お問い合わせ
  • アプリ開発

自社アプリ開発のすべて|必要リソースと成功のポイントを徹底解説!!

デジタル化が進む現代において、企業や個人事業主が独自のアプリを持つことは、ビジネスの競争力を高める重要な手段となっています。しかし、アプリ開発は多くのリソースを必要とし、慎重な計画と判断が求められる複雑なプロセスです。

そこで本記事では、自社アプリ開発を成功に導くために必要なリソースを具体的に解説し、開発を進める上での重要なポイントをご紹介します。

これを読むことで、自社の状況に合ったアプリ開発計画を立てるための実用的な知識を得ることができれば幸いです。

今自社アプリ開発が注目される背景

自社アプリの開発が注目される理由は、多岐にわたります。まず、ブランドの強化が挙げられます。アプリを通じて顧客に直接リーチすることで、ブランドの認知度や信頼性を高めることが可能です。例えば、通知機能を活用して新商品情報を即時に提供することで、顧客との関係を深めることができます。

さらに、顧客体験の向上も重要なポイントです。アプリを利用すれば、顧客に合わせたパーソナライズされたサービスを提供できるため、リピート率や顧客満足度を向上させることが期待されます。特に、Eコマースや予約サービスを運営する企業では、スムーズな操作性を持つアプリが競争力の決定要因となります。

最後に、効率的な業務運営という側面も見逃せません。業務用アプリを開発すれば、従業員の業務効率を高めたり、社内外の情報共有を円滑に行ったりすることができます。例えば、リアルタイムの在庫管理やプロジェクト進捗の可視化といった機能が加われば、業務全体の生産性が向上します。

このように、自社アプリ開発はブランド価値を高めると同時に、顧客と企業の双方にメリットをもたらす戦略的な投資となり得ます。次章では、実際にアプリを開発するために必要なリソースについて詳しく見ていきましょう。

第一に目的の明確化

自社アプリを開発する際、最初に考えるべきは「なぜ開発するのか」という目的の明確化です。目的が不明瞭なまま開発を進めると、最終的に期待した成果が得られないリスクが高まります。例えば、以下のような目的が考えられます。

  • 実店舗への来店者を増やしたい
  • 初回購入や初回利用を促したい
  • リピート率を向上したい

目的を具体化する際には、売上や顧客数などの数値化しやすい指標を設定することが重要です。また、開発の過程では顧客目線を忘れず、「使いたい」と思われるアプリの設計を意識しましょう。スマートフォンアプリはインストールのハードルが低い反面、使い勝手が悪ければすぐにアンインストールされてしまうためです。

目的達成のための機能設計

目的を明確にすると、どのような機能が必要かが見えてきます。例えば、以下のような機能が目的達成に役立ちます。

  • 実店舗への来店者を増やしたい → アプリ会員限定のポイントアップ
  • 初回購入や初回利用を促したい → アプリ会員限定の初回割引クーポン
  • リピート率を向上したい → スタンプカードや会員ランクアップ機能

このように、目的に沿った機能を設計することで、ユーザーに価値を提供しながら、自社の目標達成につなげることができます。

なぜアプリ開発の目的設定が重要なのか

1. ユーザーの共感を得るため

人々は「なぜ開発するのか」に共感します。アプリの開発目的が明確であれば、「こういうアプリが欲しかった」「使ってみたい」と思わせることが可能です。目的が曖昧なまま開発を進めると、ユーザーにとって魅力のないアプリになりかねません。

2. 開発チームの方針を明確にするため

開発の過程では「この機能も追加したい」といったアイデアが増えがちですが、予算やスケジュールの制約もあります。明確な目的があれば、優先順位を適切に設定し、開発の方向性がぶれるのを防ぐことができます。

アプリ開発を支える人材|必要なスキルと役割を知ろう

自社アプリ開発を成功させるためには、専門性を持つさまざまな人材が重要な役割を果たします。アプリのデザイン、システム構築、コードの実装、品質保証、さらにはプロジェクト管理やマーケティングなど、各分野のプロフェッショナルが協力し合うことで、機能性とユーザー体験を兼ね備えた高品質なアプリが完成します。ここでは、アプリ開発に必要な主要な職種とその役割について詳しく解説します。適切な人材を確保し、円滑なチーム運営を行うことが、アプリ成功の鍵となります。

①デザイナー

役割:
アプリのUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)を設計します。アプリの見た目や操作感、そして使いやすさを追求し、ユーザーが直感的に操作できるデザインにします。視覚的な要素(カラー、フォント、アイコン)と機能的な要素(ナビゲーションやボタン配置)の調和を重視します。

必要性:
デザインの良し悪しは、ユーザーがアプリに満足し、継続的に利用するかどうかに直結します。価値の向上にも最適です。

②システムエンジニア(SE)

役割:
アプリ開発におけるシステム全体の設計や構築を担当します。クライアントや開発チームから要件を聞き、具体的なシステム構成に取り込む役割を担います。また、サーバーデータベース、APIなどの設計や実装を行い、システム全体の安定性とスケーラビリティを確保します。

