VR・AR・MR・XRの違いとは|各技術の特徴と新潟で依頼できるおすすめ会社7選を紹介

VR、ARをはじめとする「XR(クロスリアリティ)」技術は、ここ数年で急速に進化を遂げ、一般生活者にとっても身近な存在になりました。ビジネスにおいてもユーザーに新たな価値を提供する手段の一つとして、さまざまな領域で活用されています。
そこで今回は、VR・AR・MRといった各技術の特徴と違いをわかりやすく解説。記事の後半では、新潟でXR技術を取り扱っている会社をご紹介します。
XR技術に興味のある方、利用を検討している方に役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
VR(仮想現実)とは
VRとは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略で、日本語では「仮想現実」と訳されています。
VRの特徴は、バーチャルな世界でリアルに近い体験ができること。VRを体験する際は現実世界を完全に遮断するために、視界を360°覆うVRゴーグルを装着します。すると、CGや360°カメラによって制作された、限りなく現実に近い仮想の世界に没入する感覚を楽しめます。
また、ユーザーは自由に視点を変えたり、リモコン操作によって自分の動きをVR映像内に反映したりできます。これにより、あらかじめ決められた内容を、決められたカメラワークで配信する従来型のメディアとは異なり、臨場感あふれる新しい体験が可能となりました。
VRを体験するには、ヘッドセット型のVR機器に加え、手足にセンサーを装着し、体を動かすことでアバターを操作する大がかりな技術を用いる場合もありますが、スマホをセットするだけで利用できるVRゴーグルも開発されており、こちらは手軽に入手できます。
元々はゲームや音楽をはじめとするエンターテインメントの世界での利用が主流だったVRですが、こうした技術の発展により、ビジネスや教育、観光など、他分野にも普及し始めています。
AR(拡張現実)とは
ARとは、Augmented Reality(アグメンティッド・リアリティ)の略で、日本語では「拡張現実」と訳されています。
ARは現実に仮想世界を重ねて拡張する技術のことで、作られた仮想世界に入り込むVRとは異なり、現実世界をベースに仮想世界の情報を重ねるのが特徴です。
VR同様、ゲームなどエンターテインメント分野での活用が盛んで、2016年にリリースされて大ヒットした「Pokemon GO」もARを利用したゲームアプリとして広く知られています。
ほかにも、スマートフォンを室内に向けることで家具の配置イメージが表示されたり、自分の顔に複数のメイクエフェクトを重ねることでコスメのお試しができたりと、家具店や小売業などのオンラインストアでもARが活用されています。
MR(複合現実)とは
MRとは、Mixed Reality (ミクスト・リアリティ)の略で、日本語では「複合現実」と訳されています。
MRは専用のゴーグルを装着して、CGを現実世界に映し出す、現実世界と仮想世界を融合させる技術のことです。ARと似た概念ではありますが、現実世界に仮想の存在を投影して現実を「拡張」するARに対し、MRは現実世界と仮想世界をより密接に「複合」していくという点に違いがあります。
MR技術では、ユーザーの動きに合わせたCGの表示やデジタル情報の操作、複数人での同時体験も可能。まるで仮想の存在が現実世界に出現したかのように動き回る様子を見たり、目の前に3D映像を表示し、入力したりすることもできます。
MRを体験するには専用のゴーグルが必要で、なかでも中国の企業が開発したスマートグラス「NrealLight(エンリアルライト)」が有名です。メガネ型のデバイスを装着することで、目の前の空間に100インチ規模の仮想モニターが出現し、現実世界の風景と重ねて3D映像を楽しめます。
現時点でMRが活用されているシーンは限られていますが、主に技術職の研修やトレーニングの現場で採用され始めています。今後はエンターテインメントからビジネスシーンまで、幅広い場面での利用が期待されています。
XR(クロス・リアリティ)とは
XRとは、Cross Reality(クロス・リアリティ)の略で、現実世界と仮想世界を融合することで現実にはないものを知覚できる技術、つまりVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称です。
また、VRとARを複合した技術など、VRかARかMRか、境界線を引くことが難しい場合にも用いられることがあります。
XRとメタバースの違いとは
ちなみにXR技術と混同されがちなワードに「メタバース」があります。メタバースとは、「Meta(超越した)」と「Universe(宇宙)」を組み合わせた言葉で、インターネット上の仮想世界のことを指します。
メタバースの大きな特徴は、場所を問わず誰もがオンラインで参加できること、そして、仮想世界でユーザー同士がコミュニケーションをとれること。
少しイメージが湧きづらいですが、任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」もメタバースの一つであり、近年では会議や展示会といったビジネスシーンにおいてもメタバースの活用が広がっています。
メタバースを実現するためにXR技術が利用されることもありますが、それは手法の一つであることを覚えておきましょう。
新潟のVR・AR・MR会社おすすめ7選
続いて、VR・AR・MRといったXR技術を取り扱っている新潟の会社をピックアップしてご紹介します。会社ごとに得意分野があるので、実現したいイメージを頭に浮かべながら、チェックしてみてください。
株式会社Gugenka®【XR全般】
引用元:株式会社Gugenka®
株式会社Gugenka®は、新潟に本社を構えるXRクリエイティブスタジオです。ARで好きな場所にデジタルフィギュアを飾れるアプリ「HoloModel」や、メタバースで使えるアバターを作成できるスマホアプリ「MakeAvatar」などを制作。バーチャルシンガー・初音ミクの公式イベントを共催するなど、新潟のXR業界を牽引する企業の一つとして知られています。
受託開発として、バーチャルで活躍するオリジナルキャラクターの3DCG制作や、アニメの世界観をVRで体験できるコンテンツの制作を行っています。
このほか、メタバースプラットフォーム「VRChat」の法人契約代行サービスを行なっていて、企業がメタバースをビジネス利用する際の契約や企画、制作もサポートしています。
【こんな人におすすめ】
- 実績豊富な制作会社に依頼したい
- エンターテインメントの用途でXRを使用したい
- 大規模のコンテンツやバーチャルイベントを検討している
■基本情報
会社名 | 株式会社Gugenka |
所在地 | 新潟県新潟市中央区南出来島1-10-7 出来島第一ビル 3F |
設立年度 | 記載なし |
制作実績例 |
|
電話番号 | 記載なし |
株式会社リプロネクスト【VR】
引用元:株式会社リプロネクスト
株式会社リプロネクストは、コンテンツ作りから発信までをトータルサポートしているWebマーケティング会社です。官公庁・教育機関・ハウスメーカーを中心に、集客や採用など幅広い目的に合わせて、メタバース開発やVRコンテンツ制作を行っています。コンテンツ制作だけでなく、VRをマーケティングツールとして導入した後の運用も支援してくれる点が魅力です。
リプロネクストのVRサービスで興味深いのは、ダンボール製オリジナルVRゴーグルの制作です。スマホにはめるだけでVR体験ができるというゴーグルは、組み立てが簡単で、オリジナルプリントが可能なため、ノベルティやグッズ販売などに利用することができます。
【こんな人におすすめ】
- 実績豊富な制作会社を探している
- マーケティング施策の一環としてVRの導入を検討している
- イベントのグッズやノベルティにVRゴーグルを制作したい
■基本情報
会社名 | 株式会社リプロネクスト |
所在地 | 新潟県新潟市西区小針が丘2-54 2F |
設立年度 | 2017年 |
制作実績例 |
|
電話番号 | 050-5319-5206 |
株式会社第一印刷所【VR】
引用元:株式会社第一印刷所
株式会社第一印刷所は、印刷物やWeb制作をはじめ、さまざまな関連サービスを提供している新潟の制作会社です。Webマーケティングの一環として、360°VR動画制作を行っています。
VR動画制作は制作費300,000円〜で、企画から撮影・編集、活用方法まで支援してくれます。工場見学やメーカーの商品説明、不動産の内覧など、さまざまな用途で使えるでしょう。
また、専用スタジオで撮影した映像をバーチャル背景と合成するプレゼン動画の制作も行っています。こちらは、2分間×5本の動画パッケージプランをベースに291,500円で依頼できます。オプションでシナリオやスライドの作成、テロップの挿入も可能です。
【こんな人におすすめ】
- 動画やコンテンツの企画から相談したい
- ビジネスやリクルートの用途で依頼したい
- 会社案内や商品紹介にかける時間と労力を削減したい
■基本情報
会社名 | 株式会社第一印刷所 |
所在地 | 新潟県新潟市中央区和合町2-4-18 |
設立年度 | 1947年 |
制作実績例 | VRに関する実績掲載はなし |
電話番号 | 025-382-7400 |
株式会社プレスメディア【VR】
引用元:株式会社プレスメディア
株式会社プレスメディアは、先ほど紹介した第一印刷所から分離独立した新潟の制作会社です。Webサイトの制作・プロモーションのほか、ドローンやVR技術を使った動画制作などを手がけています。動画制作では、WebコンテンツやテレビCM、デジタルサイネージなど、目的に合ったマーケティングプランの提案もしてくれます。
360°VR動画は、解像度8Kで撮影する美しい画質が魅力。VRの特徴である没入感をより高めてくれるでしょう。また、プレスメディアが開設した「VRAINS Mus.」というミュージアムサイトからは実際のVR映像を楽しめます。依頼する前に具体的なイメージを持つことができるのではないでしょうか。
【こんな人におすすめ】
- VR動画の活用方法のアドバイスが欲しい
- マーケティングの相談にのってほしい
- 解像度の高い美しい映像にこだわりたい
■基本情報
会社名 | 株式会社プレスメディア |
所在地 | 新潟県新潟市江南区曙町3-2-20 |
設立年度 | 1995年 |
制作実績例 |
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電話番号 | 025-383-1800 |
株式会社ファンタジスタ【VR】
引用元:株式会社ファンタジスタ
株式会社ファンタジスタはTV・ビデオ・ゲーム・劇場用映画などのアニメーションや特殊効果部門の企画・制作を行っている制作会社です。
VRコンテンツの制作ソリューションとして当社で提供している「iVRc Engine」では、豊富な実績とノウハウを活かし、コンテンツの演出・開発に加え、対象とするユーザー層や目的に沿った展示方法・運用まで一貫して提案してくれます。
また、ファンタジスタでは自社開発のコンテンツ再生プレイヤーを使用しており、高いクオリティを保持しつつ、カスタマイズにも対応。ゲームや観光案内、不動産の内見など様々な分野で活用できるVR動画を開発しています。
【こんな人におすすめ】
- 実績豊富な制作会社を探している
- 企画からアプリ化、展示まで一貫してサポートしてほしい
- 新潟の制作会社に依頼したい
■基本情報
会社名 | 株式会社ファンタジスタ |
所在地 | 新潟県新潟市中央区白山浦2-1-28 ITP白山浦ビル2F |
設立年度 | 2005年 |
制作実績例 |
|
電話番号 | 025-234-3421 |
ミリヤム新潟【VR】
引用元:ミリヤム新潟
ドローンによる空撮や360°VR動画などを手がける映像制作会社・ミリヤム新潟。撮影・編集のほか、イベントの動画配信も行っています。
ミリヤム新潟が強みとするのは、ドローンによる360°VR撮影。ドローン撮影とVR撮影を別々に行っている制作会社は多くありますが、 360°VR空撮は比較的珍しいのではないでしょうか。
料金は、同一場所で2フライト・合計30分程度で12万円〜、複数箇所の撮影でも1日上限24万円で依頼できます。解像度も5K以上あり、空からの貴重な映像を綺麗な画質で見ることができます。
【こんな人におすすめ】
- 空からの映像をプロモーションに使いたい
- 観光スポット・施設などの紹介にVRの使用を考えている
- 映像制作の実績が豊富な制作会社に依頼したい
■基本情報
会社名 | ミリヤム新潟 |
所在地 | 新潟県燕市吉田3421-6 |
設立年度 | 記載なし |
制作実績例 ※いずれも空撮の実績 |
|
電話番号 | 0256-93-1497 |
株式会社新潟放送【VR】
引用元:株式会社新潟放送
株式会社新潟放送は、BSNの愛称で親しまれる新潟の放送局です。2019年から360°映像コンテンツの提供をスタートし、新潟ならではの魅力を発信しています。
オリジナルコンテンツだけでなく、企業や自治体のプロモーション動画の制作にも対応。観光スポットや各企業・店舗の紹介、スポーツやイベント、エンターテインメントなどジャンルを問わずさまざまな映像を制作しています。
【こんな人におすすめ】
- 映像制作のノウハウを生かした提案が欲しい
- VRだけでなくドローンの撮影も考えている
- コンテンツ制作の企画から相談にのってほしい
■基本情報
会社名 | 株式会社新潟放送 |
所在地 | 新潟県新潟市中央区川岸町3-18 |
設立年度 | 1961年 |
制作実績例 |
|
電話番号 | 025-267-4111 |
まとめ
今回は、急速に利用拡大が進んでいるXR技術について詳しく解説してきました。XR技術をマーケティング施策として効果的に活用するためには、コンテンツ制作を目的とするのではなく、「ユーザーにどんな価値を届けたいか」を明確に定めることが大切です。
私たちドコドアは、これまでに1,600社以上のホームページ制作やコンサルティングを手がけてきた総合デジタルマーケティングカンパニーです。Webマーケティングに関する豊富な実績と知識、データを正しく読み解く分析力で、お客様の課題解決をサポートします。
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