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ChatGPTを使ってみた!使い方や仕組み、対応範囲まで詳しいレビューをお届けします

ChatGPTを使ってみた!使い方や仕組み、対応範囲まで詳しいレビューをお届け

巷で話題を呼んでいる「ChatGPT(チャットGPT)」

「興味はあるけど使ったことはない」「そもそも何ができるの?」など、ChatGPTについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、ドコドアインターン生の西脇がChatGPTを実際に使いながら、その機能や特徴をご紹介します!

ChatGPTとは

ChatGPTは、米国・サンフランシスコの新興企業「OpenAI社」が開発した人工知能型チャットボット(自動会話プログラム)です。

大規模な言語モデルを組み込んでおり、まるで人と会話しているような自然な受け答えができたり、人が書いたような文章を作成したりすることができます。

これまでのチャットボットよりも優れた性能を持ち、なんと詩やエッセイ、小説、コンピュータープログラムまで書けるのです!

こうした高度な技術によって公開から瞬く間に注目を集め、2022年11月の公開後、5日でユーザー数が100万人、2ヶ月で全世界のアクティブユーザー数が1億人を突破しました。非常に勢いのあるサービスです。

ChatGPTの利用料金

ChatGPTを開発したOpenAI社は、人工知能技術に関する研究や開発を行う非営利団体で、2015年の設立には何かと世間を賑わせるイーロン・マスク氏をはじめ、著名な投資家が何人も名を連ねました。現在は創始者メンバーの一人であるサム・アルトマンCEOが代表を務めています。

非営利のため、提供している一部のモデルとサービスは無料で使用することができます。

ChatGPTは無料会員と有料会員があり、月額20ドルを支払うと有料会員としてサブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」に登録できます。有料会員であれば、ピーク時でもアクセスがスムーズ、応答時間が短縮される、新機能の使用が可能になる、といったメリットがありますが、基本的な機能は無料会員でも十分に体験できるでしょう。

ChatGPTの使い方|アカウント作成の流れ

概要を理解したところで、早速ChatGPTを使ってみましょう!

STEP1:ChatGPTのサイトにアクセス

step1

まず初めにhttps://openai.com/blog/chatgpt/ にアクセスします。

画面が表示されたら左下の「TRY CHATGPT」をクリック

STEP2:ChatGPTにログイン

step2

「OpenAIアカウントでログインしてください」と表示されるので、OpenAIのアカウントをお持ちでない方は右側の「Sign up」をクリックしてアカウントを作成します。お持ちの方は「Log in」をクリックします。

STEP3:ChatGPTの新規アカウントを作成

step3

OpenAIのアカウントを作成する方は、「Sign up」をクリックするとメールアドレスの登録を求められるので、EmailアドレスまたはGoogleアカウントなどを入力・選択します。

STEP4:ChatGPTに名前を登録

 

step4

名前を聞かれるのでファーストネームとラストネームを入力し「Continue」をクリックします。

STEP5:ChatGPTに電話番号を登録

STEP5

電話番号を入力し、「Continue」をクリックします。

STEP6:ChatGPTに認証コードを入力

STEP6

電話番号を入力後、SMSに6桁の認証コードが届くので入力します。

STEP7:ChatGPTの注意事項を確認

STEP7

いくつかお知らせや注意事項が表示されるので、「Next 」をクリックして進み、最後の画面で「Done」をクリックします。

STEP8:ChatGPTのアカウント登録完了

STEP8

上の画像のような画面になれば、アカウント作成は完了です!

ChatGPTには、通常のチャットボットと同じくテキスト入力用スペース(画像下の四角)があり、そこに質問やコマンドを入れると「回答」として文章を作成してくれます。

ちなみに、OpenAIのアカウントを作成するとChatGPTのほかに、テキストでの指示に基づいてイラストを作成するAIアートツール「DALL-E2」などのサービスも利用できます。ChatGPTは文章を生成しますが、DALL-E2は画像を生成してくれるので、また違った体験ができて面白いですよ。

【検証】ChatGPTを使ってみた

アカウントを作成できたので、実際にChatGPTを使ってみました!