必要性:

アプリが正常に動作し、長期的な運用にも耐えうるスケーラブルなシステムを構築するために不可欠な存在です。特に、大規模なユーザーベースや複雑な機能を持つアプリ開発では、システムエンジニアのスキルが成功の鍵となります。

③コーダー

役割:
アプリの仕様やデザインをベースに、プログラムを書いて実際のアプリを構築します。設計された内容をコードとして実装し、アプリとして動作する形に仕上げます。バックエンド(サーバー側ロジック)、モバイルアプリ開発に特化する場合もあります。

必要性:
コーダーは開発現場で直接手を動かす部分であり、実際のアプリを形にするために不可欠な存在です。 特に、プロセス開発の進行に伴って、高いスキルと効率性が求められます。

④プロジェクトマネージャー(PM)

役割:
アプリ開発プロジェクト全体を統括し、進捗管理やスケジュール調整を行います。また、開発チームとクライアントの橋渡し役を担い、双方がスムーズにコミュニケーションを取れる環境を整えます。タスクの優先順位付けや問題解決も重要な役割です。

必要性:
プロジェクトを計画通りに進め、最終的な成果物がクライアントの期待を満たすためには、プロジェクトマネージャーの存在が大事です。 特に複数のチームが関与する場合、全体の調整役として重要なポジションです。

⑤品質保証(QA)エンジニア

役割:
アプリのテストを実施し、不具合バグを発見・修正します。 さらに、機能やデザインが仕様通りに動作していることを確認し、最終的な品質を保証します。詳細なチェックを行うことが求められます。

必要性:
高品質で信頼性のあるアプリを提供するために、品質保証エンジニアの役割は非常に重要です。リリース後のクレームや不具合を防ぐために、ユーザー満足度を高め、ブランドへの信頼を維持します。

⑥マーケター

役割:
アプリのターゲットユーザーを分析し、最適なプロモーションを戦略的に考えます。リリース後にはユーザーの反応やデータを分析し、アプリの改善案を提案します。マーケティングキャンペーンの計画から実施までを統括します。

必要性:
どれだけ優れたアプリを開発しても、適切にプロモーションを行わなければユーザーに認知されません。マーケターはアプリの認知度を高め、利用者を増やすために不可欠な存在です。 データに基づいた戦略的な改善もマーケターの役割に含まれます。

アプリ開発に必要なツールと環境の整備

アプリ開発を始める前に、人材だけでなく必要なツールや開発環境を整備することが、成功への大きな一歩となります。PCや開発言語、そして専用ツールの使い方を知ることが、効率的な開発のために不可欠です。初心者でも迷わず準備を進められるように、必要なツールや開発環境の整え方を、AndroidとiOSの両方解説します。

アプリ開発に必要な基本ツールとハードウェア

PCの選定
アプリ開発には、Windows、macOS、またはLinuxなど、主要なOSが動作するPCが必要です。開発をスムーズに進めるための推奨スペックは以下の通りです:

  • CPU: Intel Core i5以上
  • RAM: 8GB以上(16GB推奨)
  • ストレージ: SSD 256GB以上
  • ディスプレイ: フルHD以上

これらのスペックを基準に選定することで、開発環境のパフォーマンスが確保され、開発作業が快適になります。

開発環境の構築

アプリ開発に必要な基本ツールと環境には、以下のソフトウェアが含まれます。

  1. Android Studio
    Googleが提供する公式IDE(統合開発環境)で、Androidアプリ開発に必須のツールです。エミュレーターやデバッグツールが組み込まれており、無料でダウンロード可能です。
  2. Xcode(iOS用)
    iOSアプリ開発には、Appleが提供する公式IDEであるXcodeが必要です。。
  3. Java Development Kit (JDK)
    JavaまたはKotlinを使用してAndroidアプリを開発するために必須となる開発キットです。
  4. SDK(ソフトウェア開発キット)
    最新のAndroid SDKをインストールすることで、アプリ開発に必要な機能が利用可能になります。

開発環境を整える際のポイント

初期設定を効率化する
Android StudioやXcodeのセットアップ時に、必要なSDKやエミュレーターを事前にインストールしておくことで、スムーズな開発が可能になります。これにより、iOS向けのアプリを開発するための環境が整います。ただし、Xcodeを使用するためにはmacOSが必要です。

テストデバイスの準備
実機テスト用に、複数のデバイス(AndroidやiOSデバイス)を用意することをおすすめします。特に異なる画面サイズやOSバージョンに対応することで、さまざまな環境での動作確認が可能になります。

クラウドサービスの活用
FirebaseやAWSなどのクラウドサービスを利用することで、データベースや通知機能、認証機能などを簡単に実装できます。これにより、開発が効率化し、時間を大幅に短縮することができます。

アプリ開発費用|そもそも何に費用がかかるのか?

