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Cookie(クッキー)とは|基礎知識から正しく活用するための注意点まで解説

2023/10/26 運用
Cookie(クッキー)とは|基礎知識からホームページ制作時の注意点まで解説

「Cookie(クッキー)」は、インターネットを便利に使うために必要な仕組みのひとつです。「最近よく目にするようになったけど、実際どのような仕組みなのかは分からない…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Cookieの基礎知識から正しく活用するための注意点まで分かりやすくお届け。

「Cookieってなんだろう?」と気になっている方はもちろん、これからホームページやECサイトを制作する方企業でWebサイトの運用を担当している方にも役立つ内容になっています。ぜひ最後までご覧ください。

Cookieの基礎知識|仕組みや種類、国内外の規制について

Cookie(クッキー)とは、Webサイトが利用者のPCやスマホに一時的に情報を保存するための仕組みのことを指します。

Cookieによって、訪問したWebサイトの情報が一時的にブラウザ(Google Chrom、Safariなど)に蓄積されるのですが、その情報は言語設定ログイン情報など様々。そのため、個人情報保護の観点から、画像のような取得同意のポップアップを目にする機会が増えています。

当サイトでも、Cookieの使用に関するポップアップが表示されるようになっています。

Cookieの種類

実は、Cookieには「ファーストパーティ(1st party cookie)」「サードパーティ(3rd party cookie)」という2つの種類があります。Webサイトを訪れた際に訪問者の情報を記録するという機能は共通ですが、Cookieを発行する場所に違いがあります。

ファーストパーティ(1st party cookie)

ファーストパーティのCookieは、訪問したWebサイトのドメインから直接発行されるのが特徴です。つまり、ファーストパーティの場合は、訪れたサイトのみで機能します。

ユーザーの行動を精度高く追跡できますが、異なるデバイスやブラウザを利用した場合には別ユーザーと認識されるため、データが蓄積されません。

サードパーティ(3rd party cookie)

一方のサードパーティCookieは、訪問したWebサイトとは異なるドメインが発行したCookieです。

たとえば、訪問したサイト内に設置された広告バナーに伴って、広告配信サーバーからもCookieが発行される場合があります。「いろいろなWebサイトを見ても、同じ商品の広告が表示される…」という場合は、サードパーティCookieを利用したリターゲティング広告(追跡型広告)の可能性が高いです。

つまり、サードパーティCookieはドメインを横断してユーザーの行動を追跡でき、ユーザーの属性や興味・関心を把握しやすいCookieといえます。

しかし、プライバシー保護の観点からApple社やGoogle社ではサードバーティCookieの利用に関する規制が年々強まっているのが実情です。AppleのSafariではサードパーティCookieの全面ブロックがすでに標準化、Google ChromでもサードパーティCookieを使用しないシステムの構築が進められていて、2024年半ばから段階的に廃止することを公表しています。

プライバシー保護の観点から、今後はファーストパーティCookieが主流になるでしょう。

国内外における規制の強化

個人情報保護に関する法整備が進んでいるEUやアメリカでは、Cookieに対する規制が強化されています。

たとえば、2018年5月にEUで施行されたGDPR(一般データ保護規則)では、Cookieによってユーザーが持つデバイスに情報を保存したり、すでにそのデバイスに保存されている情報にアクセスしたりするためには、原則ユーザーがサイトを利用する前にCookieを受け入れるための「同意(オプトイン)」が必要と定められています。

同じく日本でも、2022年4月に「改正個人情報保護法」が施行、2023年6月には「改正電気通信事業法」が施行されました。これらの改正法にはCookieデータに関連する内容も含まれていて、今後規制強化の動きは進んでいくものと考えられます。

しかし、Cookieは危険なものではなく、WebサイトやECサイトの利便性を高めたり、企業が適切なマーケティングを行なったりするために開発された有益なツールです。正しい使い方を身につけ、安全に活用しましょう。

Cookieが活用されているシーンとは

Cookieが活用されているシーンとは

Cookieの概要をお伝えしましたが、「実際はどこで役立っているの?」と思われた方もいるでしょう。ここからは、Cookieが活用されている場面をご紹介します。

ECサイトのカート情報やお気に入り情報

Amazonや楽天をはじめとするECサイトで過去に見ていた商品や買い物カゴに入れた商品が、再びWebサイトを訪れた際に表示されたという経験はありませんか?実は、これはCookieの働きによるものです。

ECサイトのサーバーが「カートにこの商品を入れた」という情報をブラウザに保存しているため、再訪時に続きからショッピングを再開することができます。

ログイン情報を保存し、ログイン状態を維持

ログインが必要なWebサービスにおいて、ログイン情報の入力が不要になる場合にもCookieが働いています。

サーバーが「ログイン情報を入力した」という情報をブラウザに保存しているため、再訪時にはログイン情報を入力せずにWebページにアクセスすることができます。

ユーザーごとに適した広告を表示

Googleなどの検索エンジンでは、Cookieを活用してユーザー情報(ユーザーが特定のサイトを訪れた数)をもとに、興味のありそうな広告を表示する仕組みがとられています。

マーケティングにおけるCookieの役割

マーケティングにおけるCookieの役割

CookieはWebサイトの機能やパフォーマンスを高め、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させる仕組みですが、サイト運営側のマーケティング活動にも活用されています。

たとえば、ユーザー行動の計測により、アクセス解析の精度を高めたり、閲覧履歴に基づくおすすめ表示に活用できます。さらに、よりターゲットに近いユーザーへのアプローチが可能になり、ユーザー側も興味関心や課題に合った情報を受け取りやすくなります。

ただし、Cookieの設定や管理には専門知識が必要であり、さまざまなリスクも存在します。Cookieを効果的に活用するためには、適切な設定やセキュリティ対策が不可欠です。

Cookie活用の鍵はユーザーの同意

Cookieを正しく活用する鍵はユーザーの同意

Cookieは、ユーザー・サイト管理者(運営)双方にとって、大切な役割を担っていることをお伝えしてきました。

Cookieを正しく活用するためには、ユーザーのプライバシーを尊重することが大切です。そこで役立つのが、ユーザーがサイトを訪問した際に表示される「Cookieの取得同意」を得るポップアップです。

グローバルに事業を展開している企業はもちろん、日本国内で活動する企業であっても、Cookieへの対応は喫緊の課題。事実、大手企業を中心にCookieの使用同意を求めるポップアップが実装されたWebサイトが急増していることは、みなさんも実感しているのではないでしょうか。

日本において、現時点でポップアップを表示することが義務付けられているわけではありませんが、今後ますます規制が強化されることを考慮して、Cookie使用の同意を得る仕組みは整えておくのがよいでしょう。ポップアップを実装することで、ユーザーに対して信頼感を与える要素にもなります。もちろん、取得した情報が不正に使われないように最大限のセキュリティ対策を講じることも欠かせません。

まとめ

今回は、Webサイトの利便性を高める仕組み「Cookie」について詳しくお届けしました。個人情報保護の流れが世界的に強化される中で、正しくCookieを活用するためには、情報セキュリティ対策の徹底とユーザーの同意が不可欠です。

弊社ドコドアでもWebサイトの新規制作時や既存サイトのリニューアル時に、ご要望に合わせてCookie取得同意のポップアップ追加を行っています。ポップアップの追加だけでも対応できますので、お気軽にご相談ください。

梨本 明世
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