介護・福祉のホームページ制作|参考デザイン事例11選!
成果が上がるコンテンツ構成も解説

介護・福祉のホームページ制作では、高年齢層の方も閲覧することが想定されるため、見やすく整理されたデザインが何より重要です。
また、介護・福祉関連のWebサイトを探している場合、現在進行形でお悩みや不安を抱えている方も少なくありません。そうしたユーザーに信頼感や安心感を与え、専門性を表現できるコンテンツ作りが大切です。
こちらの記事では、参考になる11サイトをデザインの方向性別にピックアップ。これまで介護・福祉関連の企業を含む1,600社以上のホームページ制作・コンサルティングを手掛けてきた「ドコドア」のノウハウをもとに、デザインやコンテンツ構成のポイントを解説します。
介護・福祉関連企業のホームページ新規開設やリニューアルを検討している方は、お役立てください。
介護・福祉のホームページで成果を上げるために必要なコンテンツ
はじめに、介護・福祉関連企業のホームページに必要なコンテンツを解説します。ホームページはただあればいいというわけではなく、ユーザーのニーズに応える構成になっていなくてはいけません。
サービスの強みを伝えるためには、次のようなコンテンツを取り入れましょう。
情報が整理されたトップページ
第一印象になるトップページは、非常に重要な役割を担っています。まずは、ファーストビューでどんなサービスを取り扱っているかを伝えること、そして、掲載している情報の動線をわかりやすく設置することを意識しましょう。
介護・福祉関連企業のホームページを見ているユーザーは利用を検討している場合がほとんど。
「話を聞いてみたい」「相談にのってほしい」と考えているユーザーがスムーズに問い合わせられるように、メインビジュアルに受付時間や電話番号といった問い合わせに必要な情報をわかりやすく記載する配慮も大切です。
サービス内容
介護サービス・福祉サービスといっても、その種類は多岐にわたります。そのため、どのようなサービスを提供していて、どのようなお悩みを解決できるのかが伝わるサイトを目指しましょう。
デイサービス(通所介護)やショートステイ(短期入所)など、複数のサービスを提供している場合は、サービスごとに整理して情報を掲載するとユーザーに伝わりやすくなります。
理念・コンセプト
ユーザーは自身や家族の悩みに寄り添ってくれる介護・福祉関連企業を探しています。どんな想いで施設・サービスを運営しているのかが伝わるページを作ることで、他のサービスとの違いを表現することができます。
また、ユーザーが抱える悩みの中にはデリケートな内容も含まれるため、信頼感を訴求することも重要です。ホームページの中でスタッフの人柄や保有資格、大切にしている想いを知ることができれば、ユーザーは不安を軽減することができるでしょう。
施設・設備紹介
大切な家族を任せる以上、安全かつ健やかに過ごしてほしいと誰もが考えるはずです。そのため、運動機能向上に役立つリハビリ機器や安全性に関わる設備、日々の食事など、生活環境の充実さをアピールすることも効果的です。
ただし、単なる紹介だと専門性が高く、伝わりづらいケースもあるので、「この設備で何を解決できるのか」「従来の設備とは何が違うのか」をユーザーにも伝わるように噛み砕いて紹介するとよいでしょう。
問い合わせフォーム
24時間365日受け付け可能な問い合わせフォームを設置することで、ユーザーのとりこぼしを防ぐことができます。資料請求(パンフレット請求)のフォームや相談予約のカレンダーなどを設置するのも効果的です。
清潔感/信頼感/爽やか を重視した介護・福祉のホームページ6選
はじめに紹介するのは、清潔感や信頼感が伝わる介護・福祉のホームページです。介護・福祉の現場において、清潔感は大切な要素です。見る人を選ばないデザインなので、性別や年齢を問わず多くの人に好印象を与えられるでしょう。
医療法人社団らぽーる新潟/社会福祉法人豊潤舎
こちらは、クリニックを母体に、福祉施設や介護サービス、訪問看護サービスなどを展開しているグループ企業のホームページです。