では次にアプリ開発費用がどれだけかかるのか、またその内訳について解説します。

アプリ開発の費用の基本式は「人件費+諸経費」です。

アプリ開発の費用は大きく「人件費」と「諸経費」の2つに分けられます。これらの費用をしっかりと把握し、予算を計画的に管理することが成功の鍵になります。まず人件費の詳細についての解説です。

人件費 = 人月 × 人月単価 × 開発期間

アプリ開発費用の大部分を占めるのが人件費です。人件費の計算式は、一般的に以下のように表されます。

人件費 = 人月 × 人月単価 × 開発期間

  • 人月(にんげつ)
    1人のエンジニアが1ヶ月間フルタイムで作業する量を“1人月”と定義します。
  • 人月単価
    1人月あたりにかかるコスト(エンジニアのスキルレベル・役職・地域相場などで変動)。
  • 開発期間
    アプリの企画・設計からテスト・リリースまでの総作業期間。

人件費の詳細

アプリ開発はよく、「要件定義」「設計」「開発」「テスト」「リリース」に分けられますが、この5つのフェーズに加わる人が多いほど、人件費はかかります。

以下は、アプリ開発に携わる専門家の人件費です。

  • プロジェクトマネージャー:月額単価80万円前後
  • 初級SE:月額単価60万~100万円
  • 中級SE:月額単価80万~120万円
  • 上級SE月額単価120万~160万円

開発の難易度に応じてSEの金額が大きく変動するのが特徴です。アプリ開発には上記の専門家だけではなく、UI設計、コンテンツ設計を担当するデザイナーテスターといったその他の専門家も関わってきます。アプリ開発は多くの専門家を数か月単位で必要とすることを考慮しましょう

開発期間の詳細

開発期間は、アプリの対応するOSに応じます。アプリのOSとしては、iOSとAndroidが代表的ですが、もし、iOSとAndroidの両方に対応するアプリを開発する場合、2倍の工数が必要となります。iOSとAndroidはどちらも大きなシェアを獲得しているため、より多くの方に利用してもらうためには両方のOSに対応したアプリを開発する必要があります。

また、アプリの開発期間は、実装したい機能のレベルにも大きく影響を受けます。複雑で多数の機能を搭載するアプリほど、開発期間が長くなることは避けられません。短い期間でおよそ3ヶ月。長期間の開発となると10ヶ月以上かかることもあります。

例えば、アプリにチャット機能を搭載しようとした場合、スタンプやプッシュ通知などの機能を追加すると、ただのチャット機能よりも値段が高くなります。まずは予算感をイメージし、求める機能の優先順位を決めておくことが重要です。

諸経費とは何か

もう一つの要素である諸経費とは、開発に直接関わるエンジニアやデザイナーの人件費以外の費用を指します。具体的には、ソフトウェアや開発ツールのライセンス料、サーバーの利用料、検証用デバイスの購入費、プロジェクト管理のための雑費(交通費や通信費など)を含みます。開発規模が大きくなるほど、当然ながら諸経費も増加する傾向があります。

まとめ|アプリ開発はドコドアまで

アプリ開発には、適切なリソースとツール、そして優れた人材が欠かせません。人材の選定では、デザイナーやシステムエンジニア、コーダーなど、各専門職が重要な役割を果たし、開発環境では、PCや開発ツール、クラウドサービスなどを適切に整えることが成功に繋がります。自社アプリの開発を成功させるためには、これらの準備を怠らず、計画的に進めることが大切です。もし信頼できるパートナーをお探しであれば、当社のアプリ開発サービスをご検討ください。

「自社でアプリ開発ができるのだろうか…」と不安を感じる方も多いはずです。

そんな時には、私たちドコドアにご相談ください

ドコドアでは、スクラッチ型アプリの制作をはじめとし、最新の技術を用いたスマートフォンアプリ開発、AI開発、SalesforceをはじめとしたCRM構築など、お客様のニーズに合わせた様々なシステム開発に対応しております。

全国1,600社以上のWeb開発知見とロジックに基づくUI・UXデザインを強みとし、Flutterを用いたiOS・Androidアプリ開発により、一般的なアプリ開発に比べ最大1/2の工数での制作を実現しています。BtoB、BtoC問わず様々な業界・業種での制作実績があり、アプリ開発のみならず要件定義からサービス企画・運用・CSまで、一貫したサポートの提供が可能です。

アプリ開発を検討されている方、アプリ開発会社選びで迷っている方は、お気軽にドコドアへご相談ください。

▼ドコドア株式会社アプリ事業

https://docodoor.co.jp/lp_fullscratch/

▼資料請求はこちら
https://docodoor.co.jp/lp_fullscratch/#contact

Contact Us

Web制作、Webマーケティング、SFA・MA導入支援に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談

ホームページ制作、マーケティングにおける
ご相談はお気軽にご連絡ください。

資料請求

会社案内や制作事例についての資料を
ご希望の方はこちらから。

お電話でのお問い合わせ

お電話でのご相談も受け付けております。

※コールセンターに繋がりますが、営業時間内は即日
担当より折り返しご連絡をさせて頂きます。

9:00-18:00 土日祝休み

無料相談はこちら