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【大学生向け】ChatGPT 5はGPT-4oと何が違う?変更点をやさしく解説
大学生のための生成AI講座⑦

日本時間2025年8月8日、人工知能(AI)の世界に新たな歴史が刻まれました。ChatGPTの開発元であるOpenAIが、最新のフラッグシップモデル「ChatGPT-5」を全世界に向けてリリースしたのです 。これは単なるソフトウェアのアップデートではありません。大学でのレポート作成、プログラミング学習、語学の習得、そして日々の情報収集に至るまで、私たちのあらゆる知的活動で使用することができます。

この記事は、ChatGPT-5の複雑な技術仕様をただ羅列することを目的とはしていません。生成AIをまだ一度も使ったことのない大学生の方々が、この革新的なツールを「実際に使いこなし」、その驚くべき性能と利便性を心から実感していただくために、ChatGPT-4oからChatGPT 5への主な変更点をまとめることで実践的なガイドブックとなることを目指しています。

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ChatGPT4oから5への変更点

ChatGPT 5(GPT-5)は、従来のGPT-4系列モデルから多方面で大幅な進化を遂げています。主な変更点を順番に見ていきましょう。

1.モデルの統合

ChatGPT 5では、応答速度重視の高速チャット用モデルと、難しい問題に取り組む高度推論用モデル(GPT-5 Thinking)の2つのモデルを統合し、1つのシステムとして動作します。ユーザーがどのモデルを使うか意識する必要はなく、AIがリアルタイムに最適なモードを自動選択してくれます。例えば複雑な質問では自動的に「じっくり考える」モードに切り替わり、シンプルな質問には素早く回答します。これにより常に安定して専門家レベルの回答を得られるよう設計されています。もし「慎重に考えて」とプロンプトで伝えれば、明示的に深く推論させることも可能です。将来的にはこの2モードも完全に一体化した単一モデルに統合予定とのことです。

2.各種ベンチマークの向上

GPT-5は数学、コーディング(プログラミング)、視覚認識、医療など幅広い分野のテストでGPT-4世代を上回る最高水準のスコアを記録しています。例えば、実践的なコーディング課題の評価指標で約74.9%を達成し(GPT-4oは約52%)、高校レベル(アメリカ)数学テストでは94.6%正答(GPT-4oは88.9%)といった具合です。

またマルチモーダル(画像や音声など複数媒体)処理能力も強化され、画像や図表を含む質問に対してより正確に推論・説明できるようになっています。

さらに博士レベルの科学問題GPQAでは、GPT-5はthinking+Python併用で正答率89.4%。一方GPT-4oは70.1%にとどまり、約19ポイントの差。ツールなしでもGPT-5は85.7%と4oを上回る。高度な推論や計算が絡む課題で、GPT-5は精度・実務適性ともに優位と言える。大学研究や専門分析での活用が有望だ。

総じて知能・応答品質ともに大きく進歩したと評価されています。

3.ハルシネーション(誤情報)の大幅低減

GPT-5は、事実と異なる内容(ハルシネーション)の発生が大幅に低下しました。
OpenAIの評価では、ChatGPTの実運用に近い条件で測ると、GPT-5の事実誤認率はGPT-4oより約20%低下。さらに推論モード(GPT-5 Thinking)では、旧モデルのOpenAI o3より約70%少ないとされています。

この結果、「もっともらしい作り話」をしにくく、難しい質問でもより正確で信頼できる回答が期待できます。

また、質問が不明確・不可能な場合に無理に作話せず、限界を正直に伝える傾向が強まりました。これは誠実さ(Honesty)の向上であり、できないことはできないと説明して安全側に回答する「セーフコンプリーション」という訓練手法の導入によるものです。

ChatGPT-5 メッセージ上限とレガシーモデル

モデル (GPT-5) プラン メッセージ上限数 適用時間枠
GPT-5 (標準モード) 無料ユーザー 10件 5時間ごと
GPT-5 (Thinkingモード) 無料ユーザー 1件 1日ごと
GPT-5 (標準モード) ChatGPT Plus 160件 * 3時間ごと
GPT-5 (Thinkingモード) ChatGPT Plus 3,000件 1週間ごと

補足: GPT-5標準モードのPlusプラン上限「160件/3時間」は一時的に引き上げられた値であり、近く元の上限値に戻される予定です。
また、これは2025年8月20日現在の情報です。

なお、さらに上位のProプランではGPT-5を無制限に利用可能(実質的にメッセージ上限なし)とされています。

レガシーモデル(旧モデルについて)

旧モデル(GPT-4oなど)の扱い

GPT-5の提供開始に伴い、旧来のGPT-4世代モデルと推論のOシリーズ(GPT-4o、GPT-4.1、GPT-4.5、o3、o4-miniなど)はレガシーモデルから選択し、使用できます。有料ユーザー(Plus/Pro)に限り、設定から「旧モデルを表示」をONにすることで選択可能です。

既存の過去のチャット履歴も自動的に内容に近いGPT-5系モデルに置き換えられるため、今後は基本的にすべての会話がGPT-5ファミリーで続行されます。

OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏も「PlusユーザーにはしばらくGPT-4oを使い続ける選択肢を提供する」と発言しており、Plus会員は希望すれば従来モデルを併用できます(無料ユーザーはGPT-5系のみ利用可能)。これは、一部のユーザーから「GPT-5の回答が事務的・機械的で、GPT-4のほうが温かみがあった」という指摘が出たための配慮でもあります。

実際、OpenAIはGPT-5のリリース直後にPlusユーザー向けにGPT-4oモデルを復活させ、GPT-5の応答スタイルも「より温かくする」改良を進めると約束しています。このようにしばらくは旧モデルへのアクセスも可能ですが、将来的には終了が予定されている点には注意しましょう。

ChatGPT 5で効果的なプロンプト入力のコツ

GPT-5は非常に高性能になりましたが、より上手に使うための「質問・指示の出し方」のポイントがあります。いくつか押さえておきましょう。

  • 明確で簡潔な質問を心がける:
    GPT-5は指示に対する従順さが従来モデルより高く、ユーザーのプロンプト(入力文)を細かく読み取って忠実に応えようとします。そのため、指示があいまいだったり矛盾を含むと、GPT-5は一生懸命それを辻褄合わせようと試みてしまい、かえって回答が混乱したり遅くなる可能性があります。実際、OpenAIはGPT-5について「不十分または矛盾したプロンプトは他モデル以上に性能を阻害しうる」と注意喚起しています。例えば「○○はするな。ただし状況によっては○○せよ」のような矛盾した指示が含まれると、GPT-5は内部で長く思考を巡らせてしまうのです。対策としては、プロンプト内容はできるだけ明確・シンプルにまとめ、必要なら段階的に追加の質問をすることが効果的です。特に長い指示文を書く際は、前後で矛盾する表現がないか見直してみてください。こうすることでGPT-5の綿密な指示追従能力を良い方向に活かせます。

  • 回答のスタイルや長さを指定する:
    GPT-5は出力のフォーマットや文体の要望にも非常に柔軟に対応できます。例えば「箇条書きで答えてください」「敬体(ですます調)で説明してください」「100文字程度で要約して」といったリクエストを盛り込めば、その通りのスタイルで応じてくれます。内部的にはGPT-5に回答の冗長さを制御するverbosityという新パラメータも導入されていますが、ユーザーとしては難しい指定をしなくても自然言語で「簡潔に」「詳しく」「○○風に」と伝えればモデルが理解して調整してくれます。これはGPT-4よりも強化された“指示に沿った出力調整力”のおかげです。したがって、自分が欲しい回答のイメージがある場合は遠慮なく伝えましょう。GPT-5なら論文風から友達口調まで、トーンの切り替えも自在です。

  • 思考プロセスを要求してみる:
    GPT-5は通常裏側で推論プロセス(チェーン・オブ・ソート)を行い、答えを導いていますが、その一部をユーザーに説明することも可能です。例えば「理由も添えて答えて」とか「ステップ・バイ・ステップで考えを示して」とお願いすると、回答の冒頭に箇条書きで考え方の概要を示してから結論を述べる、といった丁寧な応答をしてくれます。これは複雑な問題で特に有用で、モデルがどう考えて答えに至ったかを知ることで回答の理解が深まるでしょう。また、計算過程や推論の根拠を示させることで、GPT-5が誤っている場合にも途中で気付きやすくなるメリットがあります。GPT-5は推論力が非常に高いため、多くのケースでこの「考え方の共有」も的確ですが、仮に誤っていてもその説明から人間が軌道修正できます。ぜひ「なぜそうなるの?」と理由を尋ねるような使い方も試してみてください。

以上のポイントを押さえれば、ChatGPT 5をより便利な“スマートアシスタント”として活用できるはずです。

Q&A(よくある質問)

Q1. GPT-5はGPT-4oと何が違うの?
高速チャットと高度推論(Thinking)が統合され、質問の難易度に応じて自動最適化。各種ベンチが向上し、誤情報も大幅に減りました。

Q2. メッセージ上限と旧モデルの扱いは?
無料は標準10件/5時間・Thinking1件/日、Plusは標準160件/3時間(暫定)・Thinking3,000件/週、Proは実質無制限。旧モデル(GPT-4o等)は有料設定で選択可(将来終了予定)。

Q3. GPT-5をうまく使うコツは?
指示を明確・簡潔・無矛盾にし、望む文体や長さを指定。「理由も/手順も」と求めて思考プロセスを引き出すと精度と理解が高まります。

参考文献・情報源・画像引用元

  • https://openai.com/ja-JP/index/introducing-gpt-5/%20
  • https://help.openai.com/en/articles/11909943-gpt-5-in-chatgpt%20
  • https://cookbook.openai.com/examples/gpt-5/gpt-5_prompting_guide

まとめ|生成AIアプリ開発・生成AI導入はドコドアまで

最後に、ChatGPT 5を使う最大のメリットは、「誰もが専門家レベルの知識や思考力にアクセスできる」ことです。大学生活やこれから始まる社会人生活で、調べものやアイデア出しに困ったとき、この高度なAIが24時間いつでも相談に乗ってくれるとしたら心強いですよね。もちろんAIの回答をうのみにせず自分で検証する姿勢も大切ですが、GPT-5は正確性や誠実さが従来以上に向上していますので、上手に使えば学習や仕事の強力なサポーターになってくれるはずです。

ぜひ一度、ChatGPT 5を試してみてください。無料でも少し触れられますし、きっとその便利さ・賢さに驚くことでしょう。生成AIの進化を肌で感じつつ、新しい発想や効率化のきっかけとして活用してみることをおすすめします。あなたの大学生活やキャリアにおいて、ChatGPT 5が有益なツールとなることを願っています。

ここまでいかがだったでしょうか?

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