飲食店のホームページ制作|集客・ブランディングにつながるデザイン参考事例14選!

飲食店のホームページ制作・リニューアルを検討している方は、制作会社に依頼する前に「どんなホームページにしたいか」をイメージしておきましょう。Webサイトの中で表現したいコンセプトや打ち出したい強みを明確にしておくことで、訴求力のあるホームページを実現することができます。
こちらの記事では、これまでに1,600社以上のホームページ制作・コンサルティングを手掛けてきた「ドコドア」のノウハウをもとに、ユーザー視点で魅力を感じる飲食店のホームページを厳選。お手本にしたくなる14サイトをピックアップしました。
記事の後半では、効果的なホームページを作るために重要なポイントも解説しているので、参考にしていただけたら嬉しいです。
参考にしたい!飲食店のホームページ事例14選
さっそく飲食店・レストランのホームページの中から、おすすめの14サイトを紹介します。おなじみのチェーン店から食堂、カフェまでジャンルは様々ですが、どのサイトもお店のブランドをそのまま形にしたような魅力的なデザインばかりです。
コンテンツにも注目しながら魅力的なホームページを作るために重要なポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
【レストラン】ミツバチ食堂
引用元:ミツバチ食堂
こちらは、岐阜県にある自然食レストラン・ミツバチ食堂のホームページです。ミツバチ食堂では、無農薬の野菜やお米を使い、自然調味料で料理した優しい味わいの料理を楽しむことができます。
ホームページは白い背景に黒いテキストが浮かぶ、とにかくシンプルなデザイン。コンテンツのタイトルには手書きの文字が使われていて、どことなくお店の温かな雰囲気が伝わってきます。
「畑のこと」というコンテンツでは、野菜・お米の仕入れ先である岐阜県内の農家さんを紹介しています。食材や栽培方法だけでなく、農家さんとの関係性や人柄についても触れていて、どのような人が育てているのかがわかる安心感があります。地元の農家さんや地産食材へのこだわりが伝わってくる、お店のコンセプトにぴったりのコンテンツです。
【ラーメン・うどん・パン etc】角中株式会社
引用元:角中株式会社
こちらは、新潟県でラーメン店やうどん店といった複数の飲食店を経営している角中株式会社のコーポレートサイトです。1984年の創業以来、飲食店経営にこだわり続け、約40年で15店舗以上のお店を手がけています。
そんな角中株式会社のコーポレートサイトは、ブランドの多彩さが伝わるデザイン・コンテンツが特徴。地元・新潟に必要とされるお店づくりを大切にしている同社のメッセージがしっかり伝わるサイトになっています。
「ブランド・店舗」というページでは、同社が手がけるお店を一覧で掲載。ジャンルごとに分かれているため、ページ内の情報を探しやすいのが魅力です。各店舗をクリックすると、メニュー表や基本情報に加えて、お店ごとの特徴やこだわりまで紹介されていて、それぞれの店舗の強みが伝わるコンテンツになっています。
【和食】日本料理 かが万
引用元:日本料理 かが万
こちらは、季節感あふれる和食を提供する「日本料理 かが万」グループのホームページ。大阪府に展開する店舗で、茶懐石の伝統を受け継いだ四季折々の美味を堪能できます。
白と黒を基調としたホームページは上品かつ繊細な印象。明朝体で書かれた縦書きの文字からも和の趣を感じられます。
各店舗の詳細ページでは料理の写真がスライド式で複数表示されますが、その他のページでは意外にも料理の写真が少ない印象です。その代わりに「かが万について」というコンテンツで、店主が生まれ育った能登の美しい風景や趣のある店内の様子を載せることで、単なるメニュー紹介ではなく、料理の軸となるコンセプトを伝えています。
ページ遷移の際には、煙のようなエフェクトでコンテンツが切り替わり、雰囲気を保ちつつ程よい遊び心が感じられる工夫もされています。
【うどんチェーン店】丸亀製麺
引用元:丸亀製麺
続いて紹介するのは、全国、そして世界にも店舗を持つ大手うどんチェーン店・丸亀製麺。創業以来貫いている店内製麺へのこだわりと打ち立てのおいしさ、豊富なメニューで、多くの人の胃袋を掴んできました。
