ショート動画とは60秒程度以内の縦型動画のことを指します。スマホで閲覧することを前提に短尺であることが特徴的で、長い時間同じ動画をみるのではなく、短い時間で複数の動画を見ることが一般的です。

スマートフォンの全画面に動画が表示されるため、その臨場感に魅入られるユーザーも多いとか。

その手軽さ・気軽さからZ世代を中心に人気が高まり、スマホ普及率の向上も相まって今では全世代にユーザーがいる大きなジャンルです。

具体的なプラットフォームには、TikTokやYoutubeショート、Instagramリールなどがあり、多くのユーザーが利用しています。

こちらではおすすめのショート動画のジャンルを10個ご紹介します。紹介しているジャンルはどれも魅力的なものばかりです。

#モッパン

「モッパン」とは、韓国語で「食べ物を食べる放送番組」という意味であり、現在では、食べ物を食べているだけの動画全般を「モッパン」と呼んでいます。 このジャンルで有名な方の一人に、MIYU ASMRさんがいます。

MIYUさんの動画内には、美味しそうな食べ物やスイーツがたくさん紹介されていて、大きな口で食べているMIYUさんの幸せそうな表情や食べっぷりに思わず視聴者の食欲がそそられます。また、食べ物の食感まで伝わってくる咀嚼音のASMR付きモッパン動画は、聴覚的にも心地よく、ハマっている人が続出している動画の一つになっています。

#ストリートスナップ

「TikTokトレンド大賞2023」の大賞に選出された「ストリートスナップ」。 「すみません。ちょっとお時間よろしいですか。」から始まるこの動画は、街中を歩く人に声をかけて、写真撮影をするといった内容の動画です。

至ってシンプルな内容ですが、事前に連絡することなく、偶然出会った人々に撮影を依頼するため、彼らの驚いたリアクションやストリートスナップを投稿している有名なインフルエンサーに出会えたことに興奮する様子までが約一分間の動画の中に盛り込まれているのが見どころです。

被写体に選ばれる人々の性別、年齢、国籍、職業などは様々であり、個性豊かな人々の日常に入り込んだ写真にも、目を見張るものがあります。

#検証動画

美容の知識や情報を発信するインフルエンサーが投稿する検証動画ジャンルです。

美容インフルエンサーが、新作や話題の商品、視聴者からのリクエストに応じて、実際に商品を使ったリアルな感想をお届けするショート動画です。美容に詳しい人からの正直、辛口レビューは、商品の購入を検討している人や何を購入しようか迷っている人に、非常に役立つ情報を提供してくれます。一分ほどのショート動画に、使用した時の感想、付け心地、テクスチャー、効果など、ホームページには載っていないような情報が詰め込まれており、役に立つこと間違いなしです。

#猫ミーム

投稿者が実際に経験したことを、登場人物を猫に置き換えて再現した「猫ミーム」動画。

この「猫ミーム」は、真面目なものから爆笑してしまうようなストーリーまで幅広く用いられており、猫たちの癖になる表情や、耳に残る音源、効果音が物語のユーモアさを引き出しています。文章では書き表しにくいストーリーや投稿者の感情を、視覚的に捉えやすい猫たちの仕草や表情によって表現しており、動画自体が一つの短いアニメのようで手軽に視聴できます。

最近では、犬やヤギが登場する動画も多数見られ、再現できるストーリーの幅が拡大しています。

#MBTI

MBTI診断は気軽にパーソナリティを診断でき、Z世代の間で流行しています。

数多く投稿されている#MBTIの中でもわかりやすく楽しみやすいのがESAの日常です。東京のIT企業内でMBTIにまつわるショート動画を多数投稿しています。 ショート動画の中では、それぞれのMBTIのキャラクターが顔はめされており動画を見た人がとてもわかりやすく理解できるように工夫されています。

覚えにくく、瞬時に理解しにくい文字ではなく、視覚的にMBTIを理解することができ、流し見でショート動画を多く見ているユーザーにも印象を残すことができるため、真似したい工夫です。

#絶景#景色

日本国内の美しい風景を紹介する動画が数多く投稿されている中、Yuki[一人旅player]さんの動画は他よりも一層目を引きます。

Yuki[一人旅player]さんの動画の一つでは、ただ単に絶景を紹介するのではなく絶景までの道のりから紹介する方法を取っており、動画を見ている人の期待感を高めています。 また、音楽シーンから流行の曲をピックアップし、曲のサビ入りのタイミングなどで動画にも変化をつける表現方法も印象的です。

動画を見ている人を一気に引き付けるようなこの表現方法は見ている人の「ここに行ってみたい！」という気持ちにさせることができます。 音楽と合わせて撮影した動画は人気のコンテンツであり、用水路や自宅などを音楽と合わせて撮影するおもしろ動画も人気です。

#絵文字ダンス

流行しているダンスを、絵文字（絵文字ダンス）を使ってわかりやすく教えている動画も人気です。

アーティストやダンサー、ティックトッカーなどが元々踊っていたダンスを絵文字に当てはめたものや、オリジナルのダンスを絵文字と共に投稿している人も多く人気のジャンルです。

「流行のダンスや曲を知りたい」という需要や、これまでのダンス動画を真似するのはハードルが高かった人にとっても「絵文字があるから簡単にダンスを練習できる」という需要があり、ただ見るだけではなく、見ている本人も流行に乗ることができる点が人気のポイントです。

