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これだけは知っておきたい代表的な4つの資金調達方法

2020/05/28 その他

スタートアップにとって避けて通れない「資金調達」。様々な調達方法はあるものの、事業の進み具合や何を達成したいのかによって選ぶべき調達方法は異なります。

2020年1~3月期の国内スタートアップでは、電力コストの経営課題を解決できる「オフグリッド電力サービス」を提供するVPP Japanが総額100億円の資金調達に成功。調達先はみずほ銀行をエージェントとしたシンジケートローンと言われています。(※)

ここまで大きな額ではなくても、企業に資金調達の問題は付きもの。これを解決するために様々な調達先・方法を知っておくとよいでしょう。この記事では資金調達方法の中でも代表的な4つの方法をご紹介します。

※出典 : 国内スタートアップ資金調達ランキング(2020年1〜3月) STARTUP DB MEDIA

銀行による融資

資金調達手法は「株式発行を伴う」か「借入」かによって「エクイティ・ファイナンス」と「デット・ファイナンス」に大別され、銀行融資は後者の借入によって調達する「デット・ファイナンス」の1つです。

企業における資金調達先として「銀行による融資」は真っ先に思い浮かぶと思います。メガバンクと言われるような大手なら支店も多く利用のしやすさは上がります。

ただ起業したての時期にはおすすめできません。というのも銀行による融資を受けるための審査が厳しく、起業直後の状態では通過条件を達成できないことがほとんどとも言われているためです。

逆に起業直後〜初期段階を経て、ある程度実績も示せるようになればしっかりと準備を行うことで融資を受けられるかもしれません。メリット・デメリットを把握した上で、準備を怠らずに交渉することをおすすめします。

メリット・デメリット

▼メリット

  • メガバンクなら利用もしやすい
  • 経営に直接口出しされることがない

▼デメリット

  • 利息込みで期日までに支払う義務が生じる
  • 自己資本比率が下がる
  • 審査が厳しく、起業初期は難しい

VC(ベンチャーキャピタル)

続いては「VC(ベンチャーキャピタル)」からの出資による資金調達方法について。前項で資金調達方法が2つに大別されると伝えましたが、VCによる出資は銀行融資と異なり「エクイティ・ファイナンス」という種類に分けられます。

VCからの出資を得ることができれば、原則は返済する必要がないため自由度の高い投資が可能になってきます。また「VCからの出資を受けた」というのはスタートアップにとって将来性を認められた証になります。派生して他のVCやエンジェル投資家からも注目を集められるようになるでしょう。

ただもちろんデメリットも存在します。VCはエクイティ・ファイナンスに分類されますが、これは株式発行を伴うため出資者が株主となって経営に対して意見することもあり得ます。配当金の還元も考えなければいけなくなる点や、場合によっては経営のコントロール権が移る可能性があることには注意を払う必要があります。

メリット・デメリット

▼メリット

  • 原則返済の義務なし
  • 自己資本比率が増加する
  • 将来性を認められることになり、さらなる資金調達も期待できる

▼デメリット

  • 株主となる出資者に経営に対する意見を出される可能性がある
  • 株主への配当も考える必要が発生する

クラウドファンディング

先に紹介してきた2つとは異なるタイプの資金調達方法もあります。その例として「クラウドファンディング」が挙げられます。簡単に言えば、インターネットを介して不特定多数の人々から少量ずつ資金を調達する方法です。

銀行やVCによる融資と違い、より手軽で口コミをはじめとした拡散力があることがポイント。市場の伸びは右肩上がりで、うまくはまると予想以上の資金を調達できることもあるなど、近年の注目度が高い調達手法と言えます。

注意点は対象が不特定多数であること。銀行やVCに対する説明・説得とは異なり、「こんなサービスを作りたい、こんな問題を解決したい」という想いを伝えていかに支援者の共感を集められるかがカギとなります。

また一口にクラウドファンディングといっても、資金や支援者へのリターンによって6つほどに分類されます。どのタイプかを事前に把握して、適切な相手に適切な場所(サイト)で行うことも意識する必要があります。6種のクラウドファンディングの違いについては、クラウドファンディングサービスを提供する『CAMPFIRE』のページでわかりやすく解説されていますので、合わせてご覧ください。

メリット・デメリット

▼メリット

  • 銀行やVCで難しくても資金調達できる可能性がある
  • 現金以外のリターン設定が可能
  • 市場も伸びており、注目度が高い

▼デメリット

  • 資金確保が約束されるわけではない
  • 企画が頓挫した際に信用を失う可能性もある

補助金・助成金

銀行やVCによる融資と並び、補助金・助成金も見逃せない資金調達方法です。国や各自治体が取り扱っており、原則返済が不要なこともあって上手に活用できれば非常に役に立つ資金調達方法と言えます。

なお補助金と助成金をまとめていますが、受給までの難易度や申請機関に違いがあります。
受給までの難易度について、補助金は予算がつく関係で採択に上限が設けられていることが多いです。そのため申請したとしても必ず受給できるとは言えません。反対に助成金は要件を満たしていれば受給の確率は上がります。

申請期間については一般的に補助金の方が申請期間が短く、助成金は不定期であったり比較的長めの申請期間になっていることが多いです。もちろん補助金・助成金の種類によって詳細は異なりますが、要件さえ満たせば助成金の方が活用しやすいと言えるでしょう。

ただ補助金・助成金にも原則後払いというデメリットがあります。申請が通ってすぐさま受給にならないため、資金調達に組み込む際は注意が必要です。

一例としては、日本商工会議所による「小規模事業者持続化補助金」などがあります。メリット・デメリットを抑えて、まずは経済産業省や構成等労働省、地方自治体の補助金・助成金で活用できるものがないか探ってみることをおすすめします。

メリット・デメリット

▼メリット

  • 原則、返済不要
  • 助成金は要件を満たしていれば受給確率も高い

▼デメリット

  • 補助金・助成金の種類によって条件や額が異なる
  • 原則後払いのため、スピーディーな受給は難しい

まとめ

今回は代表的な資金調達方法として「銀行による融資」「VC(ベンチャーキャピタル)」「クラウドファンディング」「補助金・助成金」の4つをご紹介しました。事業や目的によってどの資金調達方法を選ぶべきかは変化します。改めて企業としての姿勢を明確に定め、各方法のメリット・デメリットを理解した上で選択・活用を行いましょう。

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