メインビジュアルは、熟練の職人によるうどん製造の工程を映した躍動感あふれる動画。動画の上にはキャッチコピーと一緒に「丸亀製麺のこだわり」というボタンが設置されていて、ユーザー視点で思わずクリックしたくなる工夫がされています。
サイト全体はうどんに合わせた薄いベージュの背景に明朝体の文字が並び、誠実かつ洗練された印象を受けます。お財布に優しいリーズナブルな価格が魅力のチェーン店でありながら、味も追求し続ける企業の強い信念を感じられるホームページです。
【居酒屋】暖だん
引用元:暖だん
兵庫県西宮市にあるおでんと地酒の店、暖だん。出汁でじっくりと煮込んだおでんと一緒に、ご主人おすすめの地酒を味わえると評判で、友達や家族を誘って訪れたいアットホームな雰囲気も魅力です。
トップページのメインビジュアルは、温かみを感じる写真をスライド式で表示。食欲そそるおでんの写真や、ずらっと並ぶ酒瓶の写真といったお店の名物と並んで、お客さんが談笑する様子を捉えた写真も表示され、お店の気取らない雰囲気を表現しています。
湯気のような白い手書きの線が現れたり消えたりするアニメーションも可愛く、目を引きます。料理や店内の写真が大小さまざまにレイアウトされているなど、あえてランダムに配置するゆるさも素敵です。
【ラーメン】拉麺ししまる
引用元:拉麺ししまる
拉麺ししまるは、愛知県にあるラーメン店です。屋台から始まり、クラウドファンディングによって店舗をオープン。夜7時から深夜3時までという夜型の営業時間で、ほっと一息つけるラーメンと場所を提供しています。
サイトカラーは白と黒で統一していますが、背景にザラザラとしたテクスチャーや写真を取り入れることでセクションごとにメリハリをつけています。
メニューはどんぶりを上から撮影した写真を切り抜いて使用。フォントは全てゴシック体で、視認性に配慮されているとともに、親しみやすい印象を表現しています。
ちょっとした写真のレイアウトやイラストのタッチに至るまで、一貫したブランドイメージを大切にした統一感のあるホームページです。
【食堂】寶屋(たからや)
引用元:寶屋
寶屋(たからや)は、大分県にある昭和5年(1930年)創業の老舗です。名物の日田チャンポンをはじめ、地元の食材や調味料を使った和食・洋食・中華料理やお弁当を提供していて、街の大衆食堂として幅広い世代から愛されています。
ずらりと並ぶ料理の写真と日田の風景がスライドで表示されるメインビジュアルからは、いつの時代も地元の人たちに親しまれていた情緒を感じます。
メインビジュアルの下部には、サイト内のメニューを大きく表示。それぞれ画像が付いたバナー仕様で、各コンテンツへの導線がわかりやすくなっています。コンテンツが少ない場合には、上下やサイドに文字だけでまとめるよりも見やすい印象です。
「寶屋」というコンテンツでは、寶屋の歴史や代表の思いが語られていますが、余白をきちんと確保することで可読性を損なわずに読み応えのあるページに仕上がっています。
【スペイン料理】Jose luis(ホセ・ルイス)
引用元:Jose luis
創業60年を超えるスペイン・マドリードのレストラン「Jose luis(ホセ・ルイス)」の日本初店舗として、日本の伝統・食材を融合させた新しいスタイルのスペイン料理を提供しているこちら。
ネイビーとベージュ、白でまとめられたホームページはシックで高級感のあるデザイン。セクションごとに英語のタイトルやキャプションがあしらわれていて、グローバルな印象を受けます。
テキストは日本語と英語で文字のサイズ・色にメリハリをつけているため、すっきり見やすい印象。タイトルの頭文字や、店名を型どったアルファベットの装飾でさりげなくおしゃれな雰囲気を演出しています。
【サラダ専門店】CRISP SALAD WORKS(クリスプ・サラダワークス)
CRISP SALAD WORKS(クリスプ・サラダワークス)は、東京に17店舗、大阪に1店舗を展開するサラダ専門店です。バリエーション豊富で彩り鮮やかなサラダが、心身の健康を支えてくれます。
ホームページのキーカラーは、グリーン×クリーム色でオーガニックな印象を演出。季節のトピックスを表現したメインビジュアルには、小さな文字で興味をそそる情報が記載されていて、クリックすると該当のブログページにリンクされる仕掛けが施されています。