各法人で複数の施設・サービスを運営しているため情報量は多いですが、導線がわかりやすいグルーバルナビゲーションの工夫やすっきりとしたレイアウトで見やすいページになっています。
爽やかな水色を基調に、グラデーションなども取り入れていて、清潔感や信頼感を感じられるデザインに仕上がっています。
【ホームページ内のコンテンツ】
- グループ施設・サービス一覧
- 院長・スタッフ発表文章
- 法人概要
- 理事長ごあいさつ
- 採用情報
- お知らせ
- お問い合わせ
箕面グリーンビィラ
引用元:箕面グリーンビィラ
箕面グリーンビィラは大阪府箕面市にある介護老人保健施設です。
白をメインに、アクセントカラーには柔らかな色合いのグリーンを採用。使用色を最小限に抑えることでサイト全体の統一感が出ると同時に、すっきりと爽やかな印象に仕上がっています。
ホームページ内のコンテンツも特長や流れ、サービス内容や理念といった情報が整理されているので、どういったサービスが受けられる施設なのかがわかりやすく、信頼感を感じられるサイトになっています。
【ホームページ内のコンテンツ】
- 特長
- サービス内容
- ご利用の流れ
- 施設のご案内
- 採用情報
- お知らせ
- お問い合わせ
医療法人ハートフル
引用元:医療法人ハートフル
医療法人ハートフルは、広島エリアを中心にリハビリテーション・地域リハビリテーション・在宅医療を提供する総合福祉医療グループです。
施設の情報やサービス内容などを網羅したコーポレートサイトなので情報量が多いですが、メニューを整理することで使いやすいサイトになっています。
さらに、理事長挨拶では今までどんな想いで地域を支えてきたのかが歴史を踏まえて記載されているので、より理念に説得力を感じることができます。
【ホームページ内のコンテンツ】
- 事業案内
- 法人概要
- 採用情報
- おしらせ
- お問い合わせ
- 広報誌
- 広報動画
湖山医療福祉グループ
引用元:湖山医療福祉グループ
湖山医療福祉グループは、全国各地で高齢者施設や療養病床、児童福祉施設、保育園などを運営している総合福祉医療グループです。
こちらのコーポレートサイトでは、働く人の写真を多用することで信頼感や安心感を訴求。全体的に色味は抑え、余白を大きくとっているので、テキストが読みやすいのもポイントです。
整理されたフッターやサイトマップによってユーザーが使いやすく、さらに各内部リンクも丁寧に設定されているため、回遊性の高いサイトになっています。
【ホームページ内のコンテンツ】
- グループについて
- 沿革
- 事業案内
- 施設紹介
- 教育・資格
- 湖山の人びと
- 私たちの取り組み
- 採用情報
燕・弥彦医療介護センター
引用元:燕・弥彦医療介護センター
新潟県燕市と弥彦村の在宅医療・介護の連携拠点になっている燕・弥彦医療介護センターのホームページ。
線画のイラストを使用したメインビジュアルは、キーカラーの2色(ブルーとイエロー)でまとめているため、親しみやすさと信頼感を両立しています。
また、随所にピクトグラムや図表を用いることで、初めてサイトを訪れる方や医療・介護に詳しくない方でも、どのようなサービスを提供しているかがイメージできるようになっています。
【ホームページ内のコンテンツ】
- 燕・弥彦医療介護センターについて
- センターから皆様へ
- お知らせ
- 事業所一覧
- 住民の皆さまへ
- 関係者の皆さまへ
- お問い合わせ
UMICAHI
引用元:UMICAHI
熊本市・益城町を中心に、訪問看護やリハビリテーションなどのサービスを提供しているUMICHI。「人と人とのおつきあい」の延長線上に医療介護サービスがあるという考えのもと、高齢者の日々の暮らしをサポートしています。
立ち上げメンバーが惚れ込んでいるという「海」を連想させる水色が爽やかなUMICAHIのサイト。冷たさを感じさせないよう、丸みのあるフォントや水彩のようなあしらいが使われているところがポイントです。
利用者とスタッフが寄り添って笑う写真からは温かい雰囲気が伝わります。「相手を想う」ことこそが「人と人とのおつきあい」の第一歩であるとするUMIKAHIの価値観が表現されたサイトです。