【検証】ChatGPTの実力とは

まずは自己紹介をしてもらいました。

chatgptに質問してみた!

アカウントまで作っているのに「誰ですか」と聞くのも失礼ですが…簡潔で分かりやすい回答をいただけました。

続いて、技術の高さが評価されているChatGPTですが、料理のレシピを教えるのは苦手らしいという噂を聞きつけたので聞いてみました。

chatgptに質問してみた!2

文句の付け所がありません。

強いて言うなら、作り方の7番に青のりやかつお節が出てくるのに材料に書かれていないところ、くらいでしょうか。でも、それでは私があまりにも心の狭い人間に思えるので、やはりChatGPTは高性能です。

最後に、ChatGPTが紹介されるときによく言われている特徴「小説が書ける」、これをお願いしてみました。

【検証】ChatGPTを使ってみた!3

少し長いので割愛しますが、この後の展開を要約すると、女性は市役所の福祉課に相談してホームレスの人たちが利用できる施設を作り、男性はそこで住み込みで働くことができるようになった、というものでした。

ツッコミどころは多々ありますが、一応は辻褄が合った物語を作成できています。

実は「新潟市を舞台にした短編小説を書いてください」という依頼は2回しており、上記の短編は2回目の依頼に対する回答でした。最初に依頼したときは、レトロ喫茶で失恋を嘆く男と黒髪の女性との出会いの話だったのですが、会話文中で突然物語が終わってしまいました。

続きが気になったので、もう一度お願いしたら「橋の下のホームレス」という全く別の物語になったのですが、これでChatGPTが同じ質問に対して同じ回答をすることはないことが証明されたでしょう。

そして、ChatGPTもまだ完璧ではなく、間違えたり、話を途中でブチ切りしたりすることがある、ということも分かりました。人間らしさがありますね…

ちなみにアメリカを舞台にした小説をレイモンド・チャンドラー風に書いてくださいとお願いしたら、「街の中心には悪がいる」というタイトルで、(言葉を選ばずに言うと)大変内容の薄い小説を書いてくれました。

レイモンド・チャンドラーは推理小説が得意な作家ですが、そういった要素を感じられなかったので指摘してみると、以下のような答えが返ってきました。

【検証】ChatGPTを使ってみた!4

あまりにも丁寧に謝罪を述べられてしまいました。このような謝罪ができるところも通常のチャットボットには見られない機能ですよね。

ChatGPTの仕組みとは

以上の通り、ChatGPTは改良の余地を残しながらも、非常に優れた機能を持っていることが分かりました。では、こうした機能はどのような仕組みで働いているのでしょうか。

ChatGPTの仕組み

ChatGPTは「大規模言語モデル」と呼ばれるアルゴリズムによって動かされており、このアルゴリズムに大量のテキストデータを覚えさせることで、リアルで自然な文章を生成する自然言語処理ツールとして機能しています。

そもそもGPTとは、Generative Pretrained Transformerの頭文字を取った略称で、OpenAIが開発している1750個のパラメータを使用した大規模言語モデルのことです。GPTはGPT→GPT-2→GPT-3のようにバージョンアップしています。

GPT-3.5系の言語モデルを搭載し、大量のテキストデータを学習したシステム、それがChatGPTということです。

ChatGPTの対応言語

学習する膨大なデータには言語も含まれているため、ChatGPTは多言語にも対応しています。言語を設定する項目はありませんが、先ほど画像で見ていただいたように会話を始めた言語で応答してくれます(私は日本語で会話を始めたので、日本語で応答してくれています)。

まれに日本語で会話を始めたのに、文章の一部分だけ英語で答えが返ってくることがありますが、「日本語で」と依頼すると日本語に直してくれました。

GhatGPTの知能は、米国の医師や弁護士の免許試験、MBA(経営学修士)の合格ラインに達しています。回答の矛盾や間違いが指摘されることも多くありますが、幅広い分野の質問に対して人間らしい自然な受け答えができるという点で画期的なツールであることは間違いないでしょう。

