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やる気が出ない・心が弱っている方に必見!五月病の改善方法10選
皆さんはゴールデンウィークを堪能できましたか?旅行に帰省、友達と遊ぶ、家でだらだらするなど様々なゴールデンウィークがあったと思います。
ところで、そんなゴールデンウィークが過ぎると、我々のような現代人に訪れる「あるもの」があります。
あまり良いものではありません。そう、本記事で取り上げる「五月病」です。気力を無くし、心が衰弱してしまう五月病に現在進行形で苦しんでいる方も多いでしょう。
この記事ではそんな五月病の改善方法と、改善のための心の持ち方について解説したいと思います。筆者自身が試した五月病対策の経験なども織り交ぜて解説するので、ぜひ最後まで読んでいくださいね。
五月病とは何か?
そもそも五月病とはどのようなものでしょうか?
五月病とは、名前の通りGWがあけたこの時期、人のメンタルに訪れます。具体的な症状として以下のようなものがあります。
・体がだるく、落ち込みやすい
・食欲が湧かないか、もしくは食べ過ぎてしまう
・無気力状態で何も手が付かない
・漠然とした不安が湧いてくる
いわゆる「鬱」のような状態になり、精神がすり減ってストレスに潰されてしまうような感覚に陥ってしまうでしょう。この状態では仕事や勉強に手がつかなくなってしまいます。
実は五月病というものは正式な医学用語ではなく、一般的に、五月のこの時期に多くの人が鬱状態になる傾向があることから「五月病」と呼ばれています。また、五月病と似た症状が六月に訪れる場合があり、夏休み明けの九月にも学生の間で見られると言われています。
五月病になってしまう原因
では、どのような理由で五月病になってしまうのでしょうか?
五月病を発症してしまう主な原因をいくつか紹介します。
1.長期休みからの急激な環境の変化
気を緩めること、自分の世界に浸ることは長期休みの特権です。しかしその感覚が残ったまま仕事や学校に向かうと、その環境の急激な変化がメンタルへの大きな負担になってしまいます。
休みとそうでない日で、意識を完全に切り替えられる人なら問題ないのですが、ONとOFFを即座に切り替えることは多くの人にとって難しいものです。
2.新しい職場や学校へのストレス
五月と言えば、新年度である四月の一ヶ月後です。新しい職場や学校、クラスに慣れ始め、自身のいるその環境について多かれ少なかれ考え始めるころです。また、新年度の一ヶ月後は、まだまだ分からないことが多いでしょう。そうすると最初は湧いてこなかった不満や不安を感じるようになってしまいます。
3.春先の気温や気圧の変化
五月は気温、気圧の変化が激しい時期です。土地やその年の気候によった差異はありますが、五月は同じ月で「寒い」と「暑い」を目まぐるしく経験します。気温や気圧が激しく上下すると、身体的に負担が生じ、免疫力を低下させます。免疫力が低下すると些細なことで体調不良になり、それが精神面にもストレスとして影響を与えます。
五月病の改善方法|今からできる取り組み6選
それでは、厄介な五月病の改善方法を紹介します。私自身が試してみて効果のあったものも含んでいますので、自身にあったものを探してみてください。
1.体を動かす
適度な運動がメンタルヘルスを向上させることは、多くの研究で証明され、一般的に知られていることでしょう。とはいえスポーツに取り組む時間や余裕がない人は多いはずです。ですが、もし日頃体を動かしてないのであれば、軽くで良いので体を動かすようにしましょう。
立つ時間をいつもより増やす、意味もなく部屋を歩いてみるといったことを取り入れるだけでも、メンタルヘルスは向上します。しかし、営業で歩き回ったり、部活で運動している場合など日頃から体を動かしている方は、無理に体を動かす必要はないでしょう。
2.人と会話をする
鬱状態の改善において、非常に効果的だとされているのが人との会話です。良い人間関係が、人生の幸福度に直結するとまで言われています。友人や家族、知人など、会話していて楽しいと思える人ならば、会って話してみると良いでしょう。人と会話しなければならないことが逆に負担になるなら取り組まない方が良いのですが、もしそうではないのなら使わない手はないと思います。
3.睡眠の質と量を確保する。
睡眠は疲労回復に最も有効な手段ですので、睡眠の質と量を確保しましょう。「そんなことは分かっている」「それができれば苦労しない」と少なくない方が思ったのではないでしょうか。むしろ筆者自身もそう思います。しかし、睡眠は本当に重要なことで、何かのために睡眠を犠牲にするなら睡眠のために何かを犠牲にしても良いと言えるほどです。少しづつでも良いので睡眠の時間を増やしましょう。睡眠管理アプリを活用するのも良いです。