ブログは「お店のひみつ」「サラダのひみつ」などのカテゴリーに分かれていて、「ひみつ」という言葉がクリック率向上の効果を高めています。オーダーの仕方や美味しさの秘訣というコンテンツもブログに紐づいていて、新鮮な情報を日々発信することを大切にしていることが伝わってきます。
メニューのセクションでは、影を残すように切り抜かれたサラダの写真を使用。食材の立体感を強調することで、ボリューム感や彩りを効果的に訴求しています。
Webサイト全体を通してクリエイティブの質が高く、デザイン性に優れたページに仕上がっています。
【カフェ】Oyako Cafe & Dounuts STEEN
引用元:Oyako Cafe & Dounuts STEEN
Oyako Cafe & Dounuts STEENは、その名の通り親子で食事を楽しめるよう、子どもを中心に考えたサービスを提供しているカフェです。
こちらのホームページは、手書きの文字やイラストが散りばめられたゆるい空気感が魅力。絵の具で周りを塗りつぶしたかのような写真の切り抜き方も独特で可愛らしいです。笑顔の親子であふれる店内の写真から「ここなら安心して子どもと食事を楽しめそう」という期待感が高まります。
グローバルメニューがドーナツのイラストを中心に放射線状に配置されていたり、メインビジュアル横の時間軸に合わせて写真が切り替わったりと、細かな工夫がサイト全体に遊び心をもたらしています。
【喫茶・カフェ】茶寮 FUKUCHA
引用元:茶寮 FUKUCHA
茶寮 FUKUCHAは、京都伝統の宇治茶と、それに合わせたお菓子のペアリングを楽しめるお店です。1790年に創業した福寿園の伝統が息づく、上質なお茶を味わうことができます。
柔らかな印象のオフホワイトの背景に明朝体の文字が並ぶホームページは、清潔感と落ち着きを両立した上品なイメージ。テキストは明朝体中心ですが、文字サイズや行間を工夫することで見やすさに配慮しています。
飲食店では珍しい「空間」というコンテンツでは、店内の様子を写真とテキストで紹介。椅子やテーブルが並ぶおしゃれな空間ですが、どこか日本的なエッセンスも感じられる和モダンな雰囲気です。写真が大きく表示されることで、ひと目でお店の世界観が伝わります。
【和食】本家 尾張屋
引用元:本家 尾張屋
本家尾張屋は室町時代から京都で菓子屋としての歴史をもっています。その後、江戸時代に蕎麦屋を開業し、現在に至ります。代表銘菓には「そば餅」があり、京都で親しまれています。
トップページの背景にはダークグレーを使用し、トップページのコンテンツには写真を多く使用しており、写真からしか伝わらない商品、メニューのイメージや雰囲気をアピールしています。
商品の紹介ページでも写真を大きく使用しています。写真は商品だけではなく周囲の余白を大きくとることで、歴史ある情緒的な印象を与えることに成功しています。写真をクリックすることで、スムーズに購入ページへ遷移できる点はユーザーに親切な設計です。
【鯛焼き専門店】鯛のない鯛焼き屋 OYOGE
引用元:鯛のない鯛焼き屋 OYOGE
「個性を尊重する」をメッセージに、鯛焼きではなくイワシやアジ、アサリの3匹を鯛のない鯛焼きを提供しているOYOGEのホームページです。
メインビジュアルはイワシ、アジ、アサリの3匹のイラストが担当しています。時々現れる、3匹がぴちぴちと跳ねるようなアニメーションは遊び心に溢れています。
オレンジ色をメインカラーにホームページを構成。文字はオレンジ背景を白抜きすることによって読みやすくなるよう工夫されています。
単に「鯛焼きだから鯛の形」とするのではなく、イワシ、アジ、アサリの3匹をメインとすることでOYOGEならではのメッセージ性を持たせ、鯛焼きに付加価値をつけています。ホームページも3匹を通したメッセージがきちんと伝わるようにわかりやすく作られています。
【マッシュルーム専門店】マッシュルームトーキョー 表参道
引用元:マッシュルームトーキョー 表参道
生マッシュルームをメインにした料理を提供する特徴的なお店です。新しい食文化の創造をコンセプトに、すべてのメニューにマッシュルームを使用しています。
