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海外マーケティングについて解説|押さえておくべきポイントも合わせてご紹介!
インターネットの普及に伴って、グッと身近になった海外進出。円安の進行や日本国内での市場縮小の影響を受け、海外での事業展開を始めたい、始めようと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、日本国内から海外へ事業を広げていくために必要なマーケティングの知識について解説します。
記事内では、海外マーケティング成功のために押さえておくべきポイントも合わせて掲載しています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
海外マーケティングとは|国内と海外での違い
マーケティングとは、「商品やサービスが売れる仕組みを作ること」と表現できます。海外マーケティングは先述のマーケティングを海外で行うことです。
海外に進出するためには、市場の調査・商材の決定・広告戦略などさまざまな要素を考慮する必要がありますが、こちらは日本国内でも同様でしょう。
日本国内と海外で大きく異なっており、意識しておかなければならない点は以下のとおりです。
- 言語・文化の違い
- 通貨の違い
- 広告戦略の違い
順に解説していきます。
言語・文化の違い
当然ですが、日本語と外国語では文法や表現が異なっており、日本語をそのまま翻訳しただけでは不十分なことが多いです。
また、国内と海外では文化も異なっており、生活様式・働き方・宗教などさまざまな点で大きく違っています。日本国内の常識がそのまま海外でも通用することはほとんどありません。
広告戦略の違い
実際に購入に結びつけることができる効果のある広告も国ごとに異なります。日本でインターネット上に出稿している広告が海外でもそのままインターネット上で有効とは限りません。
また、日本国内で良しとされている広告デザインが海外では有効とは言い難いケースも。言語の違いにも繋がりますが、日本語をそのまま翻訳しただけのような広告は有効的とは言えません。
通貨・決済方法の違い
日本国内で流通しているのは「円」ですが、国ごとに流通している通貨も異なります。そのため日本国内同様、円表記のままでは現地の顧客にとって分かりづらくなってしまいます。現地に合わせた価格表記に対応することが大切です。
また、日本ではあまり盛んではありませんが、仮想通貨の利用が進んでいる国もあるため、日本ではマイナーな決済方法についても目を向けることが必要です。決済方法に現金・クレジットカードなど日本国内でメジャーな方法のほか、仮想通貨など現地でよく利用されている通貨・決済方法を利用可能にすることで顧客満足度が高まります。
以上のように海外マーケティングを行う際には、日本国内との違いが多く存在しており考えなければならない点が非常に多いと言えるでしょう。
海外マーケティングを成功させるためのポイント
海外マーケティングについて大まかに概要を整理したところで、海外マーケティングを成功させるために必要なポイントを解説します。
国や地域に合わせたマーケティングを展開できる体制を整える
海外でマーケティングを成功させるには、土地それぞれにあったマーケティングを展開しなければなりません。製品やサービスを生まれた土地ではなく、海外など別の地域でも受け入れられるように変化させることをローカライズと呼びます。
マーケティング手法のみをローカライズするのか、製品やサービスもローカライズするのかなどを検討することが必要です。
また、ローカライズには大きな変更がつきものです。海外マーケティングを担当する人材の選定には、既存の常識・知識にとらわれない柔軟な思考を持っているかどうかという点を重要視しましょう。
現地で暮らしているパートナーを見つける
日本国内でマーケティングを行う際にも、ユーザーの声を聞くことが手法の1つとして挙げられます。生の声を活かすことでより効果的なマーケティングを行うためです。
海外マーケティングを行う際にはこの工程が非常に重要です。海外でどのような事業を展開するのかという商材の決定や、どのような広告を打っていくのかという広告戦略の決定など多くのマーケティング工程の中で、現地で暮らしている人の感覚は欠かせません。
現地人目線・感覚を取り入れるためにも現地のパートナーを見つけることが大切です。すでに決定されている商材を海外展開する場合には、ターゲットと似たパートナーを見つけるべきですし、どの商材を海外展開するかの検討から入る場合には、年齢・性別・趣味などの属性が違うパートナー複数と協力することが必要でしょう。
海外webマーケティングの手法