また、睡眠の質を上げる方法として以下のものがあります。
・寝床でスマホをいじらない
・朝は光を浴びて体内時計を調整する
・午後のカフェインはなるべく控える
まずは自分ができそう範囲から実践していきましょう。
4.食生活を意識する
気分が落ち込んでいると、食生活がおざなりになりがちです。偏った食事を続けていると心や体の健康にも影響を与え、更に気持ちが落ち込んでしまうといった悪循環が生まれます。メンタルヘルスを向上させる栄養として、野菜に含まれるビタミン、卵や納豆などに含まれるミネラル、肉類に豊富なタンパク質、魚に含まれるDHA・EPAがあります。
極端にいってしまうと、人は体に取り込んだものでその人自身を作り上げます。良い栄養素を意識的に摂取し、体と心の健康を保ちましょう。
5.身だしなみ整える/部屋を掃除する
お風呂に入り、髭を剃って、外に出ても問題ない服を着る。部屋を掃除して、身の回りをきれいにする。これだけでも心の持ちようは大きく変わるでしょう。人は周辺の状況から心が形作られると言われています。身だしなみを整えることで強制的に「しっかりした状況」を作り、心もそれに応じた状態にしようという試みです。面倒臭い行為ですが、この面倒臭いを一度突破できたら五月病改善に大きく前進するはずです。
6.娯楽施設を利用する/趣味にお金と時間を使う
日本には多様な娯楽施設があります。銭湯やサウナ、映画館、カラオケ、ジムなど、自分が心をリフレッシュできると思える施設を利用しましょう。また、普段は控えていた趣味へ、時間とお金を思い切って使いましょう。もちろん使いすぎるのは良くありませんが、普段ならできなかったことをするのは、ストレスを大きく低減してくれます。いずれも一時的なリフレッシュですが、この一時的な効果が五月病からの回復につながる可能性は十分にあります。
五月病の改善方法|考え方4選
五月病はメンタルに現れる体調不良です。つまり心の持ち方が大変重要になり、気持ち一つで症状が大きく改善することもあります。ここでは、心を良くするための気持ちの持ち方について解説します。
1.自分を責めない
もし、自分が五月病だと感じても、「情けない」「恥ずかしい」と感じる必要は一切ありません。五月病は風邪と同じように、個人差はあれど、誰にでも訪れる可能性があるものです。あまり自分に責任があると考えるとどんどん心を害してしまいます。パフォーマンスが低下し、自信を無くしてしまうかもしれませんが、良くないのは「五月病の精神状態」であって、自分自身ではないことを理解しましょう。
2.考えすぎない
五月病では、心が疲弊した状態です。それなのに頭を使って自分の精神状態や様々なことを考え続けるのは、更に心を磨耗してしまう可能性があります。意識的にIQを下げ、何となく気分が上がらない程度に捉えましょう。とにかく思考を深く巡らせないことが肝心です。「頭が良くない人は風邪をひかない」といった内容の言葉がありますが、その真偽はともかく、心を病んでしまわないためには考えすぎないことが大事なのは間違い無いでしょう。
3.無理に治そうとしない
ここまで、五月病を治すための内容ばかりでしたが、無理に治そうとしないことも大切です。治すことを意識しすぎると、治っていない現在の状態がストレスになってしまいます。心の不調は時間経過で解消されることも多いので、気長にやり過ごせるような心構えがあると素晴らしいです。
4.病院に行くのを躊躇わない
精神的な不調で、病院に行くのはちょっと…と思う方は多いです。しかし、体に不調があれば、病院にいって診断を受けることは変なことではありません。精神科を受診し、専門知識を持つ医師にしっかりと診てもらう必要があるのならそうするべきです。もし、自分でどうにもならない場合は専門家に頼ることを躊躇わないようにしましょう。
まとめ
今回の記事は以上となります。
五月病を改善するには、睡眠・食事・運動に気をつけること、自分の周囲の環境を整えること、心をリフレッシュさせることが重要です。また、五月病を重く捉え過ぎず、気楽に、気長に向き合うように心掛けると良いでしょう。
「五月病」というと、あまり強くなさそうな名前の響きで軽くみられるかもしれません。しかし実際には、日常生活に支障をきたしてしまい、うつ病にも繋がってしまいかねないものです。
「もしかしたら、ちょっと五月病かもしれない」と思った方は、ここで取り上げた改善方法から、自分に合った改善方法を試してみてください。
厄介な五月病を乗り切れるよう応援しています。
#五月病#体調不良#リフレッシュ