メインビジュアルは実際の料理の写真を使用し、スライド形式で写真を見ることができます。「No mushroom No life」や「ほっぺたが落ちます。お気をつけください。」、「マッシュルームを食べる人生は、素晴らしい。」などマッシュルーム愛溢れるキャッチコピーからはお店のマッシュルームにかける想いが伝わってきます。
「STORY & KOBANASHI」のコンテンツではお店のニュースを知ることができ、また、シェフのこだわりや温かい人柄を知ることができます。
メニューを見ることができるセクションでは余白を活かし、料理が魅力的に見えるように構成されています。
飲食店のホームページ制作で押さえるべき3つのポイント
ここまで、参考にしたい飲食店のホームページ事例をポイントと共にお届けしてきました。ここからは、実際にホームページを作る上で、大切にしたいポイントを説明します。
押さえるべきポイントは下記3つです。
- ターゲット設定・分析をしっかり行う
- ユーザーの利便性・体験を大切に
- コツコツ運用してファンを作る
ターゲット設定・分析をしっかり行う
お店・サービスの魅力を効果的に訴求するためには、ターゲットを理解することがなにより肝心です。そのため、まずはお店を利用する顧客の中で、最も象徴となる利用者の人物モデル(=ペルソナ)を設定しましょう。
「20代男性」「40代〜50代の女性」といった幅のあるターゲット設定だけでなく、職業や年齢、家族構成といった細かい情報まで踏み込んで具体化することで、ユーザー視点が明確に。担当者間の認識を合わせるためにも効果的です。
ユーザーの利便性・体験を大切に
市場ニーズが「モノ」から「コト」へ移っている昨今。料理の味はもちろんですが、店舗の利用で得られる時間やサービスといった「体験」に価値を置く傾向が強まっています。
こうしたトレンドの中で、ホームページでも顧客体験(=UX /ユーザーエクスペリエンス)に最適化されたデザインが重視されています。お店の基本情報のほか、食材へのこだわりやどんな思いで運営しているかというこだわりを表現することで、サービスに付加価値を与えることができます。
また、先進的な仕掛けや美しいデザインはユーザーの関心を引くために効果的ですが、あまりにこだわりすぎて動きが遅かったり、情報が散らかっていて知りたい情報に辿り着くことができなければ元も子もありません。
ホームページは「伝わる」ことが最も大切です。ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツ作りを心がけましょう。
コツコツ運用してファンを作る
ホームページは開設したらゴール、ではありません。ホームページをファン獲得・リピーター獲得に活用するためには、日頃の運用が重要です。季節限定メニューのお知らせやユーザーに役立つキャンペーンなどの情報を定期的に投稿することで、ユーザーとの関係性を深めることができます。ホームページの効果を高め、集客・ブランディングにつなげるためにも継続的な運用を大切にしていきましょう。
まとめ|飲食店のホームページ制作会社選びに迷ったら
飲食店にとってホームページは、集客や認知度向上、ブランディングに欠かせない存在になっています。
利便性と訴求力を両立したホームページを作るためには、ユーザーを理解した設計と正しい分析・運用が不可欠です。そのため、ホームページを制作する場合は、Webマーケティングに精通している会社をパートナーに選びましょう。
当社ドコドアは会社設立以来、飲食店を含む1,600社以上のホームページを制作してきました。その経験から得たWebマーケティングの知識やSEO対策のノウハウを活用して、お客様の目的に合わせた提案をいたします。各種Webサービスに加え、顧客との関係性確立に役立つアプリ制作にも対応しているので、ご要望に応じてさまざまなサポートが可能です。
見た目が美しいのはもちろん、ユーザーに正しく伝わるデザイン・導線で魅力的なホームページを作りましょう。飲食店のホームページ制作を検討されている方は、ぜひドコドアまでご相談ください。
◎お問い合わせ・ご相談はこちらから
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https://docodoor.co.jp/design/
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