ChatGPTを巡る競争

ChatGPTが公開されてから世界では激しい開発競争が行われています。特に大手IT企業であるMicrosoftとGoogleの開発に関心が向けられています。

今年、1月23日に米MicrosoftはチャットGPTを開発したOpenAIとの提携関係を延長し、複数年にわたり数十億ドル規模の新規投資を行う方針を発表しました。

また、GPT-3と当社が提供するクラウド・コンピューティングサービスAzureを組み合わせた「Azure OpenAI Service(アジュールオープンAIサービス)」を発表するほか、同社の検索ポータル「Bing」とオフィス製品群にChatGPTを導入する予定であることも明らかにしました。

Bingには、会話型のAIサービス、AI Chat「Prometheus」が統合され、ユーザーの言語や興味に合わせて、情報やエンターテインメントを提供します。Prometheusは「GPT-4」とも呼ばれる次世代言語モデルであり、GPT-3.5系の言語モデルを搭載したChatGPTより応答速度が向上し、タイムリーで的を得た回答を期待できます。Bingは現在プレビュー版で使用可能です。

これに対抗するように、2月7日にGoogleは対話型の人工知能サービス「Bard」を発表しました。BardはGoogle検索上で使用できる対話型のAIサービスで、Googleが研究している対話アプリケーションのための言語モデル「LaMDA」を搭載しています。テキストのほか、画像や音声も生成できます。

一般公開はしていないものの、検索市場で圧倒的シェアを誇るGoogleの開発に期待が高まり、発表後Googleの株価は5%近く上昇しました。

その後、Bardが誤った回答をしたことで株価は一時急落しましたが、Googleの開発は今後も注目の的となるでしょう。

ChatGPTの懸念点と今後の展開

ChatGPTは高い評価を得る一方で、その利用においてマイナス面も徐々に顕在化してきました。

例えば、韓国では英語論文の課題をChatGPTを使って書く学生が急増したことが問題となりました。これに対し、学校側は米プリンストン大学の4年生が今年の1月に開発したAIを見抜くAI「GPTゼロ」を用いて課題を点検すると発表しており、今度は「GPTゼロ」が教育現場から注目を浴びるようになりました。

また、現在公開されているChatGPTはデモバージョンで、2021年までのデータしか学習していません。そのため、2022年以降のことを質問すると頓珍漢な答えが返ってくるなど、誤った情報を出す可能性があります。

さらに、インターネット空間をデータベースとして学習したChatGPTの回答は、多くの利用者から指摘されている通り、それらしいことを書きながら嘘が混じることが多く、専門的なことを求める場合にファクトチェックはマストで行われなければいけません。

反対に、根拠が不透明でもそれらしい答えが返ってくるため、フェイク記事を大量に生産できるという問題もあります。

ChatGPTは多くの可能性と共に危険性も孕んだツールだと言えるでしょう。しかし、今後も改良が加えられ成長するChatGPTには、業務の効率化やコスト削減の働きが期待できます。安易な姿勢で採用することは好ましくないですが、その使われ方からは今後も目が離せません。

ChatGPTに聞いた自身の将来性

ちなみに、ChatGPTに自身の将来性を聞いてみました。

chatgptに聞いた自身の将来性

ChatGPT自身が語ってくれたように、社会にプラスの変化がもたらされるようになったら良いですね。

まとめ

まとめ

ここまでChatGPTとは何か、実際に使いながらご紹介してきました。

ChatGPTの特徴や面白さを知っていただけたでしょうか?

興味のある方はアカウントを作成して実際にChatGPTを使ってみると良いでしょう。

私は褒めるとお礼を言ったり、指摘すると謝ったりするChatGPTの素直さがなんだか癖になってしまいました…

たくさんの質問に答えてくれたChatGPTにお礼を述べて終わりましょう。

 

文:西脇 千珠(ドコドアインターン)

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