日本にいながら海外に向けてマーケティングを行うためにはインターネットを利用することが必要不可欠。インターネット上で行う事ができるマーケティングの方法をご紹介します。
リスティング広告
検索エンジン上で検索したキーワードに関連した広告を出稿することができるリスティング広告を利用する方法です。こちらはキーワードに対して単価を入札し、入札額の高い順に上位に表示されます。費用がかかってしまいますが即効性のある手法です。
SNSマーケティング
SNSを利用して、自社商品・サービスを知ってもらうマーケティング手法です。SNSの持つ高い拡散力を利用し、SNSを利用している幅広いユーザーに広告効果を及ぼすことが期待できます。
OMOマーケティング
OMO(Online Merges with Offline)マーケティングはオンラインとオフラインを融合させたマーケティング手法です。スマートフォンの普及に伴い、OMOマーケティングを展開する企業が増加しています。
O2Oマーケティング
O2O(Offline to Online)マーケティングはオンライン上の顧客・潜在顧客をオフラインへ動かすことを目的としたマーケティング手法です。OMOマーケティングとは違い、オフラインへ顧客を誘導することが目的であるため、すべての事業者が海外マーケティングに利用できるとは言えません。
SEO対策
検索エンジン上の高い順位でホームページを表示させたい場合に用いられる手法です。ホームページ内のコンテンツを充実させ、検索エンジンからの高評価を得ることで上位表示を狙います。
動画マーケティング
動画など映像コンテンツを用いて、広告活動を行うマーケティング手法です。主に動画配信サイトやSNS上で動画を公開することが一般的で、映像コンテンツに触れるユーザーが増加していることから注目が集まっています。
(動画マーケティングについてはこちらも合わせてご覧ください)
越境EC
越境ECの「越境」とは日本国内に限らず海外に進出すること、「EC」とはインターネットを利用し、オンライン上で商品を売買すること。オンラインショップを経由し、海外顧客への販路を開拓することができます。
自社でECサイトを持つ方法や、Amazonをはじめとするモールに自社製品を出品する方法などがあり、モールに出品する形であれば自社でECサイトを持つよりも容易に越境ECを展開可能。
越境ECを活用することで、国内市場に加えて海外市場にも自社商材を売り込むことが可能です。
海外マーケティング戦略立案の方法
海外マーケティング戦略を立案する場合には以下の順で行われることが多いです。立案の際には、日本国内と海外の違いを常に意識して検討を進めましょう。
現状分析・市場分析
各国の政府が発行している統計データ・レポートのほか、現地企業の調査企業を活用し数値などのデータを集めましょう。競合となりうる企業の調査も必要です。
分析の際には、SWOT分析(強み・弱み・機械・脅威)や3C分析(顧客・競合・自社)、PEST分析(政治・経済・社会・技術)をはじめとするさまざまなフレームワークを活用することも可能です。
海外展開に関して言えば、国内での新規展開とは異なり、担当者の感覚がほとんど機能しないと言えます。そのためデータや調査に裏付けされた確かな分析が必要です。
ターゲットの決定
調査・分析が終了した後はターゲットとなる顧客を決定しましょう。市場を細分化し、競合に対して自社が強みを持っていると考えられる顧客層をターゲットとします。
ターゲットを決定した後には、顧客をより詳細なペルソナの段階まで具体化するとのちの検討に役立ちます。
マーケティング方法の決定
ターゲット・ペルソナを決定した後は、マーケティング方法を決定しましょう。マーケティングを展開するのが先進国なのか新興国なのか、どうような商材・サービスを提供するのか、ターゲットの日常の場面で効果的にアピールできるのはどの手法なのかなどさまざまな要素を考慮してマーケティング方法を決定します。
まとめ|マーケティング支援はドコドアへ
いかがでしたか?本記事では海外マーケティングについての基礎知識について解説しました。
海外への進出を考える中で欠かすことのできないマーケティング。効果的なマーケティングを行うためには、マーケティングに精通したパートナーの協力が必要不可欠です。
私たちドコドアは、これまでに1,600社以上のホームページ制作やコンサルティングを請け負ってきた総合デジタルマーケティングカンパニーです。SEO対策やアプリ開発をはじめ、MEO対策、Web広告の運用代行まで幅広いマーケティングの知識と経験を生かして、数多くのお客様の課題を解決してきました。
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ドコドア 編集部
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