#The next station is 〇〇(地名)

電車の車内放送で流れるアナウンス「The next station is~」と流行の「エモい」音楽を組み合わせた音源を使用し、停車駅の街の風景、停車駅の地域を特徴付ける建物、停車駅近隣の観光地、上空からの光景などをまとめた動画が人気です。

この動画ジャンルでは、日常では気付くことのできない風景や普段見ることのない自分が住む街の上空からの景色に壮大さを感じたり、人々の営みを客観的に見つめたりすることができます。同じ日本であっても車内放送の内容や声が異なるなど実際に電車に乗ってその地域へ訪れたように感じることができます。

音源や撮影の効果により、あなたが毎日見ている景色が少しカッコよくなって見えるかも。ぜひチェックしてみてください。

#fallingtrend

旅行先などで「横に倒れる」様子を撮影した動画を編集し、「倒れ続ける」動画も人気のジャンルです。

文章にすると分かりづらいジャンルですが、最もいいねを獲得しているfallingtrendの動画では1000万以上のいいねが寄せられています。 撮影した動画をテイラー・スウィフトの「Love story」に合わせて繋げただけの動画ですが、「横に倒れる」という同じ動作をしているのが面白く、海外から国内まで、さまざまなユーザーが同じ方法で動画を投稿しています。

登場人物の倒れ方と音楽が合わせてあり、リズム感もバッチリです。多くの動画の一番最後にはしっかりと倒れるというオチがつけられており「エモい」だけでなく「面白い」と感じることができる動画のジャンルです。

#回転界隈

現在非常に流行している回転界隈の動画です。

ただ回転しているだけの動画ですが、インフルエンサーのコーデ全体を見ることができる点、簡単に誰でもできる点、変わった振り付けがないためどこでも撮影できる点などのハードルの低さがきっかけとなり流行しました。

多くの動画で安室奈美恵の「girl talk」を音源として利用していますが、自分の好きな音源で動画を撮影することができるため、これからも長く流行が続いていきそうなジャンルです。

これまでとは比べ物にならないスピード感で流行が目まぐるしく変わるショート動画。投稿の気軽さから数多くのショート動画が投稿され続けていますが、そんなレッドオーシャンの中で投稿したショート動画を「バズらせる」ためにはどうしたらよいのでしょうか。

冒頭数秒に見どころを持ってくる

冒頭数秒に表示される動画の内容で視聴者に「見たい！」と思わせることが重要です。スワイプすると次から次に動画が表示されるショート動画投稿プラットフォームでは、冒頭数秒で見たいと思わなかった動画はスワイプされ、もう二度と同じユーザーに見られることがありません。そのため、冒頭で視聴者の意識を引く動画構成が必要です。

「知らないと損！」のように視聴者の損をしたくないという感情を煽る文章を入れることや、冒頭にショート動画の結末を表示し、動画残りの部分は結末に至るまでを投稿する形式、謎を残すことで視聴者の好奇心を煽る、動画を見ることでどんないいことがあるか（「モテるために必要なアクセサリーはこれ！」「肩こりに効くストレッチをご紹介！」）を冒頭で提示することなど多くの手法があります。

そのため、投稿したい動画に合わせて冒頭の魅力を高めることが可能です。

海外視聴者にもリーチできるような内容を構成する

ショート動画の性質上、日本語を使わずとも魅力的な動画を作ることが可能です。

日本最速でYoutube登録者1000万人を突破したSpider VAMBIさんのチャンネルに投稿されているショート動画の多くは日本語が使われていません。言葉がなくとも動画を見ているだけで楽しむ事ができるコンテンツが人気です。

このように日本語を使わないことで、日本人だけでなく海外の視聴者から人気を獲得することができます。日本だけではなく世界で勝負することで少ない日本人からの人気を奪い合う必要がなくなるのです。

複数プラットフォームに投稿する

Aさん「TikTokのこの人知ってる？？」

Bさん「その人TikTokもやってるんだ！いつもYoutubeショートで見てたよ！」

このような会話がZ世代のあるあるです。

会話例のように、1人の投稿者がTikTok、Youtubeショート、Instagramリールなど複数の投稿プラットフォームで同じ動画を投稿していることが普通です。複数のプラットフォームで動画を投稿することで異なるユーザー層にリーチすることができ、1つのプラットフォームで投稿を続けるよりもバズる可能性を高くすることができます。

「縦型ショート動画」という統一された規格を活かせるプラットフォームすべてで勝負することが大切です。

いかがだったでしょうか。

今回はショート動画いまつわるあれこれをご紹介しました。これからの動画市場の中で大きな影響力を持ち続けていくこと間違いなしのショート動画。ぜひショート動画に挑戦し、新たな可能性を模索してみてください。

私たちドコドアは、これまでに1,600社以上のホームページ制作やコンサルティングを請け負ってきた総合デジタルマーケティングカンパニーです。SEO対策やアプリ開発をはじめ、MEO対策、Web広告の運用代行、SNSマーケティングまで幅広いマーケティングの知識と経験を生かして、数多くのお客様の課題を解決してきました。

ぜひお気軽にご相談ください。

◎お問い合わせ・ご相談はこちらから

#ショート動画#ショート動画制作#SNSマーケティング