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神社・お寺のホームページ制作|集客・ブランディングにつながるデザイン参考事例17選!
神社・お寺のホームページ制作・リニューアルを検討している方は、制作会社に依頼する前に「どんなホームページにしたいか」をイメージしておきましょう。Webサイトの中で表現したいコンセプトや打ち出したい強みを明確にしておくことで、訴求力のあるホームページを実現することができます。
こちらの記事では、これまでに1,600サイト以上のホームページ制作・コンサルティングを手掛けてきた「ドコドア」のノウハウをもとに、ユーザー視点で魅力を感じる神社・お寺のホームページを厳選。お手本にしたくなる17サイトをピックアップしました。
記事の後半では、ドコドアの事例や、効果的なホームページを作るために重要なポイントも解説しているので、参考にしていただけたら嬉しいです。
参考にしたい!神社・お寺のホームページ事例17選
さっそく神社・お寺のホームページの中から、おすすめの17サイトを紹介します。誰もが聞いたことのある有名な参拝スポットから、地域社会をそっと見守り続けてきた小さな寺社まで様々ですが、どのサイトも寺社の雰囲気をそのまま形にしたような魅力的なデザインばかりです。
コンテンツにも注目しながら魅力的なホームページを作るために重要なポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
太宰府天満宮
引用元:太宰府天満宮
全国天満宮の総本宮であり、菅原道真公の御墓所として菅聖庿と称えられる太宰府天満宮。
ホームページは白地に游明朝体を合わせており、洗練され、落ち着いた印象を与えます。
四季折々の風景を見ることができる「四季の情景」も掲載。実際に訪れることを検討している閲覧者に具体的にイメージを抱いてもらうことができるコンテンツです。
清水寺「FEEL KIYOMIZUDERA」
現代から遡ること約1250年、778年開創の音羽山清水寺。清水寺で行われる僧侶の営みや季節の風景などの日常を記録し、無形の文化を継承するプロジェクトである「FEEL KIYOMIZUDERA」のホームページです。
外国人観光客にも対応できるように英文表記を中心としています。訪問客の属性に対応したデザインが魅力的です。
ホームページ内の文字サイズは小さく、ホームページの主役である美麗な写真の数々に干渉せず、魅力を最大限引き出す工夫がなされています。
出雲大社福井分院
引用元:出雲大社福井分院
福の神、縁結びの神として数多くの社で祀られてきた大国様を祀る、島根県出雲大社の北陸唯一の分院、出雲大社福井分院です。
メインビジュアルには福井分院を様々な角度・シーンから映した動画を掲載。明度を落とし荘厳な雰囲気を醸し出す動画は「結びの神に誓う万事の幸せ」というキャッチコピーと相まって出雲大社福井分院の神秘性を感じさせます。
フォントは細めの明朝体で、繊細で優雅な「和」の印象を演出しています。
明治神宮
引用元:明治神宮
明治天皇夫妻を御祭神とする明治神宮。ホームページは明治天皇について知ることができるコンテンツが充実しています。
ホームページは画像タイルとテキストのセットを基本とした構成。画像タイルをきっちりと並べるのではなく、崩して掲載しており、硬すぎず、窮屈な印象を与えないデザインにしています。
トップページ下部には明治神宮独自のおみくじである「大御心」をホームページでも体験できるコンテンツを掲載。明治神宮ならではのアピールに効果的です。
寒川神社
引用元:寒川神社
全国唯一の八方除の守護神としての歴史を持つ寒川神社。創建時期は不詳ですが、約1600年以上の歴史を持つと謂れがある、由緒ある神社です。
ホームページではページを遷移するときに表示される寒川神社の寺紋が印象的です。
コンテンツが表示される際のアニメーションも魅力的で、見ていて飽きない工夫がなされています。
正覚寺
引用元:正覚寺
1619年に開山され400年以上の歴史を紡ぐ実相山正覚寺。メインビジュアルがとても印象的なホームページになっています。
メインビジュアルには正覚寺の寺紋をモチーフにしたイラストを設置。ホバーで色や形が変わるインパクトのあるトップに仕上げています。
ホームページは正覚寺の1日を表す動画や、住職の朝勤、実際の祈祷風景など、正覚寺を身近に体感できるようなコンテンツで構成されています。正覚寺の雰囲気がありありと伝わってくるホームページです。文字サイズを拡大・縮小できる機能が実装されており、ユーザーに優しい配慮もなされています。
城山熊野神社
引用元:城山熊野神社
八咫烏をシンボルとする城山熊野神社。伊邪那岐命と伊邪那美命を祀っており、縁結びや夫婦和合のご利益があると言われています。
ホームページのテキストには明朝体を採用。トップページに埋め込まれたGoogleマップはテキストに合わせてモノクロに統一され、洗礼された上品な印象を受けます。
テキストとは対照的に、写真には鮮やかなカラーを用いることでメリハリのある構成となり、写真とテキストのどちらにも意識が向くようなデザインにまとめています。
星川杉山神社
引用元:星川杉山神社
およそ1200年の歴史を持つ星川杉山神社。日本武尊(やまとたけるのみこと)を御祭神としており、そのご神徳の高さは人々を惹きつけ続けています。
ホームページは全体的に手書き風イラストを多く使用しており、あたたかく優しい印象を受けます。画面の所々に登場する星川杉山神社のマスコットキャラクター「スギマロ」も可愛らしいですね。
他の神社には見られないマスコットキャラクターの存在と、ホームページの温かな印象がマッチしており、星川杉山神社だけの穏やかな雰囲気を形成しています。
住吉大社
引用元:住吉大社
1800年以上の歴史を持つ住吉大社。神道でもっとも大切とされる「祓」を司る住吉大神を祀っています。200万人以上が初詣に訪れることでも有名です。
住吉大社のホームページの特徴はコンテンツの多さです。トップページに掲載している「年間参拝者予測」では、年間の参拝者数を月別のグラフで表示。また、「祭りと年中行事」という下層コンテンツでは、月別に年中行事や祭りが解説とともにまとめられています。参拝時期の参考になりますね。
「住吉大社コラム」も「豆知識」「表現」など4つのカテゴリー区分で投稿が充実しており、住吉大社についてより深く知ることができます。
築地本願寺
引用:築地本願寺
アジアの古代仏教建築を模した外観やステンドグラス、様々な動物の彫刻など、オリエンタルな雰囲気が特徴の築地本願寺。創建は1617年まで遡り、焼失と再建を繰り返してきたお寺です。
表示画面の最上部には、「知る」「お参りする」などユーザーの興味に合わせてカテゴライズされたメニューが常に表示されており、ホームページ内を回遊しやすい構造。
トップページには築地本願寺が運営するX(旧Twitter)やYouTube、Instagramを掲載するセクションがあり、SNSへの導線がわかりやすく配置されています。
小栗山 不動院
引用元:小栗山 不動院
新潟県見附市にある不動院は、およそ千二百年の歴史を誇る真言宗の寺院です。各種ご祈祷やご葬儀のほか、お墓の継承問題や墓じまいの不安を解消する樹木葬や永代供養などにも対応しています。
落ち着いた深みのあるタッチの写真から、荘厳で美しい自然に囲まれた寺院の雰囲気が伝わる不動院のWebサイト。余白とズレを活かしたレイアウトでシンプルながら読みやすく、単調さも回避しています。
コンテンツでは「樹木葬」「永代供養」をメインに、ユーザーの気になる情報を分かりやすく解説。ユーザーの抱える不安や悩みを解消するポイントをギュッとまとめています。
真宗 大谷派 蓮照寺
引用元:真宗 大谷派 蓮照寺
室町時代に蓮如上人の弟子によって、現・新潟市西蒲区に開かれた寺院・蓮照寺。浄土真宗の寺院として現在まで600年もの間、宗祖・親鸞の教えを伝えてきました。
蓮照寺のWebサイトは、柔らかなタッチで描かれた蓮の花がポイント。名前にちなんだモチーフを用いて、サイト全体に統一感を与えています。
下層ページにおいても、写真をふんだんに用いてユーザーに安心感を訴求。住職の挨拶も掲載され、顔が見える信頼感や親しみやすさを演出しています。
鈴虫寺宝満宮 竈門神社
引用元:鈴虫寺
享保8年(1723年)に京都嵐山の妙徳山に鈴虫寺(華厳寺)を創建されました。令和5年に華厳寺創建300年という節目と、その15年後の令和20年には開山鳳潭上人の300年遠諱をを控えています。
メインビジュアルには厳かなアニメーションが採用され、カラーは白黒、鈴虫寺の達筆な字体。こられらの要素から洗練された寺社のイメージを与えることができます。
スクロールするとコンテンツの写真が挿入される作りになっており、ユーザーの目を引くことができます
神社・お寺のホームページ制作で押さえるべき3つのポイント
ここまで、参考にしたい神社・お寺のホームページ事例をポイントと共にお届けしてきました。ここからは、実際にホームページを作る上で、大切にしたいポイントを説明します。
押さえるべきポイントは下記3つです。
- ターゲット設定・分析をしっかり行う
- ユーザーの利便性・体験を大切に
- コツコツ運用してファンを作る
ターゲット設定・分析をしっかり行う
ホームページを閲覧するターゲットを想定しないままサイトを制作してしまうと、ただ情報を羅列しただけの目的が曖昧なサイトが完成します。写真やテキスト、デザインといったそれぞれのパーツがどんなに優れたものでも、コンセプトに一貫性がなければユーザーは不信感を抱いてしまうでしょう。
そのため、まずはターゲットを明確に定めましょう。ターゲットが明確になれば、コンテンツやデザインの方向性も必然的にまとまってきます。
多種多様な人々が訪れる神社・お寺だからこそ、最も象徴となる利用者の人物モデル(=ペルソナ)を設定し、ユーザー視点を明確にすることが大切です。「ホームページで誰に何を伝えたいか」をきちんと決めて、どのようにアプローチをしたらターゲットに響くのかを考えた上で、制作を進めましょう。
ユーザーの利便性・体験を大切に
ユーザー視点が重視されている今、神社・お寺のサイトでも顧客体験(=UX /ユーザーエクスペリエンス)に最適化されたデザインが必要とされています。長い歴史とともに形成されてきた特色を「どんなふうに打ち出すか」「それによってどんな体験を提供するか」という考えが大切なのです。
読み込みにストレスがない、情報の導線がわかりやすいといったページとしての使いやすさはもちろんですが、ご祈祷・ご葬儀などの情報を掲載したり、境内の雰囲気を伝える写真をたくさん取り入れたりと、ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツ作りを心がけましょう。
コツコツ運用・改善してユーザーとの距離を縮める
ホームページは制作してからの運用・改善が不可欠です。ユーザーの行動を分析して、よく利用されているページへの導線をトップに設置したり、四季折々に表情を変える神社・お寺の風景などをブログ形式で定期的に投稿したりして、ユーザーとの関係性を深めていきましょう。
まとめ|神社・お寺のホームページ制作会社選びに迷ったら
昨今においては、神社・お寺にとってもホームページは、集客や認知度向上、ブランディングに有効な存在となっています。
利便性と訴求力を両立したホームページを作るためには、ユーザーを理解した設計と正しい分析・運用が不可欠です。そのため、ホームページを制作する場合は、Webマーケティングに精通している会社をパートナーに選びましょう。
当社ドコドアは会社設立以来、神社・お寺を含む1,600社以上のホームページを制作してきました。その経験から得たWebマーケティングの知識やSEO対策のノウハウを活用して、お客様の目的に合わせた提案をいたします。
見た目が美しいのはもちろん、ユーザーに正しく伝わるデザイン・導線で魅力的なホームページを作りましょう。神社・お寺のホームページ制作を検討されている方は、ぜひドコドアまでご相談ください。
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ドコドア 編集部
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