【ホームページ内のコンテンツ】
- 私たちについて
- サービス
- UMICAHIエピソード
- スタッフ紹介
- ブログ
- お問い合わせ
親しみやすさ/アットホーム/安心感 を重視した介護・福祉のホームページ5選
次に紹介するのは、親しみやすさを感じられるような温かみのあるデザインが魅力的な介護・福祉のホームページです。人と人との繋がりが伝わるホームページは、施設選びの決め手になるのではないでしょうか。
あいのわ福祉会
引用元:あいのわ福祉会
あいのわ福祉会は1959年に設立された「足立区肢体不自由児者父母の会」を前身に持つ、東京都足立区の社会福祉法人です。現在は介護事業や就労支援事業を中心に8つの事業所を運営しています。
ピンクと緑をベースに、ポップで可愛らしい雰囲気のあいのわ福祉会のサイト。「あいのわ」という名前の通り、「輪」を連想させる丸いモチーフがサイト全体の至るところに使われています。
そして、何と言っても目を引くのは、利用者と従業員の弾ける笑顔の写真たち。笑い声が聞こえてきそうなくらい口を大きく開けて笑う姿からは、施設での時間や生活を思い切り楽しんでいる様子が伝わります。
法人名に込められた想いやコンセプトを巧みに落とし込んだデザインと、明るく楽しげな日常を切り取った写真で安心感が伝わる魅力的なサイトです。
【ホームページ内のコンテンツ】
- 法人紹介
- あいのわストーリー
- 情報公開
- 事業所のご案内
- あいのわの支援の特徴
- 活動紹介
- 新着情報
- ブログ「あいのわ便り」
- 広報誌「あいのわ図書館」
- お問い合わせ
なないろグループ
引用元:なないろグループ
なないろグループは発達障害を持つ子供たちの発育・教育支援に取り組む団体です。株式会社ドリームリンク、株式会社ドリームリンクプラスの運営のもと、大阪府を中心に5つの施設を運営しています。
名前の通りカラフルな色が映えるなないろグループのサイト。装飾部分で色を多く用いる分、背景は白でシンプルに抑えています。写真やボタンは、まるで子供がハサミで切り抜いたような凸凹とした形。さらに、くりくりした目が可愛らしいイラストで、親しみやすさを訴求しています。
グローバルメニューは、ホバーすると文字が上にぴょこんと飛び上がる仕組み。また、背景のイラストやサイドメニューにもアニメーションが付けられるなど、動作にも抜かりない工夫が施された遊び心満載のサイトです。
【ホームページ内のコンテンツ】
- なないろグループとは
- スタッフ紹介
- ご利用案内
- お知らせ
- 採用情報
- お問い合わせ
RiRus(リールス)
引用元:RiRus
ケア21グループが提供している地域密着型の障がい者(児)支援サービス、RiRus(リールス)。ケア21グループは福祉・医療・教育・文化の4分野で事業を展開しており、「リールス」シリーズにおいては、全国で19施設を運営しています。
写真や枠線は手書きのような歪みのある形が特徴的。なかでもトップページのメインビジュアルは、画像枠がゆらゆらと波打つように動いて形を変えています。絵の具を塗ったような大小さまざまなモチーフも可愛らしい印象です。
リールスが行っている4つの事業にはそれぞれテーマカラーが定められており、ロゴマークの四葉のクローバーと同じカラーリングで色分けがされています。カラフルな色合いで親しみやすさを訴求するだけでなく、効果的な色使いでユーザビリティにも優れたサイトです。
【ホームページ内のコンテンツ】
- RiRusとは
- サービス案内
- 事業所一覧
- ご家族さまの声
- ご利用の流れ
- よくある質問
- 会社概要
- お知らせ
- 資料請求・お問い合わせ
リニエ シューレ
引用元:リニエ シューレ
リニエ シューレは、国家資格を持つ療法士が指導する認知機能をふまえた学び・育ちの支援教室です。子供の学習や運動に関する悩み・困りごとに寄り添い、適切なアセスメント・指導を行うサービスを提供しています。
くすみがかったグリーンを基調とするリニエ シューレのサイトは、これまでに紹介したサイトと異なり、落ち着いた色合いで安心感を与えます。それだけに固い印象になりすぎないよう、親しみやすいイラストを載せたり、写真の角を丸くしたりすることで、柔らかさもプラス。程よいバランスで穏やかな雰囲気が伝わるサイトに仕上げています。
