オンラインストアやECサイトの立ち上げを検討する際、多くの人が「Shopify」や「ecforce」といった名前を耳にすることでしょう。「ecforce」は初心者でも本格的なECサイトを簡単に構築・運営できるプラットフォームとして注目されています。
本記事では、ecforceの基本機能や料金プラン、Shopifyとの特徴や違いについて詳しく解説します。これからオンライン販売を始めたい方や、既存のECサイトをどちらかに移行したい方にとって、選択の参考となる情報をお届けします。
ecforce公式サイト:https://ec-force.com/
ecforceとは?
ecforceは、日本の企業である株式会社SUPER STUDIOが運営する、国内市場で大きなシェアを持つEC構築システムです。特にEC/D2Cビジネスの売上や利益を最大化することに特化しており、スタートアップ企業から大企業まで、幅広い規模のビジネスで利用されています。
ecforceは、ECサイトの立ち上げから運営、売上の最大化までを総合的にサポートする機能を提供します。さらに、業務効率化や継続的な成長を実現するためのアプリケーションやサービスも充実しており、EC/D2Cの各フェーズを一貫して支援します。
国内市場に特化しているため、日本の顧客ニーズや市場動向をしっかりと反映した設計がされています。これにより、ローカライズされた高品質なサービスを提供し、国内ビジネスでの競争力を高めることが可能です。
ecforceの特徴
ecforceは、EC/D2Cビジネスの成長を支援するために、以下の機能と特長を備えています。
1. 顧客体験の最大化を支援
マーケティング機能からサプライチェーン管理まで、顧客体験を向上させるための幅広い機能を搭載。ユーザーの購入体験を最適化することで、リピート率や売上の向上を目指します。
2. 常に進化し続けるシステム
ecforceは、毎月平均で10~20個の新機能をリリースするなど、急速に変化するEC市場のニーズに対応するための進化を続けています。これにより、最新のマーケティングトレンドや技術を活用することができます。
3. 充実したサポート体制
1つのショップにつき、平均で3名の専任サポートチームが配置されます。これにより、トラブルシューティングだけでなく、事業課題の解決や運営の改善を手厚くサポートします。
4. 高い安全性
クレジットカード情報をはじめとした個人情報を安全に取り扱うため、ecforceは厳格なセキュリティ基準を遵守しています。ISO 27001 (ISMS)およびプライバシーマーク JIS Q 15001を取得しており、データの保護に万全を期しています。
ecforceの基本機能
ecforceは、一般的なECサイト構築に必要な機能を網羅しています。しかし、利用するプランによって価格や使用可能な機能が異なる点には注意が必要です。
ここでは、ecforceが提供する主な機能を6つに分けてご紹介します。それぞれの機能が、ECサイト運営を効率化し、売上向上を支援する役割を果たします。
1. EC基幹システム
ECサイトの構築や運営に必要な基本機能を網羅しています。
- 商品管理: 商品情報の登録・編集、在庫管理。
- 販売機能: ショッピングカート、決済手続き、プロモーション機能。
- 顧客管理: 購入履歴や顧客情報の一元管理。
- 受注管理: オーダー情報の確認・処理、出荷管理。
- 分析管理: 売上やアクセスデータの可視化と分析。
- ショップ管理: 店舗全体の運営状況のモニタリング。
- システム管理: ユーザーロール設定、アクセス権限の管理。
- API連携機能: 外部システムとの柔軟な連携が可能。
2. コンサルティングサポート
専門チームがEC事業の戦略から運営体制の構築までを支援します。
- 競合調査: 業界や市場の分析を行い、最適な戦略を提案。
- 事業計画制作: 売上目標や事業計画の立案。
- プロジェクトプランニング: サイト構築から運営開始までの詳細なスケジュール策定。
- CRM設計: 顧客関係管理システムの構築・運用。
- 運営体制構築: 運用フローの最適化やスタッフの役割分担。
3. チャット型対話式EFO(エントリーフォーム最適化)
購入フォームの離脱率を下げるための革新的な機能。
- バージョン管理機能: フォームの複数バージョンを管理し、最適なものを選定。
- シナリオ分析機能: ユーザー行動を追跡し、フォーム改善をサポート。
4. パーソナライズシステム
ユーザーごとに最適な体験を提供するための柔軟なカスタマイズ機能。
- パーソナライズ管理機能: 設定済みのパーソナライズを複製や調整可能。
- 質問・選択肢・スコア管理機能: ユーザーの回答データを元に最適なアクションを設定。
5. データ活用マーケティング
ecforceならではのシステム連動により、データをフル活用可能。
- データ完全連携: 商品、顧客、購入データを連携し、導入後の迅速な分析・活用が可能。
- ダッシュボード機能: D2C事業の主要KPIを視覚的に把握可能。
- PDCAの精度向上: 売上・受注データを基にした効果分析を支援。
- マーケティングオートメーション:
- メールやLINE配信の自動化。
- 正確なデータを活用してリピート率・継続率を向上。
6. ウェブ接客自動化システム
ユーザーの行動データを活用して、最適な接客体験を提供するシステム。ノーコードで操作できるため、専門知識がなくても簡単に導入・運用が可能。
- シナリオ構築機能
エンジニアリング不要の直感的なGUIを提供し、誰でも簡単にシナリオの設計・編集が可能。これにより、PDCAサイクルを迅速に実現。
- シナリオ分析機能
シナリオ内の各ノードにおけるユーザー流入状況を視覚的に把握。このデータを元に、シナリオの改善を効率的に進めることが可能。
- ワンタグ設置機能
既存のウェブサイトにワンタグを設置するだけで、チャットボットの実装が可能。全ページに対応できるため、ユーザー行動を分析し、最適な導線設計をサポート。
ecforceの料金プラン
|
スタンダードプラン |
エキスパートプラン |
初期費用 |
148,000円 |
248,000円 |
月額費用 |
49,800円/月 |
99,800円/月 |
月額従量 |
30円/件 |
30円/件 |
可能受注件数 |
〜2000件/月 |
無制限 |
*この他にも異なるサービス項目があります。詳細なプラン内容は公式サイトをご確認ください。
さらにクレジットカード・電子マネーの各種決済サービス手数料が加算されます。
Shopifyとの比較
比較項目 |
Shopify |
ecforce
|
初期費用 |
無料で始めることができる |
初期費用148,000円〜 |
月額料金 |
3,650円/月〜 |
49,800円/月~ |
マーケティング支援 |
直接組み込まれた
マーケティング自動化ツール
|
専門サポートで売上向上を
徹底支援 |
カスタマイズ性 |
アプリストアでの拡張が容易 |
可能 |
言語 |
日本語対応
(特定のところで英語が必要) |
全て日本語で行える |
解説
- ecforceの強み
ecforceは、国内市場をターゲットとした本格的なEC運営に向いています。特にセキュリティやマーケティング支援において強力なサポート体制があるため、事業規模が大きい場合に効果を発揮します。
- Shopifyの強み
Shopifyは、国外展開や、小規模〜中規模のECサイト構築に適しています。無料のテンプレートを使用し初期コストを大幅に抑えることができます。またアプリでのカスタマイズ性を重視する場合に選ばれることが多いです。
企業の事業規模や、求めるやツール機能・サポートに応じて検討してみてください。
ecforceでのECサイト構築でお困りの方
ecforceは、国内市場に特化したECプラットフォームであり、初めての方でも簡単に本格的なECサイトを構築できる点が魅力です。しかし、自社独自のブランディングや高度なカスタマイズを行い、他社との差別化を図る場合には、専門的なサポートが必要になることもあります。特に、商品構成の最適化やデータ移行、マーケティング戦略を含むサイト設計には、専門知識を持つ制作会社の支援が効果的です。
弊社では、貴社のビジネスに最適化されたECサイト構築をご提案しています。初期設定からデザイン制作、パーソナライズ機能の導入、さらには高度なマーケティング戦略まで、包括的な支援を提供します。また、サイト公開後も、運用や改善提案を通じて事業の成長をサポートし続けます。
まとめ|ECサイト制作に迷ったらドコドアへ
ecforceは、日本国内市場に特化したECプラットフォームで、手軽にECサイトを立ち上げ、ビジネスの成長に応じて柔軟に機能を拡張することができる高機能なシステムです。ecforceは、マーケティング機能や顧客体験を最大化するツールが豊富に搭載されており、売上の最大化や業務効率化を支援します。
「日本市場に特化したECサイトを立ち上げたい」「効率的に売上を上げるためにECを活用したい」という方には、ecforceを利用して、国内市場でのビジネス拡大を目指してみてはいかがでしょうか。
しかし、成果を上げられるサイトにするためには、ユーザーを理解した設計と正しい分析・運用が不可欠です。そのため、ECサイト制作を依頼する場合は、Webマーケティングに精通している会社をパートナーに選びましょう。
弊社ドコドアでは、これまでに1,600社以上のホームページを制作してきました。その経験から得たWebマーケティングの知識やSEO対策のノウハウを活用して、各企業・店舗に合わせた提案をいたします。EC機能を持たせたアプリの制作も行っているので、まずは目的やイメージを聞かせてください。
見た目が美しいのはもちろん、ユーザーに正しく伝わるデザイン・導線で、貴社の想いを届けましょう。
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気になる方は、ぜひ一度ドコドアにご相談ください。
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ドコドア 編集部
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ホームページ制作・マーケティング経験者を中心に構成されたドコドアの編集部です。ホームページ制作、運用・マーケティング・SEOについて、数多くの制作実績から得た知識・知見をわかりやすくご紹介します。