかった場合、ユーザーの大半は視聴をやめてしまいます。その結果、見込んでいた広告効果を得られないという事態が発生しかねません。
映像コンテンツの離脱率の高さは、そもそもの映像コンテンツの性質に起因するものである他、ショートコンテンツの普及が大きな原因です。TikTokやYoutube shorts、Instagramリールなどの流行から、ユーザーが短尺の動画に慣れてしまい、長尺の動画を最後まで見るユーザーが減少しています。
そのため、映像コンテンツを効果的なプロモーションにするためにはユーザーの興味を引くことを意識した制作が必要になります。
動画マーケティングの始め方
最後に、動画マーケティングを始める場合、どのような流れで始めたらよいのかについてご紹介します。
目的決定
動画マーケティングを実施する目的を決定します。担当者間で目的を共有することで、プロジェクト進行中の認識の違いが生じることを防ぎます。考えられる目的は、「企業の知名度、認知度向上」や「自社webサイトへの流入の増加」などがあげられます。
目標決定
目的を決定したあとは、効果の検証を行うために、目標を設定しましょう。この際多くの場合に用いられるのはKPI(Key Performance Indicator 日本語では重要業績評価指標)です。このとき、目的に合わせたKPIを設定する必要があります。
例えば目的を「企業のwebサイトへの流入増加」としたときに、KPIを「動画広告の総再生回数」としてしまった場合には、「KPIを達成していても目的を達成できていない」「目的を達成できているがKPIを達成できていないため効果のない施策だったと評価される」など適切な評価を下すことができなくなってしまいます。
ターゲット決定
次に、動画マーケティングのターゲットを決定します。このとき、ペルソナも決定し細部まで想定しておくことでより効果的なマーケティング活動となります。
動画マーケティングにおいて、ターゲットが動画を閲覧するであろう媒体についても想定することが重要です。スマホをよく使う層をターゲットとするのか、スマホよりもパソコンをよく使う層をターゲットとするのかによって、制作するコンテンツに違いが生まれるためです。
配信先の決定
最後に配信先を決定しましょう。これは配信先によって適切なコンテンツが異なるためです。
SNSを例に上げた場合、TikTokに配信する場合には縦画面で短尺の広告が適切といえるでしょうし、Youtubeに配信する場合には、ユーザーがスキップできない冒頭5秒で興味を引く構成にすることが必要になります。
制作・公開
制作段階では、これまでに決定した要素に適するようなコンテンツになっているかどうかに留意し、制作を進めましょう。
映像コンテンツの課題ともいえる離脱率の高さを克服できるようなコンテンツは効果的な広告となるでしょう。
効果を検証する
映像コンテンツの公開後、事前に決定した目的を達成できているか、KPIを達成できているかなどのポイントでマーケティングの効果を検証しましょう。
効果が低かった場合には、分析ツールなどを用いて改善点を洗い出しておくことが大切です。
まとめ|マーケティングの支援はドコドアへ
本記事では、昨今、需要が高まりつつある動画マーケティングについて、詳しくお届けしてきました。
動画マーケティングでは、従来のマーケティングでは伝えられなかった情報や、伝えきれていなかった部分までユーザーに訴求することができ、マーケティングの1つの形として今後も重要性は高まり続けると考えられます。
ただし、効果的な映像コンテンツの制作は難易度が高く、加えてノウハウが無いために不発に終わってしまうケースも珍しくありませんので、信頼できるパートナーと一緒に取り組むことをおすすめします。
私たちドコドアは、これまでに1,600社以上のホームページ制作やコンサルティングを請け負ってきた総合デジタルマーケティングカンパニーです。SEO対策やアプリ開発をはじめ、MEO対策、Web広告の運用代行まで幅広いマーケティングの知識と経験を生かして、数多くのお客様の課題を解決してきました。ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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ドコドア 編集部
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