リニエ シューレでもサービスごとに色分けをしていますが、ベースの色に合わせてくすみカラーを用いることで、統一感を与えているところがポイントです。単純に色数を絞るのではなく、色の明度や彩度を揃えるだけでサイト全体の雰囲気をまとめることができます。
【ホームページ内のコンテンツ】
- リニエの特徴
- サービス紹介
- 教室一覧
- 利用料金
- スタッフ紹介
- スタッフブログ
- よくある質問
- お知らせ
- 各種お問い合わせ
- 資料請求
にこり
引用元:にこり
NPO法人にこりは医療的ケアを必要とする子供と家族を支援する活動を行っています。NICU(新生児集中治療管理室)や小児科での勤務経験がある看護師をはじめ、理学療法士や保育士、介護福祉士など、様々分野における専門家が揃うプロフェッショナルなチームです。
イラストが可愛らしいにこりのサイト。パッと見ただけでも癒やされる可愛さですが、写真を下から支えるリスや、マップの上で事業所の場所を指すアライグマなど、ストーリー性があるところも見どころです。
フッターに設置されたSNSボタンもユニーク。もぐらがSNSアイコンをコロコロと転がしてクリックを促しています。他にもコミカルな動きをするアニメーションが随所に用いられており、細部までじっくり目を通したくなるサイトです。
【ホームページ内のコンテンツ】
- にこりについて
- にこりができること
- 寄付する
- お知らせ
- にこりの物語
- お問い合わせ
介護・福祉のホームページ制作で押さえるべき3つのポイント
ここまで参考にしたい介護・福祉関連企業のホームページを紹介してきました。
ここからは実際にホームページを制作・リニューアルする上で、大切にしたいポイントを説明します。
押さえるべきポイントは下記3つです。
- ターゲット設定・分析をしっかり行う
- ユーザーの利便性・体験を大切に
- コツコツ運用してファンを作る
ターゲット設定・分析をしっかり行う
ホームページを制作する時には、ターゲットの設定が重要です。なぜなら、ターゲットによって、デザインのテイストやコンテンツ構成が大きく変わるからです。
介護・福祉サービスを探しているユーザーをイメージし、ターゲットに寄り添ったホームページ制作を行いましょう。
ユーザーの利便性・体験を大切に
介護・福祉関連企業のホームページを訪れる人は、なんらかの課題を抱えていることが考えられます。実際に利用してもらうためには、サービス内容や強み、他法人との違いなど、検討材料となる情報を掲載することが大切です。
また、情報の探しやすさ、スムーズな動きといったユーザー体験(=UX /ユーザーエクスペリエンス)への配慮も重要です。
コツコツ運用・改善してユーザーとの距離を縮める
ホームページは制作してからの運用・改善が不可欠です。ユーザーの行動を分析して、よく利用されているページへの導線をトップに設置したり、介護・福祉に関するお役立ち情報をコラム形式で定期的に投稿したりして、ユーザーとの関係性を深めていきましょう。
まとめ|介護・福祉のホームページ制作会社選びに迷ったら
今回は、介護・福祉のホームページ制作に関する情報をまとめてお届けしてきました。
ユーザーの悩みやニーズにマッチしたホームページを作ることで、SEOで上位に表示されるようになり、貴法人の魅力がユーザーに伝わりやすくなります。
しかし、成果を上げられるホームページを作るためには、ユーザーを理解した設計と正しい分析・運用が不可欠です。そのため、ホームページの制作を依頼する場合は、Webマーケティングに精通している会社をパートナーに選びましょう。
当社・ドコドアでは、これまでに全国1,600社以上のホームページを制作してきました。その経験から得たWebマーケティングの知識やSEO対策のノウハウを活用して、課題解決に向けた提案をいたします。まずは、お気軽にご